《【書籍化】Fランク冒険者のり上がり、俺だけができる『ステータス作』で最強へと至る【コミカライズ】》祝賀會
「ティム先輩! おめでとうございます!」
「おっと……」
ガーネットが抱き著いてきたのでけ止める。
その後ろにはパセラ伯爵夫人と、ワインを抱えたパセラ伯爵が立っていた。
「おめでとう。まさか優勝までするとは思っていなかったわ」
心した様子でそう言ってくる。
「えっ? でも、ニコルに勝たないと約束果たせなかったですよね?」
ガーネットの婚約を破棄させる條件は彼の婚約者に勝つこと。そうなると優勝しかなかったのだが……。
俺がそのことを伯爵夫人に告げると、元でもぞもぞといたガーネットが顔を上げ、目を大きく見開いて俺を見ていた。
「何をおっしゃっているのですか? 私の婚約者候補ならティム先輩がずっと前に倒しているじゃありませんか」
「え? いつの間に?」
今度は俺が驚くとガーネットに聞き返した。
「初戦の相手ですよ」
「あー……」
そう言えば初戦の相手は騎士で、負けたとき妙に悔しそうにしていた。
俺はあれを見て、ただの冒険者に負けたのがよほど悔しかったのだなと判斷していた。
Advertisement
「そうなると、ニコルの言っていた『彼』と言うのは?」
一俺は誰のために戦ったのかという疑問が浮かぶ。
「そんなことはどうでもいいではありませんか。ティムさん、祝賀パーティーがあるので屋敷に戻りますよ」
伯爵夫人の言葉に驚く。貴族を集めてパーティーの準備をしていたらしい。
俺は彼に促されると屋敷へと連れていかれるのだった。
「ふぅ、疲れたな……」
闘技大會でニコルと戦い、そのままパセラ伯爵邸の庭で行われたパーティーに參加させられ、貴族の人たちに話し掛けられた。
全員、俺の戦いを稱賛し「良かったら當家に雇われるつもりはないかい?」と勧してきた。
俺は今のところ冒険者を辭めるつもりがないので斷るのだが、次から次に酒を注がれ話し掛けられ続けた。
結局、前後不覚になるまで酒を呑まされ、酔いつぶれたところで伯爵家に泊めてもらった。
そんなわけで、二日酔いによる頭痛を抱えながら天井を見上げる。
「それにしても、ニコルは婚約者じゃなかったんだな……」
眉間に皺が寄り、昨日の戦闘を頭の中で思い浮かべる。
やつは俺の知らないスキルを使ってきた。スキルの報が正しければ、今回の準備がなければあの『パラディンガード』を抜くことは不可能だっただろう。
俺はステータス畫面を開く。
名 前:ティム
年 齢:16
職 業:斥候レベル40
筋 力:377
敏捷度:376+80
力:430+50
魔 力:400
神力:357
用さ:396+50
運 :504
ステータスポイント:11
スキルポイント:251
取得ユニークスキル:『ステータス作』
指定スキル効果倍:『インパクト』『ブースト』『剣レベル7』『後方回避レベル5』『バッシュレベル6』
取得スキル:『取得スキルポイント増加レベル5』『取得ステータスポイント増加レベル5』『取得経験値増加レベル5』『アイテムドロップ率増加レベル5』『バーストレベル8』
『ヒーリングレベル6』『ライト』『罠知レベル5』『罠解除レベル5』『アイテム鑑定レベル6』『短剣レベル5』『ファイアアローレベル6』『アイスアローレベル6』『ウインドアローレベル6』『ロックシュートレベル6』『瞑想レベル6』『ウォールレベル6』『魔力集中レベル6』『祝福レベル6』『キュアレベル6』『ハイヒーリングレベル6』『セイフティーウォールレベル6』『スピードアップレベル6』『スタミナアップレベル6』『アイテムボックスレベル4』『指定スキル効果倍レベル5』『スキル鑑定』『眠る』『食べる』『ダブル』『深く眠る』『地図表示』『索敵』
今回の戦い、俺は敏捷度で相手を上回れば攻撃の威力は補えると考え、職業を斥候にしていた。
期間中の狩りで戦士と斥候をレベル40まで上げることに功していたので、使えるスキルを取得することができたのだ。
俺はやつらとの再戦を考え、最適なスキルの組み合わせがないか畫面を睨むように見続けていると……。
――コンコンコン――
「ティム様。目覚めでしょうか?」
ドアをノックする音がしての聲が聞こえる。おそらく、屋敷の使用人だろう。
「はい、起きてます」
俺は返事をするとを起こし、ドアを開けた。
「お館様がお呼びです。嬢様の件についてお話があるそうです」
ついにきたか。
昨日は流れるようにパーティーに參加させられたので、ガーネットが冒険者を続けるかどうかについてれていない。
「わかりました。案してください」
俺はそう答えると、使用人に案され執務室へと連れていかれるのだった。
地球連邦軍様、異世界へようこそ 〜破天荒皇女は殺そうとしてきた兄への復讐のため、來訪者である地球連邦軍と手を結び、さらに帝國を手に入れるべく暗躍する! 〜
※2022年9月現在 総合PV 150萬! 総合ポイント4500突破! 巨大な一つの大陸の他は、陸地の存在しない世界。 その大陸を統べるルーリアト帝國の皇女グーシュは、女好き、空想好きな放蕩皇族で、お付き騎士のミルシャと自由気ままに暮らす生活を送っていた。 そんなある日、突如伝説にしか存在しない海向こうの國が來訪し、交流を求めてくる。 空想さながらの展開に、好奇心に抗えず代表使節に立候補するグーシュ。 しかしその行動は、彼女を嫌う実の兄である皇太子とその取り巻きを刺激してしまう。 結果。 來訪者の元へと向かう途中、グーシュは馬車ごと荒れ狂う川へと落とされ、あえなく命を落とした……はずだった。 グーシュが目覚めると、そこは見た事もない建物。 そして目の前に現れたのは、見た事もない服裝の美少女たちと、甲冑を著込んだような妙な大男。 彼らは地球連邦という”星の海”を越えた場所にある國の者達で、その目的はルーリアトを穏便に制圧することだという。 想像を超えた出來事に興奮するグーシュ。 だが彼女は知らなかった。 目の前にいる大男にも、想像を超える物語があったことを。 これは破天荒な皇女様と、21世紀初頭にトラックに轢かれ、気が付いたら22世紀でサイボーグになっていた元サラリーマンが出會った事で巻き起こる、SF×ファンタジーの壯大な物語。
8 195わがまま娘はやんごとない!~年下の天才少女と謎を解いてたら、いつの間にか囲われてたんですけど~
―――― この作品は、ヒロインの女の子のかわいさをお楽しみいただくための作品です。 冴えないけど誠実な主人公が、最強スペックだけど性格が殘念なヒロインに口説きまわされつつ、一緒に正體不明の妖怪「ヌエビト」の正體を明らかにしていきます。 そのため、マイルドな會話と少しのミステリー成分を含んでおります。 謎解き、のじゃ口調、積極的な女の子が苦手な方は、食中毒にご注意の上でお読みください。 大丈夫、死ぬことはありませんから。 ―――― 2017.4/3~4/5 日間ジャンル別推理ランキング1位になりました。 2017.4/5~4/9 週間ジャンル別推理ランキング1位になりました。 2017.12/31 本編完結しました。 第二回モーニングスター大賞「社長賞」頂きました。 本當にありがとうございます! ―――― 表紙のイラストは「ぶわる」様に描いていただきました! 作中の地図はINKERNATE WORLDs(https://inkarnate.com/)様で作成しました。
8 172勇者と魔王が學園生活を送っている件について
魔王との闘いに勝ちボロボロになった、勇者。 村の人たちに助けられ、同じ年くらいのセイラと出會う。そして、興味本意で學園生活を送ることになり、魔王?と出會うことで色々な感情が生まれてくる。學園に迫る謎の敵を勇者だとバレずに倒し、やり過ごす事が出來るのか? ─ここから、スティフや友達の青春が動き出す。
8 82りんご
とある先輩と後輩と林檎の話
8 85私は綺麗じゃありません。
身に覚えのない罪で國外追放された元伯爵令嬢アザレアは敵國との境の森で行き倒れになったところを敵國の魔法騎士、別名『魔王様(天使)』に拾われる。 獻身的に看病してくれる彼は婚約者や家族に醜いと評されたアザレアを「綺麗」と言ってくれる。 そんな彼に心を引かれつつ獨り立ちして恩返しをするために彼女は魔法騎士を目指す。 そんな中で各國はアザレアを手に入れるため動き出す。 リメイク作成中。なろうに上げ次第差し替えていきます
8 73世界にたった一人だけの職業
クラスでもあまり馴染むことができず、友達にも恵まれず高校生活を送っていた高校二年生の主人公の柏沢蓮斗。そんなある日、クラスでいつも通り過ごしていると先生の魔法詠唱によって足元に魔法陣が現れた。魔法陣に吸い込まれた後、目を覚ましたら異世界の王宮の中にいた。皆それぞれ職業に目覚めており、主人公もまた例外ではなかった。だが、主人公の職業はー 異世界の複雑な事情に巻き込まれていく ストーリーです。 新作 「スキル『日常動作』は最強です~ゴミスキルだと思ったら、超萬能スキルでした~」も興味のある方は見に來てください。 お気に入り1000突破! ありがとうございます!!
8 134