《【書籍化】Fランク冒険者のり上がり、俺だけができる『ステータス作』で最強へと至る【コミカライズ】》『取得スキルポイント増加』『取得ステータスポイント増加』取得
「さて、今日もやるか!」
治癒魔法で疲れたせいか、ぐっすりと朝まで眠った俺はをばすと元気な聲を出した。
「とりあえず、職業を戦士に戻してスキルもレベル3に振ってみたけどどうなるか?」
昨晩意識を失う前に考え付いた『取得スキルポイント増加』と『取得ステータスポイント増加』さらに『バッシュ』をレベル3まで上げてみた。
本當は一気に5まで上げようかと考えたのだが、もしこれで外れスキルだった場合、目も當てられなくなる。得られるポイントに限りがある以上段階を踏むことにした。
「んー、今日もゴブリンにしておくかな?」
今日もゴブリンなら三日連続になる。これまでは一日や二日、時間をおいて狩っていたのだが、新しい力を早く試したくてうずうずしている。
「よし決めた。今日はちょっと違う場所へと行ってみよう」
やる気に満ちあふれた俺は冒険者ギルドへと向かうのだった。
「へ? コボルト討伐ですか?」
「はい、お願いします」
Advertisement
いつもの付嬢が目を丸くしている。今回俺がけた依頼は『コボルトを五討伐』だったからだ。
「その……大丈夫なんですか?」
心配そうな表を浮かべている。俺のける仕事には興味がないと思っていたのだが、どういう心境の変化なのだろう?
「はい、特に問題はないかと?」
「ええとですね、ティムさん。コボルトはゴブリンと違って人間と大きさが変わりません。武も棒などではなく金屬でできた得を持っています」
「……そのくらいは知っていますけど?」
急に説明を始めたので首を傾げる。
「さらに急所を鎧で覆っており、ほぼ単獨行をしませんよ?」
「ええ、知ってますけど?」
『駄目だこいつ』みたいな顔をされた。
「それじゃあ、時間が勿ないので俺は行きますけど」
とりあえずそれ以上の言葉はなかったのでそのまま出ていこうとする。
「あっ……ちょっとまっ――」
何やら大げさにんでいるようだが、あまり騒がれて注目されたくない。俺は彼を無視するとコボルトが生息する巖場へと向かった。
「よし、到著」
到著したのは無數の巖が點在する殺風景な場所だった。
コボルトはゴブリンの次に弱く、トロルやオーガなどの天敵も多い。
そんなわけで、こうした巖場のにを掘って隠れ住んでいる。
俺は慎重な足取りで周囲を探索し続けることにした。
用心深い相手なので索敵にはゴブリン以上に気を使う必要があるかと思ったのだが……。
「ウウウウウッ!」
あっさりと一匹のコボルトが目の前に現れた。
「一匹というのは都合が良いな」
基本的に単獨行をしないはずのコボルトだが、もしかして俺が弱そうだから勝てると思って姿を現したのだろうか?
まずはスキルを使わずに攻撃を仕掛けることにする。
「はああああああっ!」
ショートソードを振りかぶりコボルトに斬りかかる。
「ガルッ!」
向こうも持っていたショートソードでけ止めたため『キンッ』と音がして嫌な汗が出た。
もしかすると、こうして戦いを長引かせて仲間が來るのを待っているのではないかと思ったからだ。
「このっ! このっ!」
剣を振り回すたびコボルトがけに回る。どうやら俺の方が力が強いらしく、攻めに回れないでいるようだ。
「これなら普通に戦っても負けない!」
スキルに頼るばかりではいけない。そう考えて試してみたが『ステータス作』を行ったことで地力も確実についていたようだ。
「ガウッ! ガウッ! ガウッ!」
次々とコボルトの攻撃をはじき返す。
けに回ってみてもわかる。攻撃が軽いのでいつでも主導権を奪い返せそうだ。
「ガガウッ⁉」
俺は何度かの打ち合いのあとコボルトの剣をはじくと、
「バッシュ!」
隙だらけになったを薙ぎ払った。
「えっ?」
コボルトのに深い傷がつきそのまま倒れる。どうやら絶命しているようだ。
「まさか、一発で?」
バッシュのレベルを上げて威力が上がったからだろうか?
レベルアップによる筋力の上昇と職業補正のお蔭だろうか?
恐らく一つ一つの積み重ねがこの結果を生んだのだろう。
「そうだ、レベルは……上がってないか」
今日の検証は『取得スキルポイント増加』『取得ステータスポイント増加』の効果を得られるかだったのだが、流石にレベルが上がってきた狀態ではコボルト一匹倒した程度では無理らしい。
「それじゃあ次の獲を探すかな」
短剣で討伐部位を切り取ると俺は次のコボルトを探し始めた。
「おっ! 丁度良いタイミングでレベルが上がったぞ」
あれから、二匹で行するコボルトに二度遭遇した。
一度目は揺したところに先手を打たれ攻撃されたのでし苦戦したのだが、二度目はこちらが先手を打ってバッシュを仕掛けたところ一撃で倒すことができたので、危なげなく勝てた。
そんなわけで依頼達と同時に目的も達したのだが……。
名 前:ティム
年 齢:16
職 業:戦士レベル4
筋 力:53+8
敏捷度:33
力:23+8
魔 力:6
神力:28
用さ:21
運 :-19
ステータスポイント:87
スキルポイント:43
取得ユニークスキル:『ステータス作』
取得スキル:『剣レベル1』『バッシュレベル3』『ヒーリングレベル3』『取得スキルポイント増加レベル3』『取得ステータスポイント増加レベル3』
「スキルポイントが5増えてステータスポイントが8増えた。ということは『取得スキルポイント増加』のレベル1あがることに一つ増加するってことで良いのかな?」
俺はコボルトの討伐部位を切り取りながら検証をしている。
「となると既に上がってしまった戦士レベル2ぶんのポイントがもらえないってことか、勿ないことをしたかも……」
なんの説明もなく『ステータス作』のユニークスキルを手探りで使ってきたのだ。知りもしないのに最善を選択するのは難しかっただろう。
「後悔しても仕方ないか、これからも慎重に検証を繰り返して探っていくしかないよな」
この『ステータス作』のお蔭でようやくスキルを使えるようになったのだ。前向きに考えるべきだろう。
コボルトを単獨で數匹相手どるなんてのはDランク冒険者なら誰でもできる蕓當だ。現時點での俺の実力はまだ駆け出し冒険者の域を出ていない。
「今後はより気を引き締めていかないとな」
同期に対して一年の遅れがあるので、俺は彼らに追いつき追い越すためにさらに努力をしなければならなかった。
【書籍化&コミカライズ】勇者パーティーを追放された俺だが、俺から巣立ってくれたようで嬉しい。……なので大聖女、お前に追って來られては困るのだが?
【コミック第2巻、ノベル第5巻が2022/9/7同日に発売されます! コミックはくりもとぴんこ先生にガンガンONLINEで連載頂いてます! 小説のイラストは柴乃櫂人先生にご擔當頂いております! 小説・コミックともども宜しくー(o*。_。)oペコッ】 【無料試し読みだけでもどうぞ~】/ アリアケ・ミハマは全スキルが使用できるが、逆にそのことで勇者パーティーから『ユニーク・スキル非所持の無能』と侮蔑され、ついに追放されてしまう。 仕方なく田舎暮らしでもしようとするアリアケだったが、実は彼の≪全スキルが使用できるということ自體がユニーク・スキル≫であり、神により選ばれた≪真の賢者≫である証であった。 そうとは知らず愚かにも追放した勇者一行は、これまで楽勝だった低階層ダンジョンすら攻略できなくなり、王國で徐々に居場所を失い破滅して行く。 一方のアリアケは街をモンスターから救ったり、死にかけのドラゴンを助けて惚れられてしまったりと、いつの間にか種族を問わず人々から≪英雄≫と言われる存在になっていく。 これは目立ちたくない、英雄になどなりたくない男が、殘念ながら追いかけて來た大聖女や、拾ったドラゴン娘たちとスローライフ・ハーレム・無雙をしながら、なんだかんだで英雄になってしまう物語。 ※勇者パーティーが沒落していくのはだいたい第12話あたりからです。 ※カクヨム様でも連載しております。
8 125【書籍化】これより良い物件はございません! ~東京・広尾 イマディール不動産の営業日誌~
◆第7回ネット小説大賞受賞作。寶島社文庫様より書籍発売中です◆ ◆書籍とWEB版はラストが大きく異なります◆ ──もっと自分に自信が持てたなら、あなたに好きだと伝えたい── 同棲していた社內戀愛の彼氏に振られて発作的に會社に辭表を出した美雪。そんな彼女が次に働き始めたのは日本有數の高級住宅地、広尾に店を構えるイマディールリアルエステート株式會社だった。 新天地で美雪は人と出會い、成長し、また新たな戀をする。 読者の皆さんも一緒に都心の街歩きをお楽しみ下さい! ※本作品に出る不動産の解説は、利益を保障するものではありません。 ※本作品に描寫される街並みは、一部が実際と異なる場合があります ※本作品に登場する人物・會社・団體などは全て架空であり、実在のものとの関係は一切ございません ※ノベマ!、セルバンテスにも掲載しています ※舊題「イマディール不動産へようこそ!~あなたの理想のおうち探し、お手伝いします~」
8 187指風鈴連続殺人事件 ~戀するカナリアと血獄の日記帳~
青燈舎様より書籍版発売中! ある日、無名の作家が運営しているブログに1通のメールが屆いた。 19年前――、福岡県の某所で起きた未解決の連続殺人事件を、被害者が殘した日記から解明してほしいという依頼內容だ。 興味をそそられた作家は、殺人事件の被害者が殺される直前まで書いていた日記とは、いったいどういうものだろう? 見てみたい、読んでみたいと好奇心が湧き、いくたびかのメールの往復を経てメールの送信者と対面した。 2020年1月上旬、場所は福岡市営地下鉄中洲川端駅の近くにある、昭和の風情を色濃く殘す喫茶店にて……。
8 91男女比がおかしい世界に飛ばされました
主人公の禮二がトラックに轢かれてしまい、起きると男女比が1:100という女性の方が多い世界だった。その世界では、男性はとても貴重で目の前に男性がいると、すぐに襲ってしまうほどだ。その世界で禮二は生きて行く....。 基本的には小説家になろうの方で活動しています。(違う作品を出していますが) なので、とても更新が遅いですが、見てくれると嬉しいです。 多分二週間に一回のペースだと思います。……恐らく。………恐らく。早い時と遅い時があります。
8 147スキルゲ
暗闇で正體不明のモンスターに襲われた主人公(王越賢志)は謎の少年 滝川晴人に助けられる。 彼の話では一度でもモンスターに襲われた者は一生、モンスターに襲われ続けるという。 モンスターに対抗するには、モンスターを倒し、レベルを上げ、スキルと呼ばれる特殊技能を手に入れる事。 ゲームの世界に迷い込んだような錯覚に陥りながらも賢志は、生きるためにモンスターと戦う事を決意する。 新作?続編?番外編? ともかく、そういうものを書き始めました。 ↓ スキルゲ!! http://ncode.syosetu.com/n9959ch/
8 196夢見まくら
射的で何故か枕を落としてしまった兼家海斗は、その枕を使って寢るようになってから、死んだはずの幼なじみ、前橋皐月が出てくる夢ばかりを見るようになった。そして突然、彼の日常は終わりを告げる。「差し出しなさい。あなたたちは私達に搾取されるためだけに存在するんですから」絶望と後悔の先に――「……赦してくれ、皐月」――少年は一體、何を見るのか。
8 99