《【WEB版】王都の外れの錬金師 ~ハズレ職業だったので、のんびりお店経営します~【書籍化、コミカライズ】》66.霊王様へのプレゼント①
「そういう訳でね、霊王様たちになにかお禮をしたいと思うのよね」
私は今、ドラグさんとリィンの工房に出向いて、リィンと向かい合ってテーブル向かいに座っている。そして、今日もドラグさんは出かけているとの事で、遠慮なく霊王様のことを話題にしているのだ。
「ん〜。霊王様、ここから先はしばらく覗き止っ!」
ブンブンと頭上をリィンが腕を振り回している。効果あるのかしら?
「ダメですよ~!サプライズなんですからねっ!」
私も頭上に向かってんでみた。うん、聞いてくださってるといいな。
「さて、本題にろうか!」
リィンが私の方にを向けた。
「うん!」
私は大きく頷いた。喜んでいただけるものを頑張って考えなくちゃ!
「まずは、デイジーとアタシの手が両方加わってるってことが大事だよな」
うんうん、と私は同意する。
「そうねえ、私が作った合金で、リィンが細工して、協力したものがいいわね」
すると、同じようにリィンがうんうん、と頷く。
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デザインはっと……。
「やっぱりお揃いが喜びそうな気がする……」
私がぼそっと呟く。
「そうだよね。作る素材が違うんだったら、せめてデザインは同じにしたいね」
うんうん、とリィンも同意して頷いてくれた。
「絶対喜ぶよー!照れそうだけどね」
と言って、想像して二人で顔を近づけてクスクス笑う。
「採取に行くのはちょっと急だから、素材屋さんでしたいんだけれど、付き合ってもらっていいかな?」
私はリィンに頼んでみる。すると、オッケーっと気持ちよく返事をくれた。
◆
素材屋さんが集まる通りにやってきた。
街路樹が初夏の濃い合いになり、私たちに降り注ぐ日差しはし汗ばむ気だ。
寶石や魔法石を取り扱う店のうち、一軒の店に目が止まって、そこですることにした。なんて言うか、ここにあるって気がしたのよね。
「「こんにちは」」
「いらっしゃい!お嬢さんたちは何をお探しかな?」
子供相手と侮ることも無く、気さくに用件を尋ねてきてくれる。良かった!
「私、錬金師で。守護効果のある合金を作りたくて、素材を探しに來たのよ」
そう説明するも、初めての店で勝手がわからず、店をキョロキョロ見回す私たち。
……沢山ありすぎて分からない!
「こっちのガラスケースの中に飾ってあるのは、寶石として価値が高いか、魔法石として特殊な効果があるものを置いてるよ!あっちの木箱にれられているやつは、もし掘り出しを見つけられたらラッキー!ってじかな?木箱のはどれも一個大銅貨五枚でいいよ」
困っていると、店主は気さくに店の商品の配置を教えてくれた。
まず、ざっとガラスケースの中のものを鑑定で見て、ピンとくるものがないかを探す。
……なんかイマイチだなあ。ちょっとピンと來ない。
ダメもとで、木箱に放り込まれている々な石を順番に手に取って探してみた。
……これも違う。
……これは綺麗なだけ。
……あら?
【幸運の石】
分類:寶石・材料
品質:中級品~高級品
詳細:幸運を呼び込み、災いを退ける不思議な石。そのままでもいいが合金にしても効果は損なわれない。ある金屬と混ぜた場合、効力が倍増する。
気持ち:僕といれば幸せになれるよ!
……『中級品~高級品』っていうのは初めてね。合金化の結果に違いが出るのかしら?実はすごいものだったりするかも?
それは、手のひらに乗る河原の小石サイズで、らかな白の白雲母のような沢と模様を描く優しい合いのつるりとした石だった。鑑定の結果もだけれど、なにか惹かれるものがあったのよね。
私はその石を手に取って、鑑定した結果を説明すると、「お、それいいんじゃない?」と同意してくれた。そんなリィンに耳打ちで相談する。
「ねえリィン。霊王様にはこれで私たちとお揃いの指を作るとして、余った合金でペンダント三個分にしてもらうのって可能かしら?」
「うん、前みたいなインゴットサイズでくれるなら充分だと思うよ」
……これなら、ミィナとマーカスにお留守番やお使いを任せても、事件に巻き込まれる可能は減るわよね。それに、カチュアにも々店の経営のこと見てもらってるからお禮したいし!
「店主さん、石はこれにするわ。ここのお店には純銀とかのインゴットは置いているかしら?」
ガラスケース越しにたっている店主に、『幸運の石』を一個差し出して、店主に尋ねた。
「おや、お嬢さんは掘り出しものを見つけたのかな?金屬はアクセサリー用ならいくつか揃えているけれど、出してみるかい?」
「お願いします!」
良かった、あちこち回らずに済みそう!
「純銀だと……『まあ、いいかもね』か」
「金は……『僕とお似合いじゃないの見て分からない?』」
「ミスリルだと……『大人の階段を上がりたいな♡』?ミスリル側は……『一人前にしてあげる♡』」
ハートがついてるってことは多分、とても相がいいってことよね。お互い乗り気みたいだし。
「ミスリルが相良さそうだから、ミスリルのインゴットを一個ちょうだい。あとは、私のこの指のような小ぶりの寶石は扱ってないかしら?」
「それだと、ウチより向かいの店の方が種類が多いから、々選べると思うよ!」
そう言って、店の窓から見える向かいの寶石店を指さして教えてくれた。
私たちは、その店で、『幸運の石』とミスリルのインゴットの會計を済ませ、向かいの店へ移った。
向かいの店主が言っていた通り、その店には、同じ緑にしてもんな合いやサイズ、カットの石が取り揃えられていて、選ぶのに苦労はしたが、『揃い』と言えるような合いとデザインの石を買い求めることが出來た。
……さあ、頑張って作らないと!
サプライズプレゼント考えるのって楽しいですよね!ヾ(*'ω'*)ノ
兄と妹とVRMMOゲームと
想いを幻想へと導く世界、VRMMORPG『創世のアクリア』。 蜜風望はそのゲームをプレイしている最中、突然、ログアウト出來なくなってしまう。 ギルドマスターであり、友人である西村有から『ログアウト出來るようになるアイテム』を生成すればいいと提案されるが、その素材集めに向かったダンジョンで、望は一人の青年に出會った。 青年は告げる。 彼の妹である椎音愛梨に、望のスキルを使ってほしい、と。 これは、二組の兄妹の想いが、奇跡を呼び寄せる物語ーー。 第4話以降からは、ログアウトできるようになり、現実と仮想世界を行き來することになります。 第9話と第26話と第83話と第100話と第106話と第128話と第141話と第202話と第293話と第300話のイラストを、菅澤捻様に描いて頂けました。 挿絵に使用してもいいという許可を頂けたので掲載しています。 菅澤捻様、ありがとうございます。 ☆がついている話數には、挿絵があります。 この小説は、マグネット様とノベリズム様にも投稿しています。 第二百六十八話からの更新は、一週間に一度の更新になります。
8 166錬成七剣神(セブンスソード)
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8 177Lv.1なのにLv.MAXよりステ値が高いのはなんでですか? 〜転移特典のスキルがどれも神引き過ぎた件〜
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8 156異世界は現実だ!
闇サイトに登録した主人公は厳正な審査の結果?、異世界に飛ばされ絶望的な狀態からたくさんの人々と出會い個人最強、ギルド最強を目指していく、主人公成長系物語! 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 「異世界は現実だ!」を開いて頂いてありがとうございます!竹華 彗美です! 進むのが早いところがあり説明不足なところ、急展開な場所も多いと思います。溫かい目でご覧下さい。 フォロー220超えました!ありがとうございます! いいね550超えました!ありがとうございます! 二萬回PV達成!ありがとうございます! 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 18時に更新しています。 質問や疑問などもコメント欄にて受け付けています。 現在一話からの誤字脫字の直し・內容の矛盾の訂正・補足説明などの修正をさせて頂いております。それでも見落としがあると思いますので気軽に教えて頂けると嬉しいです。11/18 読者の皆様、いつも「異世界は現実だ!」をお読み・フォローして頂きありがとうございます!作者多忙で更新が遅くなっています。ゆっくり長い目で見て頂けると嬉しいです。これからもよろしくお願いします! 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 「小説家になろう」でも掲載を始めました。 Twitter投稿始めました。 @takehana19
8 82ファルダーミール -明日の世界-
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