《【書籍化】ファンタジー化した世界でテイマーやってます!〜貍が優秀です〜》216 新たな仲間1
大変お待たせしましたあ!(>_
々とありまして…年始に定期投稿すると決意したのに…なんと言ったら良いか…(;´Д`A
ぼちぼち投稿數増やして行きますので今後ともよろしくお願いします!orz
次の階層への道である階段を降りる。何故か今回は大でも扉でもなく、階段だった。
四十一階はデカいカメと、そのカメよりし小さなワニ。
種族名は地亀と地鰐で、名前はタートとダイルになった。
四十二階はカンガルー三匹…サイズが大中小とバラバラで、親子?
そう思っていたら風月が説明してくれた。
上背が二メートル以上はある一番大きいカンガルーはスペースカンガルー。
中間は俺の上背よりもし低い…一・五メートルほどのハイドワラルー。一番小さいのは一メートルもないハイドワラビー。
全て別種らしい。見た目? サイズとの濃淡が僅かに違うだけでほぼ同じだ。同じ種族の個差と言われても疑問を抱かないくらいに。
『よろしくお願いします』
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『『よろしく!』』
カンガルーはペコリと頭を下げたのに対し、ワラビーとワラルーはどこかいじだ。
ちなみにハイドワラビー、ハイドワラルーの二匹は名前の通り隠系スキル持ちだった。そしてスペースカンガルー。スペースとは宇宙…とかではなく空間とかの意味らしく、アキの頬袋…【無限頬袋】と同種の【無限腹袋】というスキルを持っていた。殘念ながら空間魔法とか、そういうスキルはなかったが。
そして気になったことを聞いてみたのだ。
「本來、赤ん坊を育てるための袋だよな、それ? 子供産まれたらどうすんだ?」
『子供が出來たらちゃんと仕舞いますよ?』
そう返答され、戸った。
亜空間にるのかよ。亜空間ぽいところに閉じ込められる子供が可哀想だが、まあ…今はいないみたいだし、気にしても仕方ないかと結論を出したのだが。
『何か勘違いされているようで…多分別空間へは子供はりません。なのでこの袋にある別空間にはらず、袋の淺い…別空間にる手前で引っ掛かるかと思うのです。上手く言えないのですがなんとなく、そういうものだと思うのです』
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…らしい。
そしてこのカンガルー、俺の仲間で分類するならハクやクレナイと同じ下の世話や面倒を見るタイプっぽい。一緒にテイムしたワラビーとワラルーとはダンジョンに連れて來られる前からも共に行していたらしく、保護者のつもりでいるらしい。
ちなみに名前はガルー、ラビー、ラルーだ。言わずとも、どれが誰の名かはわかるだろう。…わかりやすくていいよな。
四十三階は闇獏とその背に乗っているシャドーオウル。
つまり黒のバクとフクロウだ。
サイズは…バクを直接見たことないからのバクとは比較はできないが、大型犬くらいだ。フクロウの方は小さい。もふもふのを含め、両手に収まってしまうくらいだ。
…新たなもふもふである。ふさふさしていて気持ちが良い。手乗りサイズだし連れ歩くには良い大きさである。
『ご主人様。これからよろしくお願い致します』
『よろしくです』
なんと、掌サイズのフクロウの方が聲が渋い。掌の上で用に元に片翼を持っていき、頭を下げる。
バクの方も用に後ろ足で立ち上がり片手を上げてご挨拶。立ち上がると俺と同じくらいの背丈になるな。
名前はクイとウル。ウルは…まあオウルのウルだ。そして闇獏が何故クイなのかは…獏って夢喰いってイメージがあるから〝喰い〟から取った。なんでユメじゃないのかって? オスだからユメはなぁ…という判斷からだ。…文句は言わせんっ。
さて、四十四階は馬が三匹…いや、三種だな。
俺の想像するオーソドックスな馬が二匹。
そっくりだが種族が違う。
ハイドホースとエスケープホース。
…お前ら隠れるのと逃げるのが得意ってことか?
そしてその三匹の中で一際異彩を放つ、黒と白の綺麗な縞模様にハイドホースたちよりも二回りはデカいシマウマ。大縞馬
ハク並みにデカい。
ちなみに名前はハスとエス。名前の頭とを取った。シマウマは単純にシマで。シマだけオスでハスとエスはメスだった。
そしてこいつら、ハスとエスの方が強いのだ。この二匹は二度進化したい個なのに、シマだけ一度しか進化してない。オスだし、格良いし、目つきも鋭いし…見た目はシマの方が強そうなんだがなぁ…。
移手段として良いかも? と思ったが自分で走った方が早いし、こいつらに乗ったらうちの主戦力組みが嫉妬しそうだからやめておこうと思った。
まあ背に乗せてくれる魔はたくさんいるから、わざわざこいつらに乗らなきゃいけないわけではないが、お袋や親父、メイ、ミミが街に行く時にでも乗せればいいか。
狼に乗っているよりもハスやエスみたいな見た目普通の馬に乗ってる方が森の外の生き殘った人間たちの印象もいいだろうし。狼に乗って必要以上に怖がられることもないしな。…今更かもしれんが。
そして四十五階。
相変わらず嫌がらせの如く湧き出てくる蟲どもを倒す。
ここまでにテイムした地亀のタート、地鰐のダイル、
スペースカンガルーのガルー、ハイドワラルーのラルー、ハイドワラビーのラビー、闇獏のクイ、ハイドホースのハス、エスケープホースのエス、大縞馬のシマは基本的に後方で遠距離攻撃だ。弱くても何かしら遠距離攻撃スキルを持っていたからな。
シャドーオウルのウルだけはが小さいこともあり俺の懐にれ、たまに魔法で援護してもらっている。といってもこの階層の蟲達相手にはあまりダメージはないっぽいが。
ここまでアイテムがっている寶箱には魔達用の腕が二個ずつ。四十一階で出てクー太とランに上げたを除き、今回で八個。
他には初めに出た[死神のコート]。
次に出たのが[獣神のワイシャツ]。
その後に[武神のボトムス]、[魔神のネックレス]。
そして今回、[技神の手袋]。
ネックレスとワイシャツは白だけど。白か黒って…。
ボトムスはチノパンみたいなじで、履きやすい。
ネックレスは白…というよりプラチナっぽいのチェーンに、同じプラチナ…白銀のコイン型のチャーム。中心には杖が二本クロスした様な模様がある。
そして手袋は…ただただ黒い。側も外側も真っ黒だ。りは革だが、サイズはピッタリでそんなに厚手じゃないので手をかすのに支障がないので著けるが。
これら…ニヒリティの同類の神達のお下がりなんじゃないだろうか? いや、見た目は新品だけどさ。名前的に? [獣神のワイシャツ]って絶対獣神が作ったワイシャツって意味じゃないよな?
まあ、風月が鑑定してもどれも名前しかわからないが、神の名を冠しているんだからそれなりにすごいだろう。…きっと。
そして青い箱を開ける。
ぬっと巨大な草…若草よりも暗めのをした頭部が出てきた。…と思ったらそれよりも大きなが現れる。
また…明らかに箱よりデカいな、おい…。 どうやって出てきたきたんだよ。そう文句を付けたくなるほどの大きさの象が現れた。
そしてその次はキリンだ。も象とお揃い。草に灰の斑點のある巨大なキリン。
キリンは何メートルあるのやら。地面から頭頂部まで十メートルは降らないだろう。
象の方も一軒家よりも大きい。
そして名前はハイドエレファントとスニーキィジュラーフ。
「ハイドする気もスニーキィする気もないくらい巨大なんだが?」
「…大きいの」
風月。大きいのは見れば分かる。
「まあいいや…テイム」
《ハイドエレファントが仲間になりたそうにしています。テイムしますか?》
【Yes or No】
YES YES。
《ハイドエレファントが仲間になりました。テイムした魔獣に名前をつけてください》
「名前はエレな。んでスニーキィジュラーフもテイム」
《スニーキィジュラーフが仲間になりたそうにしています。テイムしますか?》
【Yes or No】
YES。
《スニーキィジュラーフが仲間になりました。テイムした魔獣に名前をつけてください》
「お前は…ジュラな」
『『よろしくお願い致します』』
「おー。よろしく。…二匹ともオスか」
聞こえてくる聲がとても低い聲だったのでステータスを見るとやはりオスだった。
そして二匹とも【積変化】というスキルを持っていた。
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【積変化】
・の積を自在に変化させることができる。
・変化させる程度次第では能力が上下し、スキルが使用出來なくなる場合がある。
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アキの【小】や【変化】とは違い、明確に能力が下がるとある。
クー太たちが【変化】で小さくなった際も、大きい時よりも力や速さが下がってると聞いたことがあるが…まあそれは歩幅やの面積の問題もあるか。
「お前たち。【積変化】を使ってみてくれ。上限いっぱいに…小さくなってくれるか?」
『『かしこまりました』』
そういうと、どんどんとんでいく二匹。俺と同じくらいになり…更にむ。
『『これが限界です』』
そう言う二匹は…手のひらサイズ…缶ビールより小さい。おちょこくらいか?
…可いな。玩みたいなんだが。
抱えていたシャドーオウルのウルを頭に乗せ、空いた手を地面に付けると二匹はゆっくりと乗ってきた。
うむ…片手に二匹とも乗せられてしまった。ちょっとはみ出るし不安定だが。シャドーオウルのウルより小さい。というかアキやクー太たちよりも小さくなった。一番近いのは妖狀態だったラックだな。
ステータスを見るとスキルの大半が薄いになっていた。おそらく使えないってことだろうな。
「じゃあ、能力は…俺の手を叩いて見てくれるか?」
ぺしっ。
とんっ。
エレは鼻で。ジュラは足を使って俺の手を叩くが、出會った頃のラックより弱いんじゃないか?
その後んな大きさで試したところ、【変化】を使わないクー太たちくらいのサイズ…つまり普通のタヌキサイズだといくつかのスキルが使えた上、それなりの力も殘るみたいだったので、基本そのサイズでいるように命じた。
足元でタヌキと同じサイズのゾウとキリンが、タヌキとイタチと一緒にチョロチョロしているのを見ると凄く不思議な気分になってくる。
あ。俺の頭の上にいたウルも戯れあいに參加した。
…本當ファンタジーな景だわ。
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