《【書籍化】ファンタジー化した世界でテイマーやってます!〜貍が優秀です〜》48 実家
二十時になる前に実家へ著くことが出來た。
家は苔やツタが生い茂っていたが特に崩れているわけではなかった。
ちなみに日が落ちたらゾンビをたくさん見かけるようになった。大群だとしても大した強さではないのでスルーか吹き飛ばし移を続けたが。
それと一度だけだが大きな貓のような魔を見た。
貓らしき魔はテイムしようかし迷った。
魔犬はんな、並み、可らしいのもいる。なので貓ももしかしたらんな見た目のやつがいるかもしれない。その考えに至った瞬間テイムしたくなったが、犬貓のテイムと気にいる個探しなんぞしていては今日中に実家へ辿り著けなくなりそうなのでやめておいた。
それに犬は狼のハクがいるせいかそこまでテイムしたいとは思わないのだ。
さて。
「クー太たちは家の周りを警戒しておいてくれ。後で迎えに來る」
そう言い殘し玄関を覆っているツタや苔を払い鍵を開け家の中へる。
ん?真っ暗だな?そういえば外もほとんど明かりが見えなかった。夜目があるからあんまり気にならなかったが…停電しているのか?
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バタバタバタ!
家の中から足音がし鉄パイプを持った親父が出てきた。親父よ。家の中じゃあそんな長い鉄パイプは振り回せないだろう。包丁くらいにしておけ。と思ったが突っ込みは後でにして、一言。
「ただいま」
「ま、マコトか!?ちゃんと玄関る前かってすぐに聲をかけろ!びっくりしただろう」
「ごめんごめん。お袋は?」
「変な奴らがきたのかと思ったからな。奧に隠れてる」
「そっか。まあ変な奴ら?は近くにいないから安心していいよ」
「そうなのか?それにしてもよく無事に戻ってきてくれた。おかえり」
「ただいま。それより飯はない?お腹すいたんだよね。ないなら持ってきた缶詰食べるけど」
「お前こんな時なのに普段通りか…まあいい。飯は俺も母さんも缶詰で済ませた。悠長に料理してられる狀況でもないし、料理の音や匂いで奴らが襲ってきたら、って考えるとな」
「あー。仕方ない。後で缶詰で食べるよ」
「悪いな。母さん呼んでくるから先にリビングに行っててくれ」
「はいよ」
電気は通っているみたいだ。カーテンを締め切ってキッチンのライトだけつけている。ガスはどうだろうか?使えるなら何か作れるのだが…やめておくか。親父もお袋も魔に見つかるのを避けて音や匂いを出さないようにしていたみたいだしな。
今なら俺もクー太たちもいるから安全なのだが…とりあえず缶詰で済まそう。
缶詰を鞄から出していると親父がお袋を連れてきた。
「マコトおかえり。大丈夫だった?怪我はない?」
「大丈夫だよ。二人も無事でよかった」
「そう…ならよかったわ…。それにしても久しぶりね」
「そうか?正月に戻ってきたんだから一年経ってないけど?」
「それでも久しぶりよ。マコトはどうするの?マコトが家からここに無事に來れるのなら、大丈夫そうだし車で明日三人で避難所にいく?」
あー。俺が車で來て、襲われることがなかったと思ったのか?どう説明するか…。走ってきたと言っても、何言ってんだ?ってなりそうだし。
「し考えさせて」
「わかったわ」
とりあえずそこら辺の説明は後回しにして雑談をした。
會わない期間の話や魔が現れるようになってからの話などだ。
流石に酔っ払って森で目を覚まして魔狩りを一晩してた。なんて言いにくいので俺の方の話は適當にはぐらかした。
両親の話を要約すると。
地震が起きた。
木が突然生えてきた。
外に出ると家が緑になっていた(苔)
そしてニュースで世界中で同じことが起こっており、非常事態宣言が出て、避難所が近くにある人は避難所へ。直ぐ近くになければ家にいるようにってなったため、念のため避難グッズを揃えたり、必要なをまとめて一晩経ったら魔が徘徊していたせいで外に出れなかったらしい。
最後に今日の晝間に変な聲が聞こえ魔が増えたため避難所に行くのもやめ、とりあえず家にって來ようとしてきた魔は居なかったが、電気は最低限にし、極力音を立てないようにしていたようだ。
話もひと段落して、もう遅いしいつまでも電気をつけていて魔に寄ってこられても嫌だと言うので寢ることになった。
俺は昔使っていてそのままにしてもらっている自室へ行く。両親は一階で俺は二階だ。なのでクー太達を外に迎えに行くのも憚れるので…。
「クロ。いるか?」
『ん。いる。どうしたの?』
「クー太達に伝言頼む。この部屋の窓まで登って來れるなら來るように。無理なら悪いがまだ外にいてくれ。と」
『わかった』
クロは窓から出て、雨樋を使って下へ降りていった。
そして數分後。
『ご主人様ただいまなの』
ラックがふよふよと浮かびながら部屋へってきた。
そしてすぐガタガタって音が聞こえ、クー太達が窓から飛び込んできた。
『ご主人さまー。ただいまー!』
『ただいま』
『ただいまなのです!』
『任務完了?』
「おかえり。タオルで足を拭くからあまり歩き回らないでくれ。クロありがとう。任務完了だ」
濡らしておいたタオルでクー太たちの足を拭き、別のタオルで口元を拭いてやる。
「口元にがついてるってことは魔を狩ったのか。どれくらいいた?」
『たくさんー?』
『みんなバラバラで行してたけどそれなりの數がいたわよ?ゾンビがたくさん。他のは見なかったわ。それに不思議と建にろうとしているやつはなかったわ』
『わたしの方もですー』
『ワタシはクー太君と一緒に行してたの。魔犬、魔貓?はあまり見なかったの。それとここら辺の家はあんま人がいなかったの。あ!く骨はいたの!えーと、名前なんだっけなの。』
「スケルトンかね?」
『あ!多分それなの!』
スケルトンか。見てみないとはっきりは言えないけどスケルトンならテイムしてもいいかもな。見た目が骨格標本みたいに綺麗ならば、だが。
犬貓はどこにいるのだろうか。夜行じゃないのか?特に貓。犬は晝間に大群で俺らに襲いかかってきたし、夜は行してないのかもしれないが。
明日両親は避難所ではなく家にいてもらい、俺は街を見て回ってみるか。
いつも誤字報告してくれてありがとうございます。
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