《【書籍化】Fランク冒険者のり上がり、俺だけができる『ステータス作』で最強へと至る【コミカライズ】》リザードウォーリア
「ティム先輩、寂しいです」
伯爵夫人に條件を出されたので、闘技大會までの間、俺は早速ダンジョンへ籠もろうと考えた。
「俺の力は誰よりも知っているはずだろ? 大會が終わるまでは実家でゆっくりしていればいい」
闘技大會が終わるまで、彼は実家に滯在するように言われたのでしばしのお別れだ。
「きっと、迎えに來てくれると信じております」
伯爵夫人に二人きりで話をさせてしいと部屋を用意してもらったのだが……。
「うん、とりあえずアイテムボックスを開いてくれ」
「……はい」
両手を広げて固まっているガーネットに俺は頼んだ。
「俺の方で持っている貴重なアイテムをガーネットにあずかっておいてしいんだ。市場に流すと値崩れを起こしかねないからな」
先程、パセラ伯爵と伯爵夫人に贈った寶石とワインだが、実は俺もいくつか保有している。
それと言うのも、希モンスターとの遭遇には『運』が関係しているようで、普通に狩りをしていたらそこそこの數と遭遇したからだ。
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その上、俺の手持ちスキルには『アイテムドロップ率増加レベル5』のスキルがある。
このスキルは文字通り、モンスターを倒した際にアイテムを落とす確率が高くなるのだ。
『指定スキル効果倍』とも併用しているため、10匹に1回ドロップされるので、さほど強くない希モンスターのレアは俺にとって狙いどころだった。
ガーネットはこの二週間の間に商人レベルを25まで上げて『アイテムボックスレベル1』を取得し、現在は見習い冒険者に職業を変更して、レベル26まで長している。
そのお蔭でアイテムを保管する余裕があるので、別れる前にこちらのアイテムボックスを空けておきたかったのだ。
「レベル上げが中途半端になってるからな、面倒ごとはとっとと片付けて冒険に戻らないと……」
俺は改めて彼のステータスを見た。
名 前:ガーネット
年 齢:15
職 業:見習い冒険者レベル26
筋 力:311
敏捷度:214
力:212
魔 力:28
神力:30
用さ:100
運 :140
ステータスポイント:0
スキルポイント:48
取得ユニークスキル:無し
取得スキル:『アイスアローレベル1』『ヒーリングレベル1』『オーラレベル6』『取得経験値増加レベル5』『取得スキルポイント増加レベル5』『取得ステータスポイント増加レベル5』『アイテムボックスレベル1』
強さだけなら前衛として申し分がない。
『オーラレベル6』まで上げており、使った時の強さはすさまじいの一言だ。
これでまだ『剣聖』を上げていないというのだから、見習い冒険者レベル30まで上げて本格的に育をしたらどうなってしまうのか……。
「ティム先輩?」
じっと見ていると彼が首を傾げた。
「いや、何でもない……」
彼が長していく未來を考えると、しだけ寂しい気分になるのだった。
「さて、ガーネットに負けないように俺も頑張らないとな……」
翌日になり、俺は一人でダンジョンに向かう。
住んでいた街では途中で妨害がってしまったので育が止まってしまっていたので、ここらで『戦士』をそろそろ40まで上げておきたい。
俺は自のステータスを確認する。
現在の戦士レベルは38。
敵の襲撃を警戒して『取得系』を付けられる期間がなかったのもあるが、ガーネットの育に専念していた。
伯爵夫人から言質を取ったので、ここから先は襲撃はないと判斷しても良い。
闘技大會當日にはスキルを萬全にしなければならないことを考えると、効率よくレベル上げできるのは1週間足らずだ。
思っているよりも時間がないこともあって、俺は急ぎ足でダンジョンへとっていった。
「シャアアアアア!」
び聲を上げながら振るってくる剣を見切って反撃を加える。
現在、俺が戦っているのは『リザードウォーリア』。竜種系ダンジョンの三層に湧くモンスターだ。
「シャアッ!」
「おっと……」
結構な深手を與えたのだが尾で反撃してきた。
俺は右手をかざすと……。
「ちっ!」
とっさに持ち替えた剣を右手で握り直しリザードウォーリアへと薄する。
右上から左下に向けて振り下ろすと、
「ジャアアアアアアアアアァァァァァァ!」
敵を真っ二つに切り裂いた。
「ふぅ、流石に裝備が整っている竜種系モンスターの相手は骨が折れる」
ダンジョンの中でも竜種系は難易度が高い。
リザードウォーリアははただでさえ強固な鱗に覆われているのに金屬鎧と剣までに著けているのだ。
「それでも、対人経験を隨分と積ませてもらったからにはなっている」
闘技大會はあくまで剣の腕前を競うものなので、魔法による攻撃は止だ。
その條件があるので今のに慣れておこうと考えたのだが、どうにも癖になっているようで咄嗟に魔法を撃とうとしてしまった。
だが、リザードウォーリアの強さはCランク相當。武だけで戦う條件付きならBランク並だろう。
騎士ともなると最低でも冒険者Bランク以上の剣技はに著けているだろう。
今の職業でここまでやれるのなら問題はないはずだ。
この竜種系ダンジョンの三層は層こそ淺いが、元の街のダンジョンで言えば七層クラスの難易度になる。
「闘技大會まであと4日ある。そろそろスキルの準備やら揃えて行かないとな」
久しぶりに度の濃い一週間を過ごした俺は、闘技大會に向けてスキルを組み直していくのだった。
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