《【書籍化】ファンタジー化した世界でテイマーやってます!〜貍が優秀です〜》46 予定変更

の匂いにわれたみたいね』

あー。そりゃそうだわな。移しておけばよかった。

「クー太やラン達だけでなんとかできそうか?」

『多分犬さんばっかだから大丈夫ー』

「なら頼めるか?待たせてごめんな?」

『大丈夫ー。でも後でたくさんでてー?』

「ああ。もちろんだ。ブラシも持ってきてるからブラッシングもしてやる」

『ほんとー?ならがんばるー!』

『ご主人様私にも!』

「もちろんランにもやってやるさ。クロとアキはどうする?クロはブラシはできないからまたタオルで拭いてあげるだけになるが」

『私はまだいい』

『わたしも大丈夫なのですー。それよりきのみしいのです!』

「了解だ。じゃあラックの進化をやっておくから頼むな。終わったら移しよう」

『わかったー。ブラシ楽しみー!』

ブラシ楽しみって。クー太はブラシが気にったんだな。たくさんしてやらないとな。

『こっちから出て倒してくるわね』

「ああ。気をつけてな」

『大丈夫よ。いってきます』

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『行ってきますー』

『行ってくるのです!』

『ん。すぐ終わらせる』

さて、変態先だな。

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・変態可能一覧

普人

人妖 new

ゾンビ new

スケルトン new

魔貍

魔貉 new

赤蛇

黒蛇

白蛇 new

緑蛇 new

魔狼

魔犬 new

魔栗鼠

魔鼠 new

魔鼬鼠

魔貂 new

ゴブリン new

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newのついているやつを見ていこう。詳細は…。

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【人妖

・人種に近い妖種。(人と魔霊の近縁種のため選択可能)

【ゾンビ】

・人種の死が魔化した魔

【スケルトン】

・人種の白骨が魔化した魔(ゾンビの近縁種のため選択可能)

【魔貉】

・貉が魔化した魔(魔貍の近縁種のため選択可能)

【白蛇】

・縁起が良いとされる蛇の魔。(黒蛇の近縁種のため選択可能)

【緑蛇】

・森での行が得意な蛇の魔。(赤蛇の近縁種のため選択可能)

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【魔犬】

・犬が魔化した魔

【魔鼠】

・鼠が魔化した魔(栗鼠の近縁種のため選択可能)

【魔貂】

・貂が魔化した魔(鼬鼠の近縁種のため選択可能)

【ゴブリン】

・人型の妖種だが、雑多な低濃度魔素から発生するためをもつ妖種のなり損ない。

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そういえばクレナイやフェリの種族説明見た記憶がないな?見たっけか?忘れたな…。まあいいか。また今度見よう。

にしても近縁種の全てが表示されているわけではないだろうが…。

それより人妖か。ゴブリンの説明文がなければ有力候補なんだけどな。ゴブリンが妖のなり損ないって書いてあるから妖を選択してゴブリンみたいになったら嫌なんだよな…。

ゾンビとスケルトンは卻下で。

それと緑蛇いるのは聞いていたが、白蛇もいるんだな。

あとは犬と鼠。これもアリかね。

さて、貉と貂には申したい。

貉はムジナって読むんだよな?貉ってアナグマのことだよな?アナグマがいるならアライグマとかレッサーパンダとか…レッサーパンダは貍の近縁じゃないか。

それと貂。読み方テンだよな?テンが鼬鼠の近縁種として選択できるならフェレットとかオコジョとか選択できるようにしてしいんだが。

まあ選べないものは仕方ない。変態するなら魔犬、魔鼠あたりかね。

ラックに説明をしてあげ、どれが良いか聴く。

『人妖になりたいの!ご主人様と似た姿!』

「いや、仮に人妖になったとしても俺の姿に似せるのは勘弁してくれ。というかゴブリンみたいにならないのか?それが心配なんだが…」

『大丈夫なの!ゴブリンはを持った妖のなり損ないってことは生まれたときからゴブリンはゴブリンなの!魔霊にはなれないの!』

「言われてみればそうか。魔霊や魔力塊として産まれたならは仮初になるんだもんな」

『初めの魔力塊のときは仮初だったけど、多分今種族を決めて変態したらそれが定著すると思うの。もし次姿変えられるとしてもだいぶ先な気がするの』

「そうなのか?」

『進化したらなんとなくそうじたの』

「なら慎重に選びたいところだが…。人妖でいいのか?」

『いいの!』

「了解。そのかわり俺の姿に似せるのはやめろよ?」

『頑張るの!』

そう言いラックのが大きくなる。大きくと言ってもピンポン球のが野球ボールくらいにだが。

が収まるとそこには俺と同じTシャツとジーパンを著た黒髪ロングヘアーのラックが現れた。

目はパッチリしているし可らしい姿だが…。

「なあ。服裝が俺と同じなのも疑問なんだが、それより見た目がどことなくメイに似ている気がするのは気のせいか?」

「服裝は見たことあるものなら変えられるの!ワタシが知ってる人間はご主人様とメイとミミと藤堂だけなの!ご主人様は藤堂のことは好きじゃなさそうだったから、ご主人様とメイとミミを參考にこの姿になったからメイにし似てても仕方ないの!」

「あー、自分でどんな姿になるか決めるとそうなるのか。まあなんとなく似てるってだけだ。別にそっくりってわけじゃないから問題ない」

ステータスも見ておこう。

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名【ラック】

種族【人妖

別【メス】

狀態【 】

Lv【4】

・基礎スキル:【噛み付きLv2】【隠Lv3】

【鋼糸Lv1】【糸球Lv1】

【火球Lv1】new【水球Lv1】new

【風球Lv1】new【土球Lv1】new

・種族スキル: 【糸】【浮遊】new

・特殊スキル:【制限解除】

・稱號:【進化・使役魔獣】

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なんかすごくスキルが増えてる。しかも全部魔法?さすが妖

「魔法使って見てくれるか?」

『わかったの!火球!』

ピンポン球くらいの火の球がラックの手のひらが出て殺さず放っておいたゾンビにぶつかった。

あいつらのこと忘れてたな。

に當たり、火球が當たったところから服が燃えた。

『風球!水球!土球!』

連続で放つことが可能、と。

でもランの風球と比べ威力がかなり弱い。ランの風球は魔犬のを貫通する威力があったのだが、ラックのはゾンビのが抉れたくらいだ。水球は濡れるくらいで傷ができるわけではない。衝撃はあるのだろうが。土球も土塊を飛ばす能力なので目に見えて何か起こるわけではない。これは普通に痛そうだが。

「ランの風球とは威力がかなり違っていたな?」

『ランちゃんの方が魔力が多いし、エネルギー量?魔素量?がワタシとは全然違うから仕方ないの!ランちゃんくらいの威力出せるようになるのは時間かかりそうなの』

「そうなのか。まあ戦力には困ってないからいいさ」

同じ魔法でも魔力量とか強さで威力も変わるんだな。

まあこれはこれで使い道はある。水球は飲料水に、火球は火種に…ってそれはラックに失禮か。

まあ今後に期待だな。當分は土球で敵の頭部とかに攻撃させるか。その方が威力ありそうだしな。

「浮遊はどうだ?」

『飛べるの!』

ラックはふよふよと飛び上がり俺の周りを飛ぶ。

浮くだけじゃなくてちゃんと浮かんだ狀態で移もできるんだな。

一応スキルの詳細を見ておこう。

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【火球Lv1】

・火屬の魔法。魔力で圧した火の球を放つことができる。

【水球Lv1】

・水屬の魔法。魔力で圧した水の球を放つことができる。

【土球Lv1】

・土屬の魔法。魔力で圧した土の球を放つことができる。

【浮遊】

・空中移ができる。高速での移は不可。

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魔法系は風球とほぼ同じ説明だな。

浮遊もそのままだし。

よし。確認終了だ。

『ご主人さまー』

大きくなった狀態のクー太達が駆けてきた。ナイスタイミングだ。

『終わったよー。魔石はたくさんあって持ってくるの難しかったからみんなで分けてきちゃったけど大丈夫ー?』

「ああ。もちろん構わない。クー太、ラン、アキ、クロお疲れ様。ありがとうな」

4匹を順番にでてやり、タオルで口元を拭ってやる。

さて、移だ。荷だがどうするか決めてある。

「悪いんだが一度帰ろう。荷は車ごと家に置いて行こう」

『いいの?ワタシの糸でクー太君達に固定できるの』

『ボクもそれでいいよー?』

『私も構わないわよ?』

「クー太達に荷括り付けて持って貰うのはなんとなく嫌なんだよ。それにそんなことしたらクー太達は俺の肩に乗れなくなるだろ?荷を捨てていくも嫌だからそうなると戻って最低限だけ持って走った方がいい」

『わかったー』

『そうね…肩に乗れなくなるのは嫌だわ』

『わたしもシャツのポケットがいいのです!』

『私は持てないから…任せる』

『わかったの』

「じゃあ悪いが戻ろう。そんなに距離は移してないからすぐ戻れるだろ」

そして全員で車に乗り込み家に戻った。

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