《【書籍化】ファンタジー化した世界でテイマーやってます!〜貍が優秀です〜》15 々新事実
書いてすぐの投稿なので誤字字があるかもしれませんがご容赦を。
後ほどチェックして改稿予定です。
アキが進化してテンション上がっているが、実際どれほど能力が上がったのか。
正直あまり期待してないのだが…一応試してみる。
「じゃあ試しに俺に攻撃してみろ」
『い、いいのです⁉︎怪我してもわたし知らないですよ⁉︎』
「多分大丈夫だからやってみてくれ」
クー太の時もやったがあの時はみんなが俺のことを心配していた。だが今回は誰もクー太の時みたいに止めようとはしない。つまりはそういうことなんだろう…。
『とりゃーっ!』
パシッ。
掛け聲とともにパンチ…ではなく蹴りかましてきたぞ、こいつ。
痛くないし、遠慮がないのはまあアキだしな…。だがさっきまでのシャドーボクシングはなんだったんだろうか…。
「まあ進化前よりは斷然いいんじゃないか?でもまだ大赤蛇を一人で倒すのはやめとけよ?」
『えっ。わたし進化したのにいらない子です⁉︎』
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「そんなこと言ったことないだろうに。アキが怪我したら困るからもうしレベル上げるまではクレナイ達と戦ってくれってことだ」
わたしショック!
みたいな顔をしやがって…。いや、リスってこんな表かなの?出會って間もない魔の表がわかるって相當だよな。
例えるなら、自分が飼ってるペットなら表や仕草で判斷できるようにはなるが、たまに散歩中に會う犬貓の表や癖なんかは普通はわからないだろう。
テイムして繋がりがあるからなのか、魔だからなのか。いや、アキが特別かなんだろうな。
あ、ステータス見忘れてた。
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個名【アキ】
種族【大栗鼠】
別【メス】
狀態【 】
Lv【1】
・基礎スキル:【噛み付きLv2】【回避Lv2】
・種族スキル:—
・特殊スキル:【制限解除】
・稱號: 【進化・使役魔獣】
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うん。ほぼ変化がない。見えないステータス的なものは上がってるんだろうが…。まあこれからだろう。
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『ご主人様。灰が二匹來ます』
「わかった。ならクレナイとアキで先に二匹。ハクはクレナイ達が一匹倒すまで抑えててくれ。クレナイ達は一匹倒したらハクが抑えてるやつに攻撃で」
『はい』
『かしこまりました』
『今のわたしならチョチョイのちょいです!』
三匹が飛び出していくとクー太とランが肩から降りてきた。
「どうした?」
『なにか近づいてきたー』
『大赤蛇、かな?でもわかりにいくわね』
『んー。多分違う気がするー』
「どこからだ?」
『後ろー。ちょっとみてくるー』
『私はご主人様といるわね』
「無理はするなよ」
『わかったー』
クー太はチビサイズから通常サイズになってかけて行った。クー太なら大丈夫だろう。
「ランはいいのか?」
『私かクー太のどっちかで大丈夫だと思うしね』
「そうか。ハク達を見て待ってるか」
ハクはすでに灰の森狼を抑えつけていた。本當ハクは同じ種族なのに強いな。勝ってテイムできてよかったわ。
クレナイとアキは…。クレナイは充分互角だ。に巻きついて首に噛み付いてる。アレなら普通に倒せるんじゃないだろうか?
でもまだ死んでないってことは手加減している?
それよりもアキに攻撃させてやっているってじがするな。
アキはまあ頑張ってる。森狼に噛み付いたり蹴りをいれたりしているがあんまダメージは無さそうだ。しかもクレナイにたまに當たってる。
アキに接近戦は無理かな…。きのみでも投げさせてみるか?
お。森狼を倒せた。アキの攻撃が思ったようにいかなくて痺れを切らしてクレナイが殺したか?
まあもう一匹いるしな。あんま時間をかけてるとハクも疲れるだろう。
クレナイとアキはハクが抑えている方へ向かっていく。
『ご主人様、クー太が戻ってきたわ』
「早かったな。そんな近くにいたのか」
後ろを振り向くと何か長いを咥えているクー太がいた。
「クー太それなんだ?」
『蛇さんー』
「死んでるのか?」
『んーん。テイムするかと思って生け捕りー』
クー太偉い。でもクー太から生け捕りって単語を聞くとちょっと怖い。
ハクが言っていた黒い蛇か。クー太に咥えられる狀態の蛇の顔に近づきテイムを念じる。が、アナウンスがない。
テイムのアナウンスまで聞こえない仕様になったのか?と思い、黒蛇のステータス表示。と念じてみるが何もない。
んー。
「仲間にならないか?」
「……」
反応なし。
「クー太しそのままで」
『わかったー』
ハク達を見ると戦闘が終わったみたいだ。ステータスの確認は後でにして、ハクたちを呼ぶ。
『お待たせいたしました』
『どうかされました?』
『ご主人!倒したのです!んん?なにかあったのです?』
「いや、クー太が黒蛇捕まえてきたんだが、テイムできないみたいなんだ。クレナイはこいつと意思疎通できたりしないか?」
『こんなにはっきりと意思疎通できるようになったのはテイムされてからですし…。まあなにが言いたいのかくらいならわかります』
「じゃあクー太はそいつを離してくれ。ハクとランはそいつが逃げないよう囲ってくれ。アキは…任せる」
『はい!任されたのです!』
ポジティブなのかネガティブなのかどっちだ。たいして考えていないだけか。
クー太が口を緩めそいつを離したが黒蛇は逃げない。というか三方向にクー太、ラン、ハクで、正面に俺もクレナイ。あとはアキがいるからな。
「仲間にならないか?」
もう一度聲をかけてみるが反応なし。
「クレナイわかるか?」
『恐らくテイムは難しいでしょう。ご主人様の下につくならここで戦って死ぬと。そのようなですね』
「あー。そういうじ、ね。これだけ自分より強いやつに囲まれても仲間になる気がないようなやつはテイム無理か」
まあ、仕方ない。テイムするされるも相手と俺の相もあるだろうしな。
「わかった。なんかこの狀態で袋叩きにするのも気分悪いし、逃すか。クー太たちはこっちへ來てくれ」
『いいのー?』
「ああ。でもせっかく捕まえてきてくれたのに悪いな」
『気にしてないよー』
「ならよかった」
謝を込めてクー太をでる。
黒蛇は狀況に戸っているのか、警戒しているのかこちらを見てかない。
「クレナイ。こいつに去って構わないと伝えてくれ」
『かしこまりました』
音には出てないが何かしらのやり取りがあったのだろう。クレナイと黒蛇が見つめ合うと、黒蛇は後ろを向いて去って行った。
「こういうこともあるんだな。まあ嫌がるやつを仲間にしても上手くいくかわからんしいいだろう」
『ですね。それでは私はクレナイ達が倒した灰の魔石をとってきます』
「ああ。頼む」
『私もハク殿と取ってきます』
へー。クレナイってハクのことハク殿って呼んでるのか。ならクー太殿?ラン殿?かな。アキは呼び捨てかな?
んじゃクレナイのステータスはどうかな。
レベル10になっているが★マークはついていない。殘念だ。やはり小さい赤蛇から大赤蛇へすでに一度進化していたのだろうか。二回目の進化はレベル10ではできないのか、これまた種族ごとで進化できるレベルが変わるのか。
クレナイとハクが魔石を持って戻ってきたので二匹に一つずつ食べさせる。ステータスに変化はなかった。
「次からの戦闘はクレナイとハクがメインで、クー太とランは何かあった時サポート。アキは石とかきのみとか投げつけてみてくれるか?」
『『わかりました』』
『『はーい』』
『⁉︎きのみは投げちゃダメです!大事な食料なのです!』
「あー、すまん。なら石とか遠距離で攻撃できるかやってみてくれ。大きくなって意外と手足用に使えてるみたいだし」
アキは食いしん坊屬まで備えてるのか?殘念屬満載だな。
あれ?そういえばこいつらって何食うんだ?倒してきた魔は全て魔石を取って放置だし。てか今更だがこんな殺して放置してて大丈夫か?
腐って病原菌の溫床になったりとか…。あれ?やばくない?
「なあ。全員そうだが、今まで倒した魔を食べたりしてなかったよな?全て魔石抜いて放置だし。食事とか大丈夫なのか?」
『お腹空いてないよー。あっ。でもまたご主人さまが初めにくれたやつ食べたいなー?』
「それは森を出たらあげるからな」
『そういえば朝から何も食べてないけどお腹空かないわね』
『魔を食べることもできますが…基本魔石を摂取してれば空腹になることはないかと』
『そうですね。魔やのを食べても問題ありませんが、魔石を食べているなら必要はないかと』
『そうなのです⁉︎でも魔石よりきのみの方が味しいのです!す、しなら分けてあげてもいいです…!』
アキが徐に口からドングリっぽいのを出した。いやお前いつから頬袋にきのみれてた。あと誰もしがらないぞ。
「アキ、俺達はきのみ食べないから自分で食べていいぞ。あと魔石じゃなくきのみ食べてても構わない」
『ご主人…ふと思ったのですが…。ご主人のわたしへの態度が他の方と違う気がするのです!』
え、今更…?
「いや、まあ、あれだ。アキは特別だからな」
々な意味で。
『‼︎そんなこと言われたのは初めてです!嬉しいです!』
なんかいっそ可く見えてくるなこいつ。
『ご主人さまーボクはー?』
「クー太のこと好きだぞー?」
『えへへー』
『ご主人様ご主人様!私は!』
「ランのことも好きだから安心してくれ」
『ふふふー』
こいつら可いな。そしてクレナイとハクはなんとなく年下の子を微笑ましく見るようなじだ。
「一応言っておくが、クレナイとハクのことも大切だからな」
『主様ありがとうございます』
『ふふ。ありがとうございます』
なんだろうか。ハクとクレナイは二匹の記憶的に産まれてそんな経ってなさそうだが一番大人だ。
『むむむ。やっぱりなんか違う気がするのです!』
「アキの気のせいだ」
アキだって大切な仲間だしな。ただちょっと殘念なだけだ。
「さて移するが、その前にやっぱ殺した魔をそのままってのは良くないかね?」
『ご主人様、魔は普通のとは違い、魔石を取り出し時間が経つとそう時間を置かず朽ちていきますので放置で大丈夫かと』
「え?そうなのか?」
『ええ。川に行く前に倒した魔はもう軒並み朽ちて跡形もないかと思います』
全然気づかなかった。なら放置でいいか。余計な心配せずに済んでよかった。最悪來た道を戻って、埋めるのは難しいが土くらいかけなければと思っていたからな。良かった良かった。
『ご主人さまー』
「どうした?」
いつのまにか肩に戻っていたクー太に呼びかけられた。
『し離れてるけど、多分人間の匂いー』
「え、人間?」
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