「ん…」

がし痛い。やっぱブルーシート敷いただけだと多痛むな。

寢返り打てなかったし。

まだみんな寢てるからそっと抜け出す。外に出るとクレナイとハクは起きていた。というか森狼や蛇達もこちらを見ていた。今起きたのか、それとも起きていたのか。

でもそれが普通だよな。って人間と違って眠りが淺くしの音でも起きるイメージがある。

クー太達の警戒心が無さすぎるだけだな。まあ信頼の証としてけ取っておこう。

「おはよう」

『『おはようございます』』

グレイもまだ寢てるんだな。

とりあえず俺は水球を威力を弱め出すことにする。

掌を上に向け、水球を出す。

あ、コレ威力云々じゃなく打ち出さなきゃいいだけか？

掌の上の水球に顔をつける。

おー。痛くない。そのまま顔に水球を押しつける。

顔を洗い…というより水を被りサッパリしたので早速名付けをしようか。

5時過ぎでまだ空は暗いがここにいるメンツでこの暗さで目が見えない奴はいないだろうしな。

「クレナイ。蛇達を並ばせてくれ。テイムと名付けをする。グレイとフェリが連れて來たのは蛇達の後でだな。二匹ともまだ寢てるし」

『かしこまりました』

さてさて。名前なににするかね。

と言っても蛇太郎とか蛇一でジャイチとか、しか思いつかないんだけどな。ヘビイチロウとかでもいいか？

んー。悩むな。イチロウはいるし。

あ。んなの蛇がいるし…。

赤い蛇なら「アカイチ」、「アカジ」。

緑なら「リョクイチ」「リョクジ」。

黒なら「コクイチ」、「コクジ」。

白なら「シロイチ」、「シロジ」。

あ、でもアカニジュウニとかいうのは長いな。赤蛇二十二匹目はアカジジとか、三十匹目はアカミとかにしようかな。

これでいいだろう。

………自分のネーミングセンスのなさが悲しい。

よし！

先頭にいるやつ。テイムされろ！

《大赤蛇が仲間になりたそうにしています。テイムしますか？》

【Yes or No】

Yes。

《大赤蛇が仲間になりました。テイムした魔獣に名前をつけてください》

「アカイチな。よろしく」

『王様。これからどうぞよろしくお願いいたします』

「おう」

クレナイもそうだが蛇ってみんな固いじなのか？

と思ったがそのあとフランクなじのやつもいたのでそういうわけではないだろう。ただ固い話し方をする奴が多かった。

めっちゃ頑張った俺。

サイズ的に多分赤蛇と大赤蛇、緑蛇に大緑蛇と進化前の個もいた。

そして赤蛇は大赤蛇も含め、「アカイチ」から「アカヨミ」で四十三匹。

緑蛇は「リョクイチ」から「リョクジマル」で二十匹。

黒蛇は「コクイチ」から「コクジュウミ」で十三匹。

白蛇は「シロイチ」から「シロハチ」で八匹。

八十四匹もいた。狼達よりは楽だったが。

名付けている間にクー太たちが起きて來たからな。アキとアメリもちゃんと起きて來た。

グレイとフェリが連れて來たやつもテイムするがその前にイチの名前をつけたやつのステータスだけ確認しておくか。

「アカイチ、リョクイチ、コクイチ、シロイチ。來てくれ」

こいつらは全員大きいから大蛇だろう。

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個名【アカイチ】

種族【大赤蛇】

別【オス】

狀態:【　】

Lv【5】

基礎スキル:【噛み付きLv2】【気配察知Lv2】

種族スキル:【皮】

特殊スキル:—

稱號:—

個名【リョクイチ】

種族【大緑蛇】

別【オス】

狀態:【　】

Lv【3】

基礎スキル:【噛み付きLv2】【隠Lv2】

種族スキル:【擬態】

特殊スキル:—

稱號:—

個名【コクイチ】

種族【大黒蛇】

別【メス】

狀態:【　】

Lv【5】

基礎スキル:【噛み付きLv2】【隠Lv2】

種族スキル:【潛影】

特殊スキル:—

稱號:—

個名【シロイチ】

種族【大白蛇】

別【メス】

狀態:【　】

Lv【1】

基礎スキル:【噛み付きLv1】【生命力譲與Lv1】

種族スキル:【再生】

特殊スキル:—

稱號:—

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んー？なんか弱くないか？クロはスキルもレベルももっと高かったよな？クロは俺のことを助けられた恩返しと、影から護衛してくれてたから強かっただけか。

にしても同じ蛇でも種族が違うから種族スキルが違うんだな。白蛇のスキルが一番気になるな。

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【擬態】

・全のは変えられないが、葉っぱや草など自のと似ているの模様を表に出すことができる。

【生命力譲與】

・相手に生命力を分け與え傷を癒す。また毒や出による衰弱なども癒すことができる。

・Lv上昇により効果が上がる。

【再生】

・を再生することが可能。再生部位で消費魔力が変化。再生速度は遅い。

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大赤蛇は戦闘が得意で、大緑蛇は待ち伏せが得意。

大黒蛇は奇襲が得意で、大白蛇は回復が得意。

ってじか。

回復ができる魔はいなかったから貴重だな。

ただ生命力譲與だから、譲與しすぎるとどうなるか心配だな。最悪死んでしまうのではないだろうか。

多用は控えさせるか。

「シロイチ。お前達の生命力譲與のスキルはあまり使わないようにしろ。使うにしても自に影響がない程度でな」

『わかりました』

クレナイにも後であまり多用させないように言っておこう。

さて貍と鼬鼠たちだな。貍や鼬鼠じゃないのもいるようだが。

「グレイ、フェリ。並ばせてくれ」