《【WEB版】王都の外れの錬金師 ~ハズレ職業だったので、のんびりお店経営します~【書籍化、コミカライズ】》88.エルフの里
人間のでエルフの里に足を踏みれてしまったらしい私たちは、無數のエルフたちに矢を向けられていた。マルクとレティア、リィンはいつ戦闘になってもいいように構えをとる。
両者の間に、迫する無音の時が過ぎていく。
そして、その沈黙を破ったのはリーフの聲だった。
「緑の霊王の庇護をけるエルフのでありながら、方のし子デイジー様に刃を向けるとは何事だ!」
「従魔……いや、聖獣殿の額に飾られた緑の石……」
「霊王様の……?」
「じゃあ、その聖獣殿の上にいらっしゃるのがし子様……!?」
ざっと音を立てて一斉にエルフ達が弓をおろし、片膝を突いて頭を垂れる。
そして、最初に私たちに警告を発した彼が、謝罪の言葉を述べた。
「気づかなかったとはいえ、我らが庇護をいただく緑の霊王様のご寵をおけの方に武を向けたこと、誠に申し訳ございません!!」
「なあレティア」
「なんだマルク」
「エルフの里に迷い込むってのがまず普通じゃない。しかも彼らに一斉に頭を垂れられているってどういう狀況だ?」
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「今のこの狀態だろうな。いいんじゃないか?あの數とやり合うのは本意じゃない」
「……まぁ、そうだな。それにしても、デイジーはなんでされたエルフの里の場所をあっさり見つけるんだろうな」
「……なあ、マルク。もう、『デイジーだから』でいいんじゃないか?」
「そっか」
ちなみに、リーフに「庇護をってどういうこと?」って聞いたの。そうしたら、私たちの世界では、エルフの里というものは、そもそもこの大陸のどこにあるのかということも明確ではない、緑の霊王様が與えたの場所に住んでいるのだそうよ。今回の転送陣のように、里と繋がる地點はあるみたいだけれど。
彼らは総じて特徴的な尖った耳としい容姿、そして長い壽命を持つらしいわ。でも、そのしさと數のなさによる貴重さから、安易に人里を訪れれば、たちまちを持った人によって捕えられ玩用の奴隷にされてしまう。だから、彼らは人里からされた場所からしか來ることの出來ない、この緑の桃源郷で生活をしているのである。
私の求めに応じて転送陣までの道を開いたエント達も、普段は悪しきものからあの転送陣を護っている、エルフたちの守り人だったんでしょうね。
「……うーん、そんなに謝らなくてもいいんじゃないのかしら。だって、私たちが勝手にあなたたちの住まいにり込んだのは本當だし。それに、し子かどうかなんて、あなたたちが知らなくて當たり前よ。初対面なんだもの。もう頭を上げてしいわ。誰も悪くないんだから」
私は、頭を下げたままのエルフたちを、宥めることにした。
「でも、リーフが強く言ってくれたおかげでこの場は収まったわね。ありがとう」
そう言って、私はリーフの頭をクシャリとでた。リーフは、嬉しそうに目を細めた。
そうして、私の言葉をけて頭を上げ始めたエルフ達。そして、一人のエルフが、そう、最初に私たちに警告した彼だ。彼が、用に木々の枝の上を飛んで私の方へ近づいてきた。
「私はこのエルフの里の騎士隊長をしております、エルサリオンと申します。先程は大変失禮を致しました。ところで、し子様におかれましては、なぜ我々の里に足をお運びいただいたのでしょうか?」
エルサリオンという名のエルフは、私の前に來ると、膝を突いてに手を當てて私を仰ぎみる。
だから、私は真っ直ぐに中央にある大木を指さしたの。
「だって、あの子が苦しいって。助けてって呼んだんだもの」
「世界樹が……」
エルサリオンが呟いた。
「世界樹?」
「はい、世界を支える三本の世界樹のひとつがあれです。し子様がお気づきのとおり、あれは病んでおります。なるほど、それで世界樹自らがし子殿を呼んだのか……」
彼は納得がいったようで、頷くと、すっくと立ち上がった。
「緑の霊王のし子様、そして、お連れの皆様。我が主、我ら(ひ)のエルフ族の王様の元にご案します。どうか、ご一緒に來て戴けませんか?」
「……いいかしら?」
私は、マルク、レティア、リィンの方を見て尋ねた。
「……イエス以外に今選択の余地はないと思うが」
レティアがストレートにこの狀況を理解して返答する。結局他のふたりもその言葉に頷き、エルサリオンの案をけることになった。
そうそう、道中、どうしても私ばかりが「し子、し子」と呼ばれるのが居心地悪くて、言ってみたの。
「ねえ、エルサリオン。あの子、リィンも土の霊王のし子だからね?」
「えっ!」
やはり気づいていなかったようで、エルサリオンはリィンにも必死に謝罪をしていた……。意地悪したんじゃないわよ?
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