《【書籍化】『ライフでけてライフで毆る』これぞ私の必勝法》キャラメイキング

まだまだゲーム始まってすらいないので予定を大幅に早めて更新…………

ブックマーク三つもいただけてうきうきしたからとかじゃないんですよ!!!

◇◇◇◇◇◇◇◇

「『Infinite creation』の世界へようこそ」

気が付くと、真っ白な空間に立っていた。

目の前に大きなパネルが浮かんでいる以外、本當に何も無い。

まあ、キャラメイク用の空間に華やかさなんて必要ないもんね。

初めに、プレイヤーネームを力する。

安直かもしれないが、本名の深雪から『ユキ』にした。いつも奏から呼ばれていて、馴染みが深いってのもある。

次は、容姿の設定。

一応、格とかも変えられないことは無いのだが、現実と差を作りすぎると々な方面で支障が出かねないので推奨はしない……とのこと。

顔の作りに関しても、結構いじることができる。漫畫に出てくるようないわゆるを作ることもお茶の子サイサイだ。

尤も、私はそうした外見に大きなこだわりはない。

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ので、現実と寸分違わぬ容姿を投影する。それだけだと流石に味気ないから、そこから髪のを金に、瞳を青に変えた。

『次はステータスの設定へ移ります。畫面をタップしてください』

プロフィールの設定が完了したところで、いよいよお待ちかね、能力値の設定。

パネルをタッチすると、ステータスが表示された。

◆◆◆◆◆◆◆◆

名前:ユキ

職業:冒険者

レベル:1

HP:401

MP:120

VIT:25

STR:15

DEF:12

INT:12

DEX:12

AGI:12

MIN:12

所持技能:無

稱號:無

◆◆◆◆◆◆◆◆

ふむ。事前のリサーチで知ってはいるけど、一応再確認しておこうか。

今既にステータスが割り振られているが、これを自の好みにあわせて振り直すことが出來る。

初期値のバランスは良いので、基本はこれを弄らずに始めるのが無難だとか。

零でも素養のない一般人レベルはあるらしいので、極論使うつもりのない能力値は零でも構わないそうだが……々なステータスが様々な場面で使われるこのゲームにおいて、それをするとかなり不利になってしまうことが増えるらしい。

まぁ、その分、他より秀でることが出來る部分が生まれるわけだけども。

レベルが一上がる毎に貰えるポイントは、5だ。

職業に関しては、みんな初期では同じ。冒険者ギルドというところに行けば、戦士や魔法使いといった、所謂一次職と呼ばれるものに就くことが出來る。

また、なにか特別な條件を満たせば、特殊な職業になることもあるらしい。まぁ、私には関係ないことだろう。

因みに、各能力値には計算式が割り振られていて、下記の通り。

理攻撃力=STR×3+補正値

理防力=DEF×5+STR+補正値

魔法攻撃力=INT×3+МIN+補正値

魔法防力=МIN×5+INT+補正値

HP=VIT×10+STR+DEF×3+補正値

МP=INT×5+МIN×5+補正値

補正値っていうのは、裝備やら職業やら職業やら、まぁその他もろもろ……あれ?職業二回言った?えっと、稱號ね、稱號。

けっこう計算細かいんだなって思うけれど、確かに言われてみれば、攻撃力上げるために筋力つければそりゃあ防力も多上がるだろうし、納得する。

ここまで踏まえて、私のプレイスタイルなんだけど……

まず、奏とプレイするのがメインになるのは間違いない。まぁ、私が余程ハマったら別行も出てくるかもしれないけど……可能の低い未來は取り敢えず置いておこう。

奏はどうせ脳筋魔法職をすると思うので、私はサポートに寄るのが無難かな?

となると、神あたりが良さそうだけど……うん。どうせ滅多にやらないゲームだし、私もちょっとはっちゃけたことしてみたくなってきた。

大コケした時はキャラクター作り直せば良いし、余程足を引っ張りでもしない限り、あの廃ゲーマーならなんとかしてくれるとも思う。もしかしたら、配信のネタになるかもしれないし。

……よし。決めた。

ポチポチと作をし、ステータスを設定する。

ちょっと馬鹿みたいだけど、ゲームだし。

『初期技能を三つ選択してください』

技能ってのは、世界でのプレイヤーの行に合わせて習得していけるものらしい。例えば、ひたすら剣の修行をしていたら剣スキルを貰えたりね。

他にも伝授とか、伝書のようなものもあるらしいが、まぁその辺りはおいおい分かることだろう。

まあそんなこんなでなからず習得に手間がかかる技能を、開幕サービスで三つ貰えるというわけ。

高度なものはもらえないけれど、さっき言った剣を初めとして、屬魔法とか、軽く萬を超える技能から選べる……って話だった。

便利なことに、條件を絞って検索もできるので、さっき考えたプレイスタイルに合うように技能を選んでいく。

うん。まずはこのパッシブで能力が上がるスキル。%で上昇するスキルは最後まで腐りにくいって、いつか奏が言ってた気がする。

あとは…………おっ!これ、いいかも。名前がちょっと謎だけど、これはいい。……えへへ。ちょっと面白いこと思いついちゃった。

『お疲れ様でした。これで登録は完了です』

そんなアナウンスが流れ、ほっと一息つく。

時刻は14時を回ったところ。

んー……ちょっと時間あるし、先に家事を済ませておこうかな。

ログアウトを選択し、現実に戻ってくる。

配信の準備もバッチリ。あとは、起してログインし次第、ゲームから配信をオンにするだけ。

そうだ、タイトルどうしようかな。ちょっと奏のも參考にして…………決めた。

『【インクリ】全部ライフでければ、初心者なんて関係ないよね』

さあ。なんだかんだで、ワクワクしてきたよ──!

???『脳筋魔法職→アタッカー→ならヒーラーが必要?→神がベターだよね!』

前衛どうするつもりだったんだろう

本作において「VIT」→「生命力」→「HPに直結」

では「理防に直結は?」→「DEF」

<本編でいつ描寫するかわからないので補足>

各職業、ステータスに関わらず初期HPが100設定されています。

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