野良貓に餌をあげて食べてくれたので懐いてくれるか試すようなじだ。

俺より大きい魔の貓だがな。

「テイムされてくれるか？」

「うにゃぁご」

なんて言っているのわからないが敵意は無さそうだ。

あ、おかわりか？

魔石を取り出し、貓へ転がしてみる。

パクッ。もぐもぐ。

やっぱおかわりの催促だったようだ。

「うにゃぁご」

またおかわりか？

「テイムされたら魔石くらいやるが、どうする？」

【野良貓が仲間になりたそうにしています。テイムしますか？】

【Yes or No】

野良貓て。というかうちに來る子は気の穏やかな食いしん坊が多くないか？

Yes。

【野良貓が仲間になりました。テイムした魔獣に名前をつけてください】

名前か。また考えていなかった。

ステータス表示。

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個名【未設定】

種族【大貓】

別【メス】

狀態:【エネルギー過剰】

Lv【1】

基礎スキル:【噛み付きLv2】【當たりLv2】

種族スキル:【縄張り作】

特殊スキル:—

稱號:—

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大貓のメスか。魔貓から大貓になった個かね？

メスならアメリカンショートヘアだしアメリとかでいいかな。

「名前はアメリでいいか？それとも以前の名前とかあるか？というか飼い貓だったか？」

『アメリでいいにゃ。飼い貓じゃないにゃ。小さい頃に捨てられた記憶が薄っすらあるにゃ。だからずっと野良にゃ』

にゃ、って…。まあいいや。ふざけて語尾を「にゃ」にしているわけではなさそうだし突っ込むのはやめておく。

『それよりさっきの玉ほしいにゃ。魚もほしいにゃ』

「ああ。ほら。あんま食べすぎるなよ。魚はまた後でな」

それで。【縄張り作】ってなんだろうな。

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【縄張り作】

・マーキングをし、縄張りを作する。魔力を用いているため自よりレベルの低い同族をって來れなくする。自の匂い、もしくは魔力をり付けた個なら抵抗なく縄張りにれる。

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ああ。貓を滅多に見ない理由がこれか。

こいつら群れでかないのか。納得。

ただ…こいつも他の縄張りに移できないんじゃないだろうか？

「なあ。ここから移したいんだが、お前移できるか？絶対他の貓の縄張りも通るぞ？」

『大丈夫にゃ。ここら辺で僕より強い個はいないにゃ』

僕っ娘だったのね君。

じゃなくて。

「それならよかった。念のためアメリのレベル上げを優先しよう」

『わかったにゃー』

「こっちにいるのは俺の仲間だ。クー太にラン。アキにクロ、ラックだ。アメリよりも強いから困ったら頼れよ」

『クーニャにラン、アキにクロ、ラックにゃ？わかったにゃ』

『ボククー太だよー？』

『クーニャにゃ』

『むー。ボクはクー太ー』

『クーニャ』

『違うのー。クーニャなのー』

『ほら、クーニャにゃ』

『！？ち、ちがうのー』

アメリに釣られてクーニャって言っちゃったのか。可いがそろそろ移しなきゃな。クー太の頭をでて落ち著かせる。

「それは後でな。とりあえず行こう」

『わかったー…』

そして両親のところへ戻りアメリを軽く紹介し、移する。

アメリだけは俺と一緒に車の外を走る。

誰かに見られても、貓なら元々飼ってた貓が大きくなったけど安全です。で通る…といいな。

その後移を続け晝を過ぎていたので晝食にした。

俺や両親はパンを。クー太達はアメリも含め缶詰の魚かを食べている。

どこかコンビニでまた調達しなきゃな。

アメリが見つかったら面倒だなと思ったが、人間には會わなかった。いやまあ家の中にいるにはいるのだろう。だが外に出ている人間は全く見ない。

そしてアメリのレベル上げも順調だ。初めは俺が手加減して蹴飛ばしたやつを狩らせていたのだが、ゾンビや魔犬、ゴブリンくらいなら問題ないと言うのでそのあとは數が多くなければアメリだけでやらせている。

おかげで今のレベルは10まで上がっている。

ゴブリン達は経験値が低いみたいだしこの短時間で9も上がれば充分だろう。

「親父。あとどれくらいで著く？」

「ナビの地図を見る限りこの速度でも日が暮れるまでには著くだろう」

「ならよかった。結構乗り捨てられてる車とか倒木、倒壊した家屋が多かったし、予想以上に時間食ってるからな。親父達が大丈夫ならすぐ移しよう。それと途中コンビニがあったら何か調達しよう」

「急時とはいえ盜むのは…」

「いや、持ってく分の金は置いていく。もしそれでも納得出來ないなら何を持ってくかメモを書いてサインでもしておけばいいさ」

「そうだな…」

正直俺的にはここら辺が復舊…いや、會社が復舊するのも難しいと思ってるから勝手に持って行っていいのではないかと思うのだが、萬が一すぐに復舊するようなことがあったら困るしな。

だから財布が空になるまでは念のためお金を置いて行こう。くらいの気持ちでいる。

移を開始し、途中のコンビニで資を調達。

そして二時間ほど進んだとこでアメリがレベル上限に達した。

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個名【アメリ】

種族【大貓】

別【メス】

狀態:【進化可能】

Lv【★15】

基礎スキル:【噛み付きLv4】2UP【當たりLv2】

種族スキル:【縄張り作】

特殊スキル:—

稱號:—

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○アメリの進化先を選んでください。

・貓又

・化け貓

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化け貓と貓又の違いがわからん………。大貓も化け貓と言っていいのではないのだろうか。

詳細ー。

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【貓又】

・尾が二本に分かれ、魔力の扱いに長けた種族。

【化け貓】

・がより大きくなり姿を変えたりすることのできる種族。

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変更

同族避け→縄張り作