《【書籍化】Fランク冒険者のり上がり、俺だけができる『ステータス作』で最強へと至る【コミカライズ】》ニコルの実力
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「ねえ、ニコルさん。1回戦勝ちあがってるわよ」
先輩職員に聲を掛けられてサロメは振り返った。彼は通信の魔導を通じて闘技大會の結果をリアルタイムで確認している最中だった。
「…………本當に參加したんですね」
微妙に嫌そうな聲を出すと彼は溜息を吐いた。
それと言うのも、ニコルが王都で闘技大會に參加しているのは自分の一言が原因だったからだ。
王都から屆いたチラシを見せ「こういう大會で優勝するような強い男の人って憧れるよね」と呟き、それを真にけたニコルが王都に向かったのだ。
「どうするの、ここで彼が優勝しようものなら戻ってきて今まで以上に付きまとわれると思うわよ?」
「ううう、それなんですよね。王都で可い子にモテているだろうに、どうして私なんですかね?」
心底嫌そうな顔をするサロメに先輩職員は冷たい視線を投げかける。
「あんたさ……そのうち妬みを買って襲われるわよ?」
先輩職員の冷めた聲が突き刺さる。この街の冒険者ギルドでもニコルの人気は高く、彼に想いを寄せるは大勢いるのだ。
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「き、気を付けます……」
先輩職員の真剣な言葉に恐する。
実際に襲われた場合返り討ちにするのだが、サロメはをこまらせた。
「あーあ、誰かニコル君の優勝を阻止してくれませんかねぇ」
王都の闘技大會とはいえ中規模なので本當に強い人間はそれほど參加していない。
Aランク冒険者で裝備も充実しているニコルが有利なのは間違いないのだ。
「そんなこと言うのなら自分で參加すれば良かったんじゃない?」
先輩職員の皮じりの言葉に、
「流石に一線を退いてるので厳しいですって」
不可能と言わないあたりに恐ろしさをじる。
「まあ、そうなったらそうなったで覚悟を決めますよ。面倒だけど……」
サロメは溜息を吐くと、仕事へと戻るのだった。
★
「うん?」
一瞬、サロメさんの聲が聞こえた気がしたが、気のせいだろうか?
「そんなことよりも目の前の試合に集中しないとな……」
一回戦を勝ち抜いた俺は、他の參加者の試合を見學していた。
參加者は騎士であったり冒険者であったりと裝備から実力までてんでバラバラで、一方的な試合になる場合もあればお互いの実力が拮抗しているため長引くこともある。
「ははは、どうしたもっと撃ってこい」
リングの中央で盾を構えながら相手を挑発しているのはニコルさん。
白銀の鎧に赤いマントをに著ける様はどこからどう見ても語に出てくる騎士そのもの。
彼の試合になってからの観客が増えており、ニコルさんが何か言葉を発するたびに黃い歓聲が聞こえて集中できない。
これだけモテるのだからファンの貴族令嬢と付き合えばいいのに……。
「くそっ! バッシュっ!」
「おっと!」
対戦相手が放つバッシュを盾でけ止める。相手も1回戦を勝ち進んでいるのでそれなりに腕が立つはずなのだが、バッシュをけても微だにしなかった。
どうやら、ああして防に徹してカウンターを狙うのがニコルさんのスタイルらしい。
冒険者としてパーティーでダンジョンに挑んでいたらしいので、おそらくタンクのような役割を果たしていたのではなかろうか?
「くっ! こうなったら、せめてその綺麗な顔に傷だけでもつけさせてもらうっ!」
試合開始から既に十分が経ち、見世にされていて痺れを切らした対戦相手が剣を大きく振りかぶる。
次の瞬間、試合開始から一歩もくことがなかったニコルさんが足を踏み出す。
『シールドバッシュ』
盾を前面に突進し、相手の攻撃の威力を上乗せしてはじき返す。
「ぐわあああああっ!」
対戦相手は吹き飛ばされ、リングの端で倒れた。
「勝者、ニコル!」
「「「キャアアアアアアアアアアアアアアア」」」
審判の勝利宣言とともに、そこら中から歓聲が上がった。
俺は咄嗟に耳を塞ぐ。
「皆、応援ありがとう! 次の試合も楽しみにしていてくれよな!」
ファンサービスもばっちりのようだ。自分が勝つことを疑っていないのか笑顔を振り撒いている。
実際、今の試合。彼は力をほとんど出すことなく勝ってみせた。この大會の優勝候補は間違いなくニコルさんだろう。
「さて、どうするか……?」
だからと言ってあんな軽薄な男にガーネットを任せる気にはならない。
俺は真剣な顔をしながら、その後も彼の試合を観戦していくのだった。
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