《【書籍化】Fランク冒険者のり上がり、俺だけができる『ステータス作』で最強へと至る【コミカライズ】》親睦會
「さて、本日はお疲れ様でした」
「とはいっても、モンスターを1匹も倒してないですけどね」
あれから、店を出たあともサロメさんのサポートは続いた。
「冒険者は健康なこそ大事なんです」と言われて、今の宿を引き払い新たに冒険者ギルドの顔が利く宿へと移った。
新しい宿は部屋も広く、滯在しているのは高ランク冒険者がメインということで、宿で何かあれば冒険者ギルドに報告がいくのでトラブルはほぼないと聞かされた。
さらには冒険者ギルドまで徒歩で5分もかからないので、これからは毎日の往復に費やす時間も減って楽になる。
「それでは、これからのティムさんの活躍を祈って乾杯しましょう」
現在、俺とサロメさんは『虹の妖亭』の二階にいる。今回、専屬付になったことについて親睦を深めようと提案されたからだ。
「乾杯!」
エールが注がれたコップを重ねると一気に呑む。泡がを刺激して通り抜け程よい苦みをじる。
「ぷはっ! 仕事の後のエールは格別ですね」
俺が半分しか吞まないのに対して、サロメさんは一気にコップを空にしていた。
「お待たせ! 妖亭のスペシャル料理だよっ!」
「あっ、おばさん。エールのお替りもお願いします」
「はいよっ! 相変わらず良い飲みっぷりだねぇ」
以前料理を運んできた恰幅の良いがサロメさんと話をする。どうやら彼はこの店の常連のようだ。
「それにしても、コボルトを討伐してからまだ十日も経っていないのに。あんた凄いんだね?」
この店の二階に座る権利はギルドに認められてゴールドプレートを所持することなのだが、今回はサロメさんのギルド特権を利用していた。
俺はおばさんの勘違いを正そうとするのだが……。
「それはもう! 何せ私が専屬でつくくらいだからね。ティム君はここ十年で類を見ない逸材ってわけですよ」
普段、付カウンターに座っている時と先程アドバイスをしている時は仕事ができるといった雰囲気だったが、現在は酒を呑みながら上機嫌な様子を見せている。
「へぇ、サロメちゃんが専屬で見るとは……あんたついてるね?」
「えっと……そうなんですか?」
「そうだよ。彼は気が利くし、各方面へのコネもあるからね。今では有名になった冒険者も彼のサポートをけていたんだよ」
俺が知っているAランク冒険者の名前が何人か挙げられた。
確かにアドバイスは経験に基づいているようで的確だったし、店の人間も彼には一目を置いているようで丁寧に対応していた。
「それにしてもここ十年で一番の逸材かい。あんた、もし良かったらサロメちゃんを嫁さんにどうだい?」
「ぶっ!」
エールを口にしているとおばさんがとんでもない不意打ちを食らわせてくる。
「ゲホッゲホッ! い、いきなり何を言い出すんですかっ!」
むせてしまい、目に涙を溜めながら抗議する。
「彼に不満があるのかい?」
改めて見るとサロメさんは確かに人だ。出るところが出ていて引っ込むところは引っ込んでいる。
「おばさん、ティムさんに余計なこと言わないでよぉ」
酒がったせいか口調が砕けている。
「私は心配しているんだよ、ギルドの仕事が終わったら一人でここにきて酒を引っ掛けて帰る日々。言っとくけどね、がしくいられる時間は短いんだよ? 熱的な言葉を囁いていたうちの旦那も最近ではとんと夜の方も…………」
突然始まるおばさんからのありがたい忠告をサロメさんは「はいはい」と聞き流していた。
「でもそうですね、ティムさんをサポートするからにはそっちの方のアドバイスも必要かもしれませんねぇ」
おばさんが去ったあと、サロメさんは頬を赤くして艶めかしい聲を出すと俺を見てきた。
さきほど聞かされたおばさんと旦那の話をどうしたって意識してしまう。
「えーと……それってどういう意味でしょうか?」
もしかするとこのまま大人のアドバイスまでけてしまうのではないか?
そんな予を覚えてをゴクリと鳴らすと……。
「流石に直接サポートはできないけど、そういうお店なら紹介しますよぉ」
俺はそのサポートをけるべきかどうかでしばらく無言になるのだった。
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