《【書籍化】ファンタジー化した世界でテイマーやってます!〜貍が優秀です〜》6 就職?

職業設定をするからクー太たちにはもうし待っていてもらおう。

「クー太し待ってな」

「ぎゃう」

さてと、職業を設定と念じてみる。

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○職業を選んでください。

・フリーター

・平社員

・武闘家

・テイマー

・料理人

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武闘家も惜しいがテイマーにしよう。

テイマーを選択。

《職業がテイマーになりました。職業テイマーになったことにより基礎スキル【テイムLv1】取得。

使役魔獣が2匹いるため職業【テイマー】のレベルが上昇。それに伴い基礎スキルの【テイムLv1】が【テイムLv2】に上昇。

職業のLvが上昇したため個名【中野 誠】のLvが上昇します》

またなんかごちゃごちゃと…。

そういえばクー太たちをテイムしてるのに基礎スキルにテイムがなかったな。基礎スキルって行や鍛錬によって追加されるって書いてあったのに職業選択しただけでスキル化していいの?

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本來テイムした時に基礎スキルに追加される予定だったけど、特殊スキルの【テイム(特)】の効果でテイムしてたから基礎スキルには出なかった、とか?

あ、それにスキルレベル上昇アナウンスは今までなかったな?神耐が1つ上がってたのに何もなかった。何故だ?わからんからとりあえず後回しだな。

職業【テイマー】と基礎スキル【テイム】の能力を一応確認してみるか?

ついでに【テイム(特)】と比較してみるか。

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【テイマー】(職業)

・使役魔獣との意思の疎通が可能になり、魔に好かれやすくなる。また魔との遭遇率が上がる。

・使役魔獣の能力が一部使役者に上乗せされる。レベルによって上乗せされる能力が上昇。

・テイム枠4。

(使役魔獣の賢さと信頼度によって意思疎通できる度合いが変わる)

【テイム】(基礎スキル)

・テイム率(小)上昇する。Lvが上がることにより使役できる數が一つ増加。

【テイム(特)】(特殊スキル)

・稱號【魔に好かれる者】によって取得できるスキル。テイム率上昇。

(職業テイマーの場合):使役魔獣の長速度上昇。使役魔獣の能力等の一部能力が使役者に上乗せされる。使役數上限解除。

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ぜっんぜん違うじゃねーか!!もうし名前変えろよ!テイマー、テイム、テイム(特)って…手抜きにも程があるわ!

細かすぎてわからなくなってくるな…。

帰ったら鑑定し直しつつノートにメモするか?備忘録作っとかないと確実に忘れそうだ。まあ忘れたら鑑定すりゃいいのかもしれないけども…。

上昇値に小があるものと無いものの差も理由もわからないから、とりあえずそういう仕様とだけ思っておこう。

というかテイム(特)が破格過ぎる気がする。

よく見ると職業【テイマー】が上乗せされるのは”能力”だけだが、【テイム(特)】のほうは”能力等”になっている。等ってなんだ。書き間違えか?それとも別の能力もてにはいるとか?

よし。とりあえずそう思っておけばいいな。それより意思疎通だ!魔との遭遇率が上がるのは正直そんな嬉しくは無いが、クー太たちと話せる!かもしれん!

あ、でもこれ意思疎通できなかったら信頼度皆無ってことじゃ…。いや!大丈夫!なはずだ。うん、きっと。

すぅーーーはぁーーー。すぅーー。よし!

「ク、クー太?」

聲裏返ったわ。めっちゃハズイ。意思疎通できなかったらショックが…なんて考えてたら…。

『ご主人さまー?なにー?』

「おお!クー太!クー太が何言ってるかわかるぞ!」

『?ご主人さまボクの言ってることわかるのー?』

『ご主人様本當?私の言ってることもわかる⁇』

「クー太本當だ。ランの言ってることも伝わってるぞ!」

おおお!マジでと話せてるよ!これぞファンタジー。いや、今更か?

口元はぎゃうぎゃう言ってる時と同じきだが、耳に屆くのは日本語に聴こえる。不思議である。

しかもクー太はちょっと舌ったらずなじで可い。ランの話し方と聲はなんとなくしっかり者ってじの雰囲気だ。

クー太とラン、二匹ともすごく喜んでいるようだ。俺もめっちゃ嬉しいぞ。

「これからもたくさん話せるしな。とりあえずさっき何伝えようとしてたか教えてくれ」

『あのねー灰狼?の魔石?ってあの玉のことだよね?アレならボクが食べちゃったから戻ってもないよー?っていってたの』

「いつの間に食べたんだ?俺がすぐ移してちゃんとついて來てただろ?」

『ご主人様。クー太はし遅れて來たよ?』

『うん。ボクが噛み付いてたちかくにあの玉の気配がしたから取り出して食べてからご主人さまのこと追いかけたよー』

「そうだったのか。気づかなくてすまないな…」

頭をかきながら謝ると2匹揃って、大丈夫ー!と言ってくれた。いい子達だ…。

でもそれなら灰狼のところに戻っても意味ないな。アレ以上奧に行くのはまだ怖いしな…。

このまま真っ直ぐ行けば最初に向かった方向。

んで後ろは灰狼のところ。左右どちらかに行ってみるか。後ろに戻っても魔獣が増えるだけで人里につきそうもないし…。

「クー太、ラン。これからレベル上げをしに行こうと思うんだが、左右どちらがいい?」

『んー。レベル上げるなら狼さんがいた方に戻ったほうがいいよー』

狼さん、って。クー太可いな。

『そうね。クー太の言う通りだわ。こっち側は人が住んでる方向だから強い生きはあんまりいないし』

「ちょ、ランは人里がどっちにあるかわかるのか⁉︎」

『もちろん!クー太も匂いでわかるでしょ?あっ。でも前はここからでも街が見えたけど気がついたら見えなくなったわ。でもちゃんと方向は覚えてるわ』

ここから街が見えた?気がついたら見えなくなっていた?

どういうことだ?植が異常長したとか?

『ランは気づかなかったのー?ご主人さまと會うちょっと前くらいに草とか木が一気にのびてきたんだよー。そのせいでボクのおうちもなくなっちゃった…』

『ご主人様に會うし前まで調子が悪くて寢てたのよ』

『あ、ボクもなんか調子悪かったかもー?』

『クー太は脳天気ね』

話を聞いているじ、おそらく調子が悪かったのは魔化のせいな気がする。元々野生の貍だもんな。

ただ草木が突然長した?これも魔化なのか?

しかし俺と會う前に草木や調に異常があったってことは子午線説合ってるんじゃないか?

々考えなきゃいけないことばかりだ。しかももう晝だし、お腹空いたな…。

お腹空いたし、行くべき方角がわかったから早く帰りたい。だが…しかし…っ!レベルを上げたいっ!

苦渋の決斷である。好奇心を満たすか。空腹を満たすか。悩ましい…。

『ご主人さまー。狩りに行くんでしょー?今なら狼さんになんて負けない気がするよー』

『そうね。なんか昨日の自分とは全然違う気がするわ』

魔化とレベルアップのおかげ、か?

確かに俺もが軽い。気がする。

二匹とも灰狼を狩る気満々だな…。ならば俺も好奇心を満たすために行するか!

「よし、灰狼と出會ったとこに戻ろう!ただし、警戒は怠らないでくれよ?狼に不意打ちされたら大変だからな」

『はーい!』

『わかったわ!』

「よし。行こう」

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