《【書籍化】Fランク冒険者のり上がり、俺だけができる『ステータス作』で最強へと至る【コミカライズ】》『よく食べる』スキル出現
「ティムさん! 支援魔法をお願いいたしますっ!」
「『スピードアップ』『スタミナアップ』」
ガーネットの要請にこたえると、俺は彼に支援魔法を掛けた。
「『オーラ』」
俺の程の太さの、木でできた腕がび、半をずらしたガーネットの橫を通過する。
彼が今戦っているのは『人面樹』という木の表面に目と口が存在するモンスターだ。
このモンスターの全長は數メートルほどで、自在な木の腕をばして攻撃してくる。
見かけのわりに素早く、人とは構造が違うため、振るわれる腕と足元からびてくるなどが厄介で、常に両方に気を配らなければならない。
それでもガーネットは冷靜に相手のきを見極めつつ立ち回り、びてくる腕を斬り付け、ダメージを與えていたのだが……。
「ガーネット、何か仕掛けてくるぞっ!」
次の瞬間、人面樹の頭部にある葉がざわざわときだした。
「大丈夫です!」
を仰け反らせてびてきた腕を避けたガーネットは、そのままバク転をして距離を取る。
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『ポポポポーーーーーン!』
すると、人面樹はを回転させながら、頭部から木の実を飛ばし始めた。
「『ウインドウォール』」
俺は目の前に、下から風が吹き出す壁を設置し、攻撃からを守る。
「はっ! はっ! やっ! やぁっ!」
ところが、彼はその場から一歩も引くことなく飛んでくる木の実をすべて真っ二つにしてしまった。
「『オーラブレード』」
以前ニコルに攻撃を仕掛けた時のように剣がオーラを纏う。
「これで一気に倒します!」
俺の支援で敏捷度が上昇しているのに加え、彼自も『オーラ』でを強化している。
瞬きするほどの一瞬で、ガーネットは人面樹との距離を詰めると両腕を斬り落とした。
『ポポポーーーーン』
腕を失い、接近されたので木の実を飛ばす攻撃も使えない。彼は一度地面にかがみ、足に力をれると。
「これで、終わりです!」
數メートル飛び上がると、剣を振り下ろし人面樹を一刀両斷するのだった。
「お疲れ様、至近距離からよくあの木の実を斬り落としたな」
魔法で吹き飛ばした木の実を拾いってみるが、かなりい。こんなものを良く冷靜に斬り続けたものだと心する。
「ティムさんの支援のお蔭です」
俺が聲を掛けるとガーネットは微笑んだ。
これまでは「ティム先輩」と呼ばれていたのだが、正式にパーティーを申し込んで以來、呼び方が変わった。
「それにしても、今日のガーネットは凄いな」
先程のきを振り返ってみる。
彼は終始攻めの姿勢を崩さず、敵を俺に近付けようとしなかった。
一歩も引かない果敢な攻めに、バク転などのこれまでに見られなかった大膽なき。
心境の変化でもあったのか、今の彼はとても頼もしく見える。
「そ、そうでしょうか? えへっ」
口元をニマニマとさせているガーネット。
「ただちょっと、気になったのが……」
「えっ? 何か不手際がございましたか?」
俺は言うべきか悩んだのだが、彼とはこれからもパーティーを組んでいくつもりだ。早めに指摘してやる方が良いだろう。
「攻撃回避にバク転を使われると、スカートが捲れるからさ」
俺の言葉で意識してしまったのか、彼は顔を赤くして両手でスカートを抑えた。
「俺もなるべく見ないようにはするが、他の冒険者に見られたくないと考えちゃうんだよ」
正直、厭らしい目でガーネットを見る連中には苛立ちを覚えなくもない。
俺が自分の気持ちを正直に伝えると……。
「て、ティムさんになら見られても問題ありませんから」
益々顔を赤くしながらもそんなフォローをれてくれる。
俺はガーネットの気遣いを嬉しく思うと、彼の頭をでることで返事をするのだった。
「……っと、ガーネット。ちょっとストップ」
「はい、ティムさん」
しばらく狩りを続けていると俺のレベルが上がっていることに気付いた。
現在の俺の職業は遊び人で、ここ數日でレベル23⇒レベル25になっている。
「おめでとうございます。何か新しいスキルは出現されましたか?」
ガーネットの問い掛けに俺はステータス畫面を切り替える。
「新しいスキルが増えてるな」
やはりレベル25とレベル40が節目らしく、期待していた通りスキルが出現していた。
・『よく食べる』⇒食事を大量に摂ることで一時的にステータスを増加させることができる。増加するステータスは食べた料理によって変わる。
既に取得している『食べる』が力を回復させる効果があるのに対し、このスキルは食べることでステータスを増加させられるらしい。
「なるほど、早速取得されるのでしょうか?」
ガーネットの問いかけに俺は悩んだ。
「いや、放っておけば取得できそうなスキルだからポイントは溫存したい」
『食べる』『眠る』のスキルは自然に取得していた。スキルに沿った行をすることで練度が上がるという認識があるので、今後意識的に食事を多く摂ればその取得できるのではないかと考えたのだ。
俺はレベルが上昇した分のステータスだけ神力へと振る。今回の振り分けで神力も367まで上がってきたので、俺のステータス全般はしずつ後衛タイプへとシフトしつつある。
名 前:ティム
年 齢:16
職 業:遊び人レベル25
筋 力:377
敏捷度:376
力:430
魔 力:400
神力:367
用さ:396
運 :524+125
ステータスポイント:1
スキルポイント:275
取得ユニークスキル:『ステータス作』
指定スキル効果倍:『取得スキルポイント増加レベル5』『取得ステータスポイント増加レベル5』『取得経験値増加レベル5』『アイテムドロップ率増加レベル5』『バーストレベル8』
取得スキル:『ヒーリングレベル6』『ライト』『罠知レベル5』『罠解除レベル5』『アイテム鑑定レベル6』『短剣レベル5』『ファイアアローレベル6』『アイスアローレベル6』『ウインドアローレベル6』『ロックシュートレベル6』『瞑想レベル6』『ウォールレベル6』『魔力集中レベル6』『祝福レベル6』『キュアレベル6』『ハイヒーリングレベル6』『セイフティーウォールレベル6』『スピードアップレベル6』『スタミナアップレベル6』『アイテムボックスレベル4』『指定スキル効果倍レベル5』『スキル鑑定』『眠る』『食べる』『ダブル』『深く眠る』『地図表示』『索敵』『インパクト』『ブースト』『剣レベル7』『後方回避レベル5』『バッシュレベル6』
俺が自分のステータス畫面を眺めていると、
「ティムさんは、このまま遊び人を続けるおつもりでしょうか?」
ガーネットが確認をしてきた。
「どうしようかな?」
彼に前衛を任せたまま自分は遊び人。言葉だけ聞くと養ってもらっているがぬぐえない。
実際、數日前までは三層で、今は五層にいるのでモンスターも強くなってきている。
今のところ、攻撃をけていないが先に進むためには新しい攻撃手段を手にれるべきではないだろうか?
だが、次に選ぶはずだった僧は今の時點でガーネットがレベルを上げている。
「これはご提案なのですが、ティムさんは『見習い冒険者』のレベル40を目指されてはいかがでしょうか?」
「確かに、それも手の一つだけどいいのか?」
その道を選ぶと俺のステータス上昇はステータスポイントの振り分けのみとなるのだ。
「私は、ティムさんが辿った道筋をなぞっておりますので、効率よい長をさせていただいておりますから。おそらく『見習い冒険者』はレベルを上げにくく、ステータスも上げつらい代わりに優秀なスキルが眠っているのではないかと考えております」
それは俺もじていることだった。彼に甘えてしまい提案をけれるか考えていると、そっと手が握られる。
「ティムさんの『ステータス作』はいまだ謎に包まれているスキルです。私もお手伝いいたしますので、どうぞお好きなように」
その一言で決斷した。
「そうだな、ガーネットが僧を上げ、俺が見習い冒険者の上を確認する。お互いをさらに強化するならこれが最良だ」
俺は見習い冒険者を上げることにした。
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