《【書籍化】ファンタジー化した世界でテイマーやってます!〜貍が優秀です〜》12 秋
アキの語尾を変更しました。
『ご主人様。恐らく、リスがすぐ近くの木の上にいますがどうされます?』
先頭を歩いていたハクが立ち止まり遠くを見ながら報告してくる。どんな魔がいるか考えていたから反応が遅れた。
ハクがリスを見つけたようだ。
クー太はハクの方が鼻が良いとのことで索敵をサボって肩の上でだらんとしている。
「そのリスは魔か?試してはないが普通のじゃテイムできないだろうし」
『どうでしょう。多分、としか』
『主様。魔だと思います。魔石の反応があるので』
「クレナイは魔石があるかどうかわかるのか?」
『心臓付近のが魔石と似たじですので』
あー、蛇だから熱知できるってことか?そういえば蛇ってピットがあるけど視力は弱かったりしなかったか?魔だからいいとこ取り?
川に魔がいたかどうかクレナイに聞けばわかったのか。
「そうか。ならテイムしたいが、樹上じゃな」
『なら私が見つからずに近寄って捕まえるか地面に落としてきます』
Advertisement
「そうだな。俺はどこにいるかわからないけど木の上までこっそりいけるのはクレナイしかいないし、頼む」
『かしこまりました』
「多分こんだけ普通に話しているからあちらもこっちに気付いているだろうし、失敗しても気にするなよ」
『はい!』
『なら私は落ちてきたところに突撃ね!』
「ランはそんな焦らなくても。もうすぐ進化できるから大丈夫だって」
『だってクー太だけご主人様の肩にのってずるーい』
『いいでしょー』
「クー太も煽らないの」
クレナイって意外と隠が得意だよな。赤いから目立つんだが音を立てず移できるからさえ暗いなら隠としては最高なんだが…。
クレナイはリスがいるらしい木とは別の木に登っている。リスの視界から外れたとこから奇襲するようだ。
「んじゃクー太もランもハクもリスが地面に降りてきても逃げられないよう待機してくれ。俺はどこにいるのか全然わからないからな」
『わかったわ!』
『わかりました』
『んー?大丈夫だとおもうよー?』
クー太のだらけ合がやばい。
「クー太頑張れ」
『んーん。そうじゃなくてクレナイなら大丈夫ってことー』
「まあ、それでも一応な」
だらけてたわけではなく、クレナイなら大丈夫だからとく気がなかったようだ。
『本當、大丈夫そうですね』
『ご主人様。クレナイがリス咥えてこっちにくるわよ』
えー。リス弱すぎやしないか…?クレナイもレベル上がってるからリスが雑魚ってわけではないのか…?
スルスルーっと薄茶のを咥えて戻ってきた。
俺がけ取って逃げられては困るのでを咥えられた狀態のリスの顔部分に近寄りテイムを念じる。
テイムされろと聲に出さず、念じるだけでいけるかどうかの実験だ。相手が仲間になる気があればテイムできるから大丈夫だと思うが。
《栗鼠が仲間になりたそうにしています。テイムしますか?》
【YesorNo】
うーん。あっさり。テイム基準がゆるゆるなのかリスがひ弱なのか悩ましいな。
Yes。
《使役魔獣が5匹になったことにより職業【テイマー】のレベルが上がります。職業【テイマー】のLvが上昇したため基礎スキル【テイム】、個名【中野 誠】のLvが上がります》
《栗鼠が仲間になりました。テイムした魔獣に名前をつけてください》
お?レベルもあがった。
「言ってることわかるか?」
『わかるです!だから食べないでほしいのです!』
……これ仲間になりたがったからテイムされたんじゃなく心が折れたからテイムされたじ?
「食べないけど、これから仲間になるってことでいいか?」
『はい!もう是非ともお願いしますです!だから蛇さん離してほしいのです!』
「必死だなおい。クレナイ離してやっていいぞ」
『はい』
あ、口が塞がってても話せるのね。まあそうだよな。元から念話みたいなじだったし。
にしてもリスだから仕方ないけど、今のクー太より小さいな。
「クレナイお疲れ様。ありがとうな」
『お役に立てて良かったです!』
「さて、名前どうしようか。あ、オスとメスどっちだ?」
『メスなのです!これからよろしくお願いするです!それと非常食にしないでほしいのです!食べてもはないと思うのです!』
…元気いっぱいにネガティブだなおい。食わんわ。心が折れたとかじゃなく常時こんなじなのか。
「安心してくれ。食べたりはしないから。んで名前だよな。外國語でリスがなんて言うかわからんしな」
この薄茶のリスで連想するものは…茶で茶子とか漢字だと栗って字を書くから…変だな。あとは秋とか。メスだしアキでいいか。クー太とランはいいとして他を漢字にすると紅、白、秋か。自分のネーミングセンスを疑うな。
だがアキで決定です。
「名前はアキな。あとステータス見せてもらうぞ」
『はい!よくわかりませんがどうぞです!』
なんだろう。この殘念な子…。
————————————————————
個名【アキ】
種族【魔栗鼠】
別【メス】
狀態【 】
Lv【1】
・基礎スキル:【噛み付きLv1】
・種族スキル:—
・特殊スキル:—
・稱號:—
————————————————————
えっ。攻撃的な種族じゃないにしても予想以上に弱かった。
レベル上げても強くなるビジョンが見えないのだが…。まあレベルは上げるけど。
んで、魔栗鼠ね。魔貍、大赤蛇、森狼…。
「アキはテイムされる前とか昨日のこととか覚えているか?」
『はい!昨日はきのみを集めていたのです!』
リスってそれが日課じゃないのか…?
「そうか。今朝は調悪かったりしたか?」
『はい!このまま死んでしまうのかと思ったのです!』
「調が悪かったってことだな。そういえばハクとクレナイはがだるくなったりとか、調が悪くなったりしたか?」
『いえ。私はそういうのはありませんでした』
『私もそういうのはありませんでしたね』
なら名前に魔がついてる魔は、元からこの土地に住んでいて魔化した生ってことか。クレナイやハクみたいなのはまた違うとか。
いや、でもクレナイやハクが進化した個だったらその進化前の個は「魔」がつくかもしれないしな。
判斷材料もないし考えても無駄だな。
あ、魔栗鼠の詳細を表示。
———————————————————
【魔栗鼠】
・栗鼠が魔化した魔
———————————————————
まあそうなるわな。やっぱりクレナイ達とは産まれ方が違うのだろう。
さて。
「アキにはこれから他のみんなと魔を倒してレベル上げしてもらうつもりなんだが大丈夫か?」
『はい!戦うのは得意ではありませんが一杯やらせてもらうです!』
「いや、さすがにどうしても嫌ってなら強制はしないぞ?」
『わ、わたし捨てられるのですか⁉︎』
「捨てないから安心しろ。まあ戦えるってなら頼むな」
『はい!捨てられないように頑張るのです!皆さんよろしくお願いしますです!』
『クー太だよー。よろしくねー』
『私ラン!よろしくね!』
『クレナイと申します。よろしくお願いします。先程は痛くありませんでしたか?』
『私はハクといいます。よろしくお願いしますね』
『はい!クレナイさん痛くなかったですけど怖かったです!』
『それは諦めてください』
上手くやれそう…か?クレナイとアキの溫度差が…。
傭兵少女と壊れた世界
人の文明はゆるやかに衰退した。 夜風に混じって結晶が飛ぶようになった世界。街が消え、國が飲み込まれ、生き殘った人々は失われた技術にしがみつき、わずかな資源をめぐって爭い合う。 そんな世界を巡回する移動都市で少女は暮らす。銃の腕を磨きながら、身よりのない子供たちとギリギリの生活を送る。大きな不満はないが充足感もない。しいて言うならば用意される飯が不味いこと。 少女は大人になりたいと願った。過酷な世界で少しでも自分らしく生きるために、ひたすら銃を練習した。必要なのは力と知識。生き殘りたければ強くなれ。いつか大人になった時、街を出て、自由に生きる傭兵を目指すのだ。 しかし、街を守るはずの大人に裏切られた少女は船から落とされてしまう。さぁこれからどうしよう。唐突に放り出された外の世界。されど少女はしたたかであった。たとえ亡者のような人間に追われても、巨大なミミズに捕まっても、大國の兵士に襲われても……。 世の中はくそったれだ、と愚癡をこぼしながら傭兵少女は銃を握る。 ○ 物語の進行にあわせつつ、週二話を目安に更新します。基本的に週末です。更新が遅れたら叱ってください。
8 111複垢調査官 飛騨亜禮
某IT企業に勤務する《複垢調査官》飛騨亜禮と、巨大小説投稿サイトの運営スタッフの神楽舞とが繰り広げるドタバタコメディミステリー。 第二章では、新キャラの坂本マリアとメガネ君も活躍します。 第三章ではネット小説投稿サイト三國志的な話になってます。 第四章 僕の彼女はアンドロイド 少年ライトとアンドロイド<エリィ>の物語。ベーシックインカムとかアンドロイドが働いて家族を養ってくれる近未來のお話です。 第五章 複垢調査官 飛騨亜禮2 TOKOYO DRIVE(複垢狩りゲーム) 『刀剣ロボットバトルパラダイス』に実裝された<TOKOYO DRIVE>の謎を巡って展開する異世界バトル。 http://ncode.syosetu.com/n6925dc/ 第六章 《複垢調査官》飛騨亜禮の華麗なる帰還 《複垢調査官》飛騨亜禮が新ネット小説投稿サイトの調査に赴く。彼はそこで想像超えた恐るべき小説たちと出會うことになる。 第七章 AIヒューマン 「複垢調査官 飛騨亜禮」は第四章〜六章が未完になってますが、まあ、人工知能✕VALUの小説を書いてみようと思います。 複垢調査官 飛騨亜禮 https://kakuyomu.jp/works/4852201425154917720 書きたい時が書き時ということで、第四章なども書きながら完結させていきたいですね。 第四、五、六、七章は同時更新中です。 ほのぼのとした作品を目指します。
8 153神様はチートはくれないけど元々俺のステータスはチートだった
女神様から異世界転生することを知った主人公。 しかし主人公は記憶喪失だった。 そんな中、チート能力も貰えず赤ちゃんからやり直すことに・・・ そんなある日、主人公エイトは自分が天才を超えた異才だと知る。 そこから事件や戦爭、學園に入學したりなど、様々な困難が待ち受けていた。 初投稿なので溫かい目で見守ってくださると幸いです。 誤字脫字あるかと思いますがよろしくお願いします。
8 160異世界落ちたら古龍と邪龍の戦いに巻き込まれまして・・・
この物語は、勇者召喚に巻き込まれ そのあげく古龍と邪龍の戦っている真っ只中に落ちてしまった一人の異世界人の物語である おそらく主人公最強もの、そしてスーパースキル「ご都合主義」が 所々に発生するものと思われます
8 163彼女が俺を好きすぎてヤバい
魔術を學ぶ學校に通う俺、月城翼には彼女がいる。彼女こと瀬野遙は、なんというか、その。ちょっと、いやかなりヤバい奴だった。ヤンデレとかメンヘラとか、そういうのではなくだな……。 (「小説家になろう」に投稿しているものと同じ內容です)
8 188じゃあ俺、死霊術《ネクロマンス》で世界の第三勢力になるわ。
「お前は勇者に相応しくない」 勇者として異世界に召喚された俺は、即行で処刑されることになった。 理由は、俺が「死霊術師/ネクロマンサー」だから…… 冗談じゃない!この能力を使って、誰にも負けない第三勢力を作ってやる!! ==================== 主人公『桜下』は十四歳。突如として異世界に召喚されてしまった、ごく普通の少年だ。いや、”だった”。 彼が目を覚ました時、そこには見知らぬ國、見知らぬ人、見知らぬ大地が広がっていた。 人々は、彼をこう呼んだ。”勇者様”と。 狀況を受け入れられない彼をよそに、人々はにわかに騒ぎ始める。 「こやつは、ネクロマンサーだ!」 次の瞬間、彼の肩書は”勇者”から”罪人”へと書き換わった。 牢獄にぶち込まれ、死を待つだけの存在となった桜下。 何もかもが彼を蚊帳の外に放置したまま、刻一刻と死が迫る。絶望する桜下。 そんな彼に、聲が掛けられる。「このまま死を待つおつもりか?」……だが牢獄には、彼以外は誰もいないはずだった。 そこに立っていたのは、一體の骸骨。かつて桜下と同じように死を遂げた、過去の勇者の成れの果てだった。 「そなたが望むのならば、手を貸そう」 桜下は悩んだ末に、骨だけとなった手を取った。 そして桜下は、決意する。復讐?否。報復?否、否。 勇者として戦いに身を投じる気も、魔王に寢返って人類を殺戮して回る気も、彼には無かった。 若干十四歳の少年には、復讐の蜜の味も、血を見て興奮する性癖も分からないのだ。 故に彼が望むのは、ただ一つ。 「俺はこの世界で、自由に生きてやる!」 ==================== そして彼は出會うことになる。 呪いの森をさ迷い続ける、ゾンビの少女に。 自らの葬儀で涙を流す、幽霊のシスターに。 主なき城を守り続ける、首なし騎士に。 そして彼は知ることになる。 この世界の文化と人々の暮らし、獨自の生態系と環境を。 この世界において、『勇者』がどのような役割を持つのかを。 『勇者』とは何か?そして、『魔王』とはどんな存在なのか?……その、答えを。 これは、十四歳の少年が、誰にも負けない第三勢力を作るまでの物語。 ==================== ※毎週月~土曜日の、0時更新です。 ※時々挿絵がつきます(筆者ツイッターで見ていただく形になります)。 ※アンデッドが登場する都合、死亡などの殘酷な描寫を含みます。ご了承ください。
8 105