《【書籍化】Fランク冒険者のり上がり、俺だけができる『ステータス作』で最強へと至る【コミカライズ】》斥候レベル上げとスキル検証

「よし、今日は々確認しないといけないことがあるから頑張らないとな」

先日『アイテムボックス』のスキルを手にれた俺は、このスキルを試すために様々なアイテムを収納してみた。

昨日々調べて分かったのだが、アイテムボックスの1枠にるのは1つのアイテムだけ。大きさは関係なく、明らかに箱にらない大きさでもアイテムボックスに近付けると収納される。

「流石にどこかで限界はあるんだろうけどな……」

実験していけばそのうち限界を見極められるだろう。

ちなみに水などもれてある。ポーションが容ごとったことから、も1つのアイテムとみなすことができるようで、水がった樽をそのまま取り込むことができた。

冒険者は戦闘でき回ることが多いので、汗を掻きすぐにが渇く。だがいつでも十分な水を確保できるわけではないので、普通は殘量をみながらしずつ摂取する。

魔法のスキルがあればアイスアローを溶かして補充もできるが、それはそれで手間になる。

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そんなわけで、こうして十分な水を確保できたので、俺はアイテムボックスの充実したアイテムを見て安心した。

「そろそろ狩りをするか『アイテムドロップ率増加』も試したいからな」

最後にアイテムボックスの中のある場所を見て閉じる。

こちらは後のお楽しみだ。

「今日から斥候だからな、昨日までよりも多く狩るぞ!」

これまでの遅れを取り戻さなければならない。俺は剣を抜くと四層を周回し始めた。

「うん、やっぱり軽なのはいいな」

四層を駆けまわり、多くのモンスターを狩りまくった俺は休憩場所に腰を降ろすとアイテムボックスから樽を取り出して水でを潤した。

「ぷはっ! 生き返るっ!」

よく冷えた水がを通り疲れを癒してくれる。

いつもよりもき回ったせいで全が熱くなっていた。

「この分ならあっちの方も期待してよさそうだぞ」

俺は樽からコップに水を注ぎ地面に置くと、アイテムボックスからあるモノを取り出す。

「やっぱり。出來立てのまんまだな」

アイテムボックスから取り出した料理はまだ熱く、湯気を漂わせていた。

休憩場所に味しそうな臭いが漂う。空腹を意識した俺は早速料理を食べ始めた。

「そうなると、アイテムボックスにっている間は時間が経過しないということだな?」

料理を口に含みながら俺は実験結果について考える。

スキルポイントが大量に必要なのはネックだが、アイテムボックスはそれを補って余りある有用なスキルだ。

「どうしてこんなスキルが今まで誰にも知られていなかったんだ?」

商人がレベルを上げるのは確かに大変かもしれないが、戦闘をする商人も決していなかったわけではない。もしこのようなスキルが存在すると知っていればもっと広く伝わっていてもおかしくないのだが……。

「そうか! ただ商人のレベルを上げるだけじゃ出ない可能がある!」

俺は初めてステータス畫面を見たときのことを思い出す。

『ステータス作』のユニークスキルに目覚めるまで、俺はショートソードでゴブリンと戦っていた。

そのお蔭なのか、俺は最初から『剣レベル1』を取得していたのだ。

ユーゴさんたちのステータスを覗いたこともあるが、その時も條件だけで言えばもっと高いスキルレベルまで上げられたはずだが中途半端なところで止まっていた。あれは恐らく、まだスキルレベルを上げきれていない狀態なのだろう。

彼らの持つスキルポイントがレベル上昇時に與えられたままの狀態なことから、自然に上がっているに違いない。

「本來、スキルを得るには練度みたいなものがあるんじゃないだろうか?」

仮説を立ててみる。

そう考えると々と納得できる気がする。

「『アイテムボックス』は取得にスキルポイントが100も必要になる」

基本的にスキルポイントが高い方が自力でスキルレベルを上げる難易度が高いと思われる。

商人という戦闘に不向きな職業、そしてスキル條件を満たしてもスキルポイントを振ることができず練度も上げられない。

これならば、これまでアイテムボックス持ちが現れなかった理由が説明できる。

「あとは……匿されている可能か?」

これほどのスキルなのだから使えるなら々と重寶されるので、その可能は低いのではないだろうか?

有用なスキルが発現したなら積極的に使えば地位も金も手にるからな。

「まあ、考えても仕方ない。とりあえず狩りを続けるとするか」

俺は料理を押し込むと立ち上がり、狩りへと戻るのだった。

「今日はこんなものか?」

懐中時計を見ると、そろそろ戻る時間だ。

俺が今日倒したモンスターの數は600匹。それに対して出たドロップボックスは13個だ。

訳は……インゴットが10個にスクロールが3個」

今までの倍になっている。

「相変わらずインゴットがよく落ちるな」

恐らくドロップボックスからでるアイテムでも出やすさに違いがあるのだろう。

この層で得られるスクロールは直に必要になるので冒険者ギルドに売っていない。できればもうし集めたいところだが……。

「もうこれ以上、運に振るのは厳しい」

それならば『アイテムドロップ率増加』を上げるしかない。

幸いなことに、アイテムボックスがあるのでインゴットを落とす數が増えても問題がない。より多くの収が得られるだけだ。

「振ったら後戻りはできないが……行くぞっ!」

俺は気合をれると取得スキルを作した。

「これで良し!」

名 前:ティム

年 齢:16

職 業:斥候レベル22

筋 力:246

敏捷度:260+44

 力:309+22

魔 力:224

神力:202

用さ:240+22

運 :443

ステータスポイント:204

スキルポイント:22

取得ユニークスキル:『ステータス作』

取得スキル:『剣レベル6』『バッシュレベル6』『ヒーリングレベル6』『取得スキルポイント増加レベル5』『取得ステータスポイント増加レベル5』『取得経験値増加レベル5』『ライト』『罠知レベル5』『罠解除レベル5』『後方回避レベル5』『アイテム鑑定レベル6』『短剣レベル5』『ファイアアローレベル6』『アイスアローレベル6』『ウインドアローレベル6』『ロックシュートレベル6』『瞑想レベル6』『ウォールレベル6』『バーストレベル6』『魔力集中レベル6』『祝福レベル6』『キュアレベル6』『ハイヒーリングレベル6』『セイフティーウォールレベル6』『スピードアップレベル6』『スタミナアップレベル6』『アイテムドロップ率増加レベル5』『アイテムボックスレベル4』

どうせ最終的には取得するということでアイテムボックスも1上げておいた。

ステータスポイントについてはまだ悩んでいるが、ウォルターとの勝負の前に振っておけば良いだろう。

「斥候は明日には終わらせられそうだ」

俺はステータス畫面を確認すると、満足して街へと戻るのだった。

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