《【書籍化】Fランク冒険者のり上がり、俺だけができる『ステータス作』で最強へと至る【コミカライズ】》続ダンジョン五層
「うん……ドロップボックスが落ちないな」
現在、俺は昨日に続いて五層に籠って狩りをしている。今日は午前中だけで3つのフロアに溜まったモンスターを全部で30匹ほど討伐した。
前日も合わせると40匹近く倒している。四層なら『指定スキル効果倍』がなくても2つは出ていたはずなのだが、今のところドロップボックスが落ちる気配すらない。
「やはり潛る層に応じて必要な運が決まっていると考えるべきか……」
でなければ四層でドロップボックスを落としていたはずのモンスターが落とさないわけがない。
現狀で俺の運は商人の補正込みで490。四層でドロップボックスが出たときも400を超えていたことから必要な運を超えたらドロップするようになると思われる。
「遊び人に変えれば多分ドロップするようになると思うけど……」
現在の職業は商人のレベルが30だ。
支援魔法を最大まで掛けてモンスターと戦っているので、ここで運しかステータス補正がつかない遊び人を選ぶのは危険な気がする。
Advertisement
それというのも五層に湧くモンスターは數も多く組み合わせも様々だからだ。
午前中に対峙した時はメイジゴブリンが5匹とホブゴブリンが2匹だったので、治癒魔法を連発されてしまい倒すまでに隨分と時間が掛かりその分消耗させられてしまった。
五層のフロアはときおり罠のような編で待ちけているらしく、こちらの対策が通用しない場合がある。
能力を落としておいて殺されたら目も當てられないので慎重に考えなければならない。
「……それに見極めたい部分もあるからな」
推測になるが、五層におけるドロップボックス解放條件は運500ではないかと考えている。
商人のレベルをあと5つあげれば済むので、今のペースなら數日で到達できる予定だ、この機會にドロップボックスを落とすラインを見極めたいと思っている。
「それが終わったら商人のレベルを40まで上げるとしよう」
サロメさんの協力で冒険者たちが覚えているスキルはそれなりに報が集まってきている。
中には先日俺がやったレッサードラゴンを殲滅できるようなスキルもいくつか存在している。
それらがあれば手札が増えることは間違いないが、俺はそれよりも商人のスキルが気になった。
レベル40というのは冒険者基準でCランクくらいだ。戦えない商人をそこまで上げる人間はいないだろうし、もしいたとしてもアイテムボックスという激レアスキルを得るには練度が必要なので、それ以上育てる気すら起きないだろう。
だが、俺はスキルポイントで取得できるという優位があるので、40まで上げた時に何が起こるか楽しみで仕方ない。
「それが終わったら……遊び人も上げるか」
レベル上げに時間が掛かる遊び人も五層を余裕でこなせるようになった後ならば転職しても良い。レベル25くらいならすぐに上がることだろう。
俺は今後のプランを考えると、休憩を終え次のフロアへと向かうのだった。
「ティムさん、こんにちわっす」
「お疲れ様です。ティムさん」
「ん、ああ。お疲れ」
ダンジョンを出て冒険者ギルドに戻ると、何人かの冒険者が挨拶をしてきた。
彼らは俺より一つ年下だ。
俺が冒険者になってそろそろ一年半。一つ下の世代もそろそろ頭角を現す奴が出てきている。
スキルなしからり上がり、ウォルターとの対決でレッサードラゴンを殲滅した話が広まったせいか、最近では親し気に聲を掛けてくるようになった。
「今度一緒に冒険して俺たちのき見てくださいよ」
「まあ、機會があったらな……」
目を輝かせてくる後輩を適當にあしらいつつサロメさんのところへと行く。
「うん、その様子だと今日も倉庫行かなくて平気そうですね?」
「ええ、でもそのうちまた大量に持ち込むことになると思いますよ」
俺が専屬サポート付きの冒険者だということも知られ、こうして話しているだけでも注目されているのがわかる。
「そうですか、本當に。期待していますね」
満面の笑顔を浮かべるサロメさん。最近では休暇日の前日に飲みに行ったりもしているので砕けた様子を見せてくれるようになった。
俺はその笑顔の奧に潛む本気をじ取るとプレッシャーをけるのだった。
シェアハウス【完】
『女性限定シェアハウス。家賃三萬』 都心の一等地にあるそのシェアハウス。 家賃相場に見合わない破格の物件。 そんな上手い話しがあるって、本當に思いますか……? 2018年3月3日 執筆完結済み作品 ※ 表紙はフリーアイコンを使用しています
8 96創造のスキルとともに異世界へ
事故で死んだ江藤雄一は神の元へ。 神がひとつだけ力をくれると言うので、俺は創造の力をもらい異世界へ行った。その先で雄一はスキルを駆使して異世界最強に。
8 130クラス転移はts付きで
教室にいきなり浮かび上がった、魔方陣、それを認識すると僕は意識を失っていた。 僕が目覚めるとそこには美少女と爺が抱き合いながら「勇者様を召喚できた!」と喜んでいるのが目にはいった。そして僕は思った。――なんだこの混沌とした狀態は!?―― この話は異世界にクラス転移(全員ts付き)で魔王を倒すために連れられてきた勇者達の物語。 基本コメディ(グロいのが入らないとは言っていない)で軽い文章です。暇なときにはオススメ?
8 129この度、晴れてお姫様になりました。
現世での幕を閉じることとなった、貝塚內地。神様のはからいによって転生した異世界ではお姫様?ちょっぴりバカな主人公と少し癖のある人達との異世界生活です。 拙い點の方が多いと思いますが、少しでも笑顔になってくれると嬉しいです。 誤字・脫字等の訂正がありましたら、教えて下さい。
8 146ごめん皆先に異世界行ってるよ、1年後また會おう
主人公佐藤 翔太はクラスみんなより1年も早く異世界に行ってしまうそして転移場所は、なんと世界樹!そこで最強スキルを実でゲット?スキルを奪いながら最強へ、そして勇者召喚、それは、クラスのみんなだった。クラスのみんなが頑張っているときに、主人公は、自由気ままに生きていく。
8 134『元SSSランクの最強暗殺者は再び無雙する』
勇者と魔王の戦い。勇者の仲間であるベルトは、魔王の一撃を受ける。 1年後、傷は癒えたが後遺癥に悩まされたベルトは追放という形で勇者パーティを後にする。 田舎に帰った彼と偶然に出會った冒険者見習いの少女メイル。 彼女の職業は聖女。 ひと目で、ベルトの後遺癥は魔王の『呪詛』が原因だと見破るとすぐさま治療を開始する。 報酬の代わりに、ベルトに冒険者復帰を勧めてくるのだが―――― ※本作は商業化に伴い、タイトルを『SSSランクの最強暗殺者 勇者パーティを追放されて、普通のおじさんに? なれませんでした。はい……』から『元SSSランクの最強暗殺者は再び無雙する』へ変更させていただきました
8 195