《【書籍化】Fランク冒険者のり上がり、俺だけができる『ステータス作』で最強へと至る【コミカライズ】》『スキル鑑定』
「おっ、やっと商人レベル40になったな」
街に戻ってから二週間が経過した。
俺は相変わらずダンジョンの五層に籠り、ドロップアイテムのポーションをがぶ飲みして最小限の休憩で狩りをしているのだが、その甲斐があってかようやく商人のレベルが目標に到達した。
「これで何のスキルも得られなかったら立ち直れないかも……」
ここまでの狩りは苦難に満ちていたため、弱気な言葉が自然とでる。
別にモンスターの強さが飛びぬけていて苦戦したわけではないし、ドロップボックスの中に不満があったわけでもない。
ただ、これまでのレベル上げと違い、35を超えたあたりから必要な経験値が大幅に増えたようで丸一日集中して狩りをしてもレベルが1つも上がらなかったのだ。
どれだけ頑張っても1つたりともかぬ數字に、実は商人のレベルの上限は35なのではないかと不安にもなった。
そんな苦労を乗り越えてようやくたどり著いたのだから期待も高まるというもの。
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俺は張しながら『取得可能スキル』を覗く。
「よっしゃっ!」
すると、取得可能スキルに1つ新しいスキルが増えていた。
『スキル鑑定』
「商人らしく新しい鑑定スキルか、効果は名前の通りなのかな?」
いずれにせよ取得しないという選択肢はない。
ここまで頑張ったのだから取得するべきだろう。
「取得にスキルポイント50か……早速使ってみるか」
溜めていたスキルポイントが237から187へと減する。俺は早速スキルを使ってみることにした。
どうやらこのスキルは俺のステータス畫面に表示されているスキルを指定して使うものらしい。俺は『指定スキル効果解除』を指定してみた。
・『指定スキル効果解除』⇒『指定スキル効果倍』で指定したスキルの効果を解除することができる。1日に解除できるスキルは1つまで、解除後『指定スキル効果倍』で別なスキルを選択することが可能。
「おおっ!」
どうやら予想通りのようだ。このスキルはそれぞれのスキル効果を説明してくれるらしい。
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『指定スキル効果解除』はいずれ取得するつもりではあったが、現段階で躊躇していたスキルだ。こうして効果がはっきりしたことで計畫が立てやすくなる。
「1日に1つまで解除することができて、他のスキルをセットできる。つまり5日あれば全く違うスキルを指定することで戦闘力を上げたりすることもできるってことだな?」
『取得増加系』スキルを外してでも戦力を上げたい場合『スピードアップ』や『スタミナアップ』を効果倍にすれば相當な戦力アップをすることができる。
そうすればもっと強力なモンスターすら一蹴することも可能になるだろう。
「これまでは漠然とで効果を認識していただけだからな、この機會に全部調べてみるか」
俺は各スキルを調べ始めた。
【見習い冒険者】
・『取得経験値増加』⇒スキルレベルに応じて取得経験値が増加する。レベル1増加率100%・レベル2増加率200%・レベル3増加率300%・レベル4増加率400%・レベル5増加率500%
・『取得スキルポイント増加』⇒スキルレベルに応じてレベルアップ時の取得SP(スキルポイント)が増加する。レベル1取得SP+1・レベル2取得SP+2・レベル3取得SP+3・レベル4取得SP+4・レベル5取得SP+5
・『取得ステータスポイント増加』⇒スキルレベルに応じてレベルアップ時の取得ST(ステータスポイント)が増加する。レベル1取得ST+1・レベル2取得ST+2・レベル3取得ST+3・レベル4取得ST+4・レベル5取得ST+5
・『指定スキル効果倍』⇒指定したスキルの効力が倍になる。スキルレベルに応じて指定できる數が増える。(最大5スキルまで)
・『指定スキル効果解除』⇒『指定スキル効果倍』で指定したスキルの効果を解除することができる。1日に解除できるスキルは1つまで、解除後『指定スキル効果倍』で別なスキルを選択することが可能。
【戦士】
・『剣』⇒スキルレベルに応じて剣を使った時の攻撃力が上昇する。スキル【1】110%【2】120%【3】130%【4】140%【5】150%【6】160%【7】170%【8】180%【9】190%【10】300%
・『パリィ』⇒剣を使った時、相手の攻撃をけ流すことができる。相手の筋力とスキルレベルに応じて功率が変化する。
・『手當』⇒使用することで怪我を治すことができる。【治癒効果極小】
・『挑発』⇒使用することで相手を怒らせて自分に攻撃を集中させることができる。レベル差に応じて功率が変化する。
・『コンセントレーション』⇒使用することで一時的に『筋力』『敏捷度』『力』を上昇させることができる。スキル【1】+5【2】+10【3】+15【4】+20【5】+25【6】+30【7】+35【8】+40【9】+45【10】+50
・『シールドバッシュ』⇒盾裝備時に使用可能。防しながら相手を攻撃することができる。威力はスキルレベルと相手の力に応じて変化する。
・『格闘』⇒スキルレベルに応じてを使った時の攻撃力が上昇する。スキル【1】110%【2】120%【3】130%【4】140%【5】150%【6】160%【7】170%【8】180%【9】190%【10】300%
【斥候】
・『短剣』⇒スキルレベルに応じて短剣を使った時の攻撃力が上昇する。スキル【1】110%【2】120%【3】130%【4】140%【5】150%【6】160%【7】170%【8】180%【9】190%【10】300%
・『罠知』⇒スキルレベルに応じて『罠設置』された罠を見破ることができる。相手の『罠設置』スキルが高いほど高レベルのスキルが必要となる。
・『罠解除』⇒スキルレベルに応じて『罠設置』された罠を解除することができる。相手の『罠設置』スキルが高いほど高レベルのスキルが必要となる。
・『解』⇒モンスターを上手に解することができるようになる。
・『後方回避』⇒使用することで後方回避を行い相手の攻撃を避けることができる。相手の敏捷度とスキルレベルに応じて功率が変化する。
・『暗』⇒スキルレベルに応じて暗を使った時の攻撃力が上昇する。スキル【1】110%【2】120%【3】130%【4】140%【5】150%【6】160%【7】170%【8】180%【9】190%【10】300%
・『魔法罠知』⇒スキルレベルに応じて『魔法罠設置』された罠を見破ることができる。相手の『魔法罠設置』スキルが高いほど高レベルのスキルが必要となる。
・『罠設置』⇒使用することで罠を設置することができる。スキルレベルが高いほど『罠解除』されにくくなる。
・『バックスタブ』⇒相手に気付かれず背後から襲いかかることで高ダメージを與えることができる。スキル【1】150%【2】200%【3】250%【4】300%【5】350%【6】400%【7】450%【8】500%【9】550%【10】600%
【魔道士】
・『杖』⇒スキルレベルに応じて杖を使った時の攻撃力が上昇する。スキル【1】110%【2】120%【3】130%【4】140%【5】150%【6】160%【7】170%【8】180%【9】190%【10】300%
・『ファイアアロー』⇒スキルレベルに応じて火矢の本數を増やし1本あたりの攻撃力もアップする。スキル【1】110%【2】120%【3】130%【4】140%【5】150%【6】160%【7】170%【8】180%【9】190%【10】300%
・『アイスアロー』⇒スキルレベルに応じて氷矢の本數を増やし1本あたりの攻撃力もアップする。スキル【1】110%【2】120%【3】130%【4】140%【5】150%【6】160%【7】170%【8】180%【9】190%【10】300%
・『ウインドアロー』⇒スキルレベルに応じて風矢の本數を増やし1本あたりの攻撃力もアップする。スキル【1】110%【2】120%【3】130%【4】140%【5】150%【6】160%【7】170%【8】180%【9】190%【10】300%
・『ロックシュート』⇒スキルレベルに応じて巖塊の數を増やし1個あたりの攻撃力もアップする。スキル【1】110%【2】120%【3】130%【4】140%【5】150%【6】160%【7】170%【8】180%【9】190%【10】300%
・『瞑想』⇒使用することで魔力の回復を早めることができる。(スキルレベルに応じて回復量が変化する)
・『ウォール』⇒それぞれの屬の壁を作ることができる。
・『バースト』⇒それぞれの屬と組み合わせることで高威力の魔法を使うことができる。スキルレベルに応じて攻撃力もアップする。スキル【1】130%【2】160%【3】190%【4】220%【5】250%【6】280%【7】310%【8】340%【9】370%【10】400%
・『魔力集中』⇒使用することで次に使った魔法の威力を増幅させることができる。スキル【1】150%【2】200%【3】250%【4】300%【5】350%【6】400%【7】450%【8】500%【9】550%【10】600%
【僧】
・『』⇒スキルレベルに応じてを使った時の攻撃力が上昇する。スキル【1】110%【2】120%【3】130%【4】140%【5】150%【6】160%【7】170%【8】180%【9】190%【10】300%
・『ヒーリング』⇒使用することで怪我を癒すことができる。効果に関しては『神力』とスキルレベルに応じて変化する。【治癒効果小】
・『キュア』⇒使用することで解毒することができる。効果に関しては『神力』とスキルレベルに応じて変化する。
・『祝福』⇒使用することで一時的に『神力』を増加させることができる。スキル【1】+1【2】+2【3】+3【4】+4【5】+5【6】+6【7】+7【8】+8【9】+9【10】+10
・『ハイヒーリング』⇒使用することで怪我を癒すことができる。効果に関しては『神力』とスキルレベルに応じて変化する。【治癒効果中】
・『セイフティーウォール』⇒使用することで明な壁を張ることができる。
・『スピードアップ』⇒使用することで一時的に『敏捷度』を上昇させることができる。スキルレベルに応じて上昇値と継続時間が変化する。スキル【1】+10【2】+20【3】+30【4】+40【5】+50【6】+60【7】+70【8】+80【9】+90【10】+100
・『スタミナアップ』⇒使用することで一時的に『力』を上昇させることができる。スキルレベルに応じて上昇値と継続時間が変化する。スキル【1】+10【2】+20【3】+30【4】+40【5】+50【6】+60【7】+70【8】+80【9】+90【10】+100
【遊び人】
・『眠る』⇒眠ることで力を回復させます。
・『寒いジョーク』⇒使用することで周囲から冷たい目で見られるようになります。
・『ものまね』⇒使用することで周囲から変人を見る目で見られるようになります。
・『食べる』⇒食べることで力を回復させます。
・『深く眠る』⇒力が一割を切ると強制発、その場で深く眠り短時間で力を回復させることができます。
【商人】
・『アイテム鑑定』⇒使用することでアイテムの鑑定を行うことができる。スキルレベルに応じてレアアイテムの鑑定も行うことができる。
・『武修理』⇒使用することで耐久度を回復させることができる。スキルレベルと武のレア度に応じて回復量が変化する。
・『防修理』⇒使用することで耐久度を回復させることができる。スキルレベルと防のレア度に応じて回復量が変化する。
・『アイテムボックス』⇒スキル『アイテムボックス』を開くことができる。スキルレベルに応じで出せるアイテムボックスの數が変化する。
・『アイテムドロップ率増加』⇒⇒スキルレベルに応じて倒した相手がドロップボックスを落とす確率が増加する。スキル【1】+1%【2】+2%【3】+3%【4】+4%【5】+5%
・『スキル鑑定』⇒スキルを鑑定することができる。
「これは本當に便利だな、これだけ報があれば次に何のスキルを取得した方が良いかハッキリする」
今後取得する順番を検討することができるだろう。
「それにしても……【遊び人】はなんだこれ?」
ほとんどのスキルがまったく役に立たない。それどころか『深く眠る』は俺にとっては致命的なスキルだった。
もし仮に取得していたらダンジョンで狩りをしていたどこかのタイミングで眠りに落ちてそのままモンスターに殺されていた可能もある。
「危なかった……」
不要そうなスキルや効果がピンとこないスキルを取得しないようにしていて正解だった。今後も慎重な立ち回りをしなければならないと肝が冷えた。
「とりあえず、明日は休暇だからどのスキルを優先するかゆっくりと考えてみるか」
俺はスキル一覧をメモすると考えるのが楽しみになった。
悪役令嬢の中の人【書籍化・コミカライズ】
乙女ゲームの好きな平凡な少女、小林恵美は目を覚ますと乙女ゲームアプリ「星の乙女と救世の騎士」の悪役令嬢レミリアになっていた。世界の滅亡と自身の破滅を回避するために恵美は奔走する! ……その努力も虛しく、同じく転生者であるヒロインの「星の乙女」に陥れられた恵美は婚約破棄された上で星の乙女の命を狙ったと斷罪された。そのショックで意識を失った恵美の代わりに、中から見守っていた「レミリア」が目を覚まし、可愛い「エミ」を傷付けた星の乙女と元婚約者の王子達に復讐を行う。 主人公は「レミリア」です。 本編は完結してますが番外編だけ時々更新してます。 おかげさまで一迅社から書籍化されました! コミカライズはpixivのcomic poolさんにて11/19から始まります! ※ガールズラブタグは「人によってはガールズラブ要素を感じる」程度の描寫です
8 187【洞窟王】からはじめる楽園ライフ~萬能の採掘スキルで最強に!?~
【本作書籍版1~2巻、MFブックス様より発売中】 【コミックウォーカーで、出店宇生先生によるコミカライズ連載中】 【コミック1巻~2巻、MFC様より発売中】 サンファレス王國の王子ヒールは、【洞窟王】という不遇な紋章を得て生まれた。 その紋章のせいで、ついには父である王によって孤島の領主に左遷させられる。 そこは當然領民もいない、草木も生えない、小さな洞窟が一つの孤島であった。 だが、ヒールが洞窟の中でピッケルを握った瞬間、【洞窟王】の紋章が発動する。 その効果は、採掘に特化し、様々な鉱石を効率よく取れるものだった。 島で取れる鉱石の中には、魔力を増やす石や、壽命を延ばすような石もあって…… ヒールはすっかり採掘に熱中し、いつのまにか最強の國家をつくりあげてしまうのであった。 (舊題:追放されたので洞窟掘りまくってたら、いつのまにか最強賢者になってて、最強國家ができてました)
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