《【書籍化】ファンタジー化した世界でテイマーやってます!〜貍が優秀です〜》27 揺
次の投稿はし間があくかもしれません。
ライトを向けた先にはなにもいなかった。かのように見えたがコレ、アレだよな?通常時のクー太よりデカいんだが。
そこには灰の森狼並の大きさの立派なツノをもつカブトムシが居た。
「きもいわ!」
襲ってくるわけではなかったので一目散に離れる。アレはダメだ。あのサイズの蟲は無理です。カブトムシかっこいいと思っていたこともあるよ?別に嫌いでもないし。
でもさ、中型犬サイズって厳しくない?うちじゃあ飼えません。それに暗がりでこんな大きな蟲を見たら誰でも驚くだろう…?
それにしても…あんな大きかったら木の割れ目かられ出る樹程度じゃ満足できないんじゃないだろうか…。
どうでもいいな。気を取り直して他を探そう。
また出來るだけ音を立てながらウロウロする。
また音が聞こえた。そこにレベルアップによって上がった能力を全力で使い移し、ライトを當てる。
よっしゃ貍!結構大きい。クー太達より大きいな。か?それにこれ、灰か…?
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逃げようとする貍を素早く捕まえる。
「待て待て待て!驚かして悪いが暴れないでくれ!」
そのまま暴れるので地面に押さえつけ、テイムされろ、と念じる。
お?大人しくなったがアナウンスがない。
もう一度。今度は聲に出して。
「驚かせてすまない。仲間になってくれ」
《魔貍が仲間になりたそうにしています。テイムしますか?》
【Yes or No】
Yes。
《魔貍が仲間になりました。テイムした魔獣に名前をつけてください》
よし。
『人間の旦那。逃げないんでどいてもらってもいいっすか?』
「お、おお」
予想外の不意打ちを食らった…。人間の旦那って。
しかも學生時代の後輩を思い出すような喋り方だし。
『旦那どうしたんすか?』
「あ、ああ。これからよろしくな。名前はグレイだ」
『おお。格好のいい名前ありがとうっす!響きがいいっすね!よろしくっす』
し揺していたせいか咄嗟にグレイと名付けちまった。いや、まあ灰だし、グレーだし、シリーズでもいいんだけど…。
「ステータス見せてもらうぞ」
『旦那』
「ん?」
『すていたす?とは一なんすか?』
「えーと、だな。グレイのステータスはグレイがどんな特技があるかとか、どれくらい強いのかとかがわかるんだ」
『ほほう。便利なもんすね』
「なあ。旦那ってのはどうにかならないか?呼ばれ慣れてなくて自分が呼ばれてるのがわからなくなりそうだ」
『旦那は旦那っすよ!どうしても嫌ならご主人とかにするっすか?』
「ああ。それで頼むよ」
旦那旦那言われるのは違和が半端ない。
ステータスは…。
————————————————— ———
個名【グレイ】
種族【魔貍】
別【オス】
狀態【エネルギー過剰】
Lv【8】
・基礎スキル:【噛み付きLv4】【気配察知Lv2】
・種族スキル:ー
・特殊スキル:ー
・稱號:ー
————————————————————
ふむ。森の外縁にいる割に強いな。亜とも書いてないしやっぱりかね。
しかもエネルギー過剰なんだが。
それにしてもグレイは灰だからクー太達とは種が違うだろうに魔貍だな。
「グレイ。早速だが頼みたいことがある。仲間をあと一匹は増やしたいから魔を探してもらえないか?」
『了解したっす。どんなやつがいいんすか?』
「夜の行も大丈夫なやつがいいな」
『それなら近くに友人がいるんでそいつ呼んでくるっす!』
「お、おい」
飛び出していってしまった。
落ち著きがないな。
にしても友人ね。貍だけどんどん増えていくなー。
ボケーっと森の暗がりを眺めているとグレイが戻ってきた。
『旦那!』
「だから旦那はやめろっての」
『あ、すみませんっす。ご主人。友人連れてきたっす』
そういうグレイのし後ろから一匹の貍が現れた。ん?ずいぶん小さいな?ライトをちゃんと向ける。
薄茶?の十五センチくらいの生がいた。
これってさ。初めてみたけどイタチだよね?フェレットに似てるし。
『あ、コイツの言葉わからないんすね。コイツ飯もらえるならついていくらしいっす』
「飯と言っても…菓子パンくらいしかないぞ?」
菓子パンを開けて千切ってあげてみる。
クンクンと匂いを嗅いでしずつ食べ始めた。
し経って食べ終わったようだ。
《魔鼬鼠が仲間になりたそうにしています。テイムしますか?》
【Yes or No】
本當にそれでいいのか。クー太もランもそうだが、野生を忘れてないか?
そういえば餌付けで仲良くなれる魔なんてクー太とランくらいだろうと考えてたりしていたな。
他にも餌付けされる魔がいたか…。
もちろんYesだが。
《魔鼬鼠が仲間になりました。テイムした魔獣に名前をつけてください》
名前ねえ。イタチ…フェレット…。フェレ?フェリ?
あ、ステータスを先に見ようか。
————————————————————
個名【未設定】
種族【魔鼬鼠】
別【メス】
狀態【 】
Lv【7】
・基礎スキル:【噛み付きLv5】【隠Lv2】
・種族スキル:ー
・特殊スキル:ー
・稱號:ー
————————————————————
メスならフェリにしようかな?
「名前はフェリで」
『ありがとう。さっきのもっとしい…』
「気にったのか?それは後でにしてくれ。これから俺の仲間と合流して森の中を移したいんだ。仲間を護衛したり周囲を警戒する仲間を探していたからな」
『わかった…』
『無事テイム?できてよかったっすね!これからお仲間のところへ行くんすね』
「ああ。ついてきてくれ」
そんな遠くに行っていないので數分で戻ってこれた。
フェリとグレイを見てまた齋藤さんが興しなければいいが…。
「ただいま」
『ご主人様おかえり』
「クロありがとうな」
「中野さんおかえりなさい!急にどうされたんですか?」
「お、おかえりなさい」
「ああ。この暗闇の中進むから仲間を増やそうと思ってな。フェリとグレイだ。よろしくな」
「中野さん!!この子達ください!私もテイマーになりたいです!」
そう言って突撃し、グレイがつかまった。
フェリは上手く逃げて俺の肩に登っている。
はぁ。やっぱりこうなるか。
【最終章開始!】 ベイビーアサルト ~撃墜王の僕と、女醫見習いの君と、空飛ぶ戦艦の醫務室。僕ら中學生16人が「救國の英雄 栄光のラポルト16」と呼ばれるまで~
【第2章完結済】 連載再開します! ※簡単なあらすじ 人型兵器で戦った僕はその代償で動けなくなってしまう。治すには、醫務室でセーラー服に白衣著たあの子と「あんなこと」しなきゃならない! なんで!? ※あらすじ 「この戦艦を、みんなを、僕が守るんだ!」 14歳の少年が、その思いを胸に戦い、「能力」を使った代償は、ヒロインとの「醫務室での秘め事」だった? 近未來。世界がサジタウイルスという未知の病禍に見舞われて50年後の世界。ここ絋國では「女ばかりが生まれ男性出生率が低い」というウイルスの置き土産に苦しんでいた。あり余る女性達は就職や結婚に難儀し、その社會的価値を喪失してしまう。そんな女性の尊厳が毀損した、生きづらさを抱えた世界。 最新鋭空中戦艦の「ふれあい體験乗艦」に選ばれた1人の男子と15人の女子。全員中學2年生。大人のいない中女子達を守るべく人型兵器で戦う暖斗だが、彼の持つ特殊能力で戦った代償として後遺癥で動けなくなってしまう。そんな彼を醫務室で白セーラーに白衣のコートを羽織り待ち続ける少女、愛依。暖斗の後遺癥を治す為に彼女がその手に持つ物は、なんと!? これは、女性の価値が暴落した世界でそれでも健気に、ひたむきに生きる女性達と、それを見守る1人の男子の物語――。 醫務室で絆を深めるふたり。旅路の果てに、ふたりの見る景色は? * * * 「二択です暖斗くん。わたしに『ほ乳瓶でミルクをもらう』のと、『はい、あ~ん♡』されるのとどっちがいい? どちらか選ばないと後遺癥治らないよ? ふふ」 「うう‥‥愛依。‥‥その設問は卑怯だよ? 『ほ乳瓶』斷固拒否‥‥いやしかし」 ※作者はアホです。「誰もやってない事」が大好きです。 「ベイビーアサルト 第一部」と、「第二部 ベイビーアサルト・マギアス」を同時進行。第一部での伏線を第二部で回収、またはその逆、もあるという、ちょっと特殊な構成です。 【舊題名】ベイビーアサルト~14才の撃墜王(エース)君は15人の同級生(ヒロイン)に、赤ちゃん扱いされたくない!! 「皆を守るんだ!」と戦った代償は、セーラー服に白衣ヒロインとの「強制赤ちゃんプレイ」だった?~ ※カクヨム様にて 1萬文字短編バージョンを掲載中。 題名変更するかもですが「ベイビーアサルト」の文言は必ず殘します。
8 80久遠
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