《【書籍化】Fランク冒険者のり上がり、俺だけができる『ステータス作』で最強へと至る【コミカライズ】》フローネの希
目の前のテーブルには、フローネのステータスと転職可能な職業などについて書いた紙が置かれている。
俺はガーネットから言われた通り『簡潔に』『誤解を生まないように』説明しなければならず、やや張していた。
――コンコンコン――
「ってくれ」
ドアが開き、フローネがってくる。
彼は薄い素材の寢間著にストールを肩にかけていて、張の表を漂わせていた。
「主人様がお呼びだと、メイド長より伺いました。何分、初めてですので至らない點があるかと思いますが可がっていただけないでしょうか?」
ドアを閉じ、鍵を掛けたフローネはそう言うと、俺の前まできてストールを椅子に掛けた。
湯浴みをした後なのか、が火照っているようで赤い。腕でを抱いた彼は俺以上に張しているようだった。
「ち、違うっ! 俺が君を呼んだのはそう言う理由じゃないから」
慌てて否定する。
まさか、ガーネットに頼んでおいたはずが、メイド長を通すことで曲解されてしまうとは考えもしなかった。
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「俺が君を呼んだのは今後について説明をするためであって、決してそう言う行為を強要するためではないから」
「そ、そうなのですか?」
まだ信じられないのか、彼は目を大きく開くと俺をじっと見る。
「このことはガーネットも知っているし、もし俺がそう言ったことをほのめかしたら彼に告げ口しても構わないから」
そこまで言うと、フローネはようやく信じたのかホッとをでおろした。
「それで、今後のこと、とはなんでしょうか? お嬢様からはこの屋敷で働くように言われているのですが……」
日中もメイド長に仕事を教わっていたらしく、彼は首を傾げた。
「それについても説明したい。まずは話を聞いてくれ」
俺は向かいの席に座るように言うと、ステータス畫面から得た報について彼に説明をするのだった。
「以上が俺の持つユニークスキルの説明になる」
「なる……ほど?」
俺の説明を黙って聞いていたフローネだが、まだ理解が追い付かないのかアゴに手を當て考え込んでいる。
「つまり、主人様は他人の才能をばす能力を持っている。そういう認識で間違いないでしょうか?」
「そうだな、その解釈で合っているよ」
彼がよく理解できているのを確認した俺は、ここからが本番とばかりに話を続けた。
「その紙に書いてある通り、俺は君のステータスをばし、職業をれ替えることができる。ステータスを上昇させればこれまでの作業が楽になるし、スキルを取得すれば新しくできることもあるだろう。フローネはどうしたい?」
俺の能力を使った時の利便を解くと、俺は彼に問いかけた。
「その前に一つ質問があるのですが、よろしいでしょうか?」
「ああ、何でも聞いてくれ」
「元々、お嬢様も才にとぼしく、冒険者を続けられないはずだったと聞いております。もしかすると主人様の能力を使われているのでしょうか?」
「ああ、ガーネットは元々魔法に適がなくてな。今でこそ剣を取り扱うようになったが、あのままだったら冒険者を辭めさせられていた」
それが今では立派な前衛として武を振るい、フローネを購するための資金を貯めたというのだから驚きだ。
「でしたら、私も冒険に連れていってもらえないでしょうか?」
「うん?」
意外な願いに俺は戸う。彼のステータスでどの項目を上げるか相談するつもりだったのだが……。
「今回、主人様とお嬢様が私を買い上げるのに用意した金貨1400枚。途方もない金額です。普通に屋敷で働いているだけでは長い年月がかかることでしょう」
「ああ、そのことについて説明してなかったな――」
「ですが、冒険者になれば稼ぐことができます。これまでは自の才能のなさと、戦うことへの恐怖がありました。だけど、もし主人様がお許しいただき、私に戦うを與えてくれるというのなら……。私は戦いたいです。もう流されて生きていくのは嫌なのです」
切実な聲にが詰まる。フローネが渇したのは、俺もガーネットも一時期抱いていた思いだったからだ。
足りないからこそ馬鹿にされる、足りないからこそ強要される。俺たちはそんな運命に抗う仲間だ。であるならば俺はフローネの想いに応えなければならない。
「フローネの気持ちはわかった」
「それでは……」
回りくどいことは言わない。俺は今の気持ちをはっきり言ってやる。
「俺が責任を持つ。フローネは何も心配せず俺についてこい」
「はい、主人様!」
彼はそう言うと、激した様子で俺を見るのだった。
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