《【書籍化】『ライフでけてライフで毆る』これぞ私の必勝法》VSミスリルゴーレム トウカと共に!
ロックゴーレム狩りに勤しむ二人の前に、出現した強大な敵。
久々のフィールドボスを相手に、ユキはいかに立ち向かうのか。
ミスリルゴーレム。
まさに虹にる水晶のようなは、明らかにコレまで戦った相手とはレベルが違うようにじられた。
まあ、実際にレベルそのものも段違いなんだけども。
やつがき出す前に、自らの新しい杖を掲げる。
さて、結局未だ一度も使ったことがないけれど……!
「ぶっつけ本番だけど……【守護結界】っ!」
掲げられた杖の先端、寶飾の部分がり輝く。
次の瞬間、私達のをそれぞれ薄いベールのようなものが覆った。
◆◆◆◆◆◆◆◆
技能:守護結界
効果:任意の対象を中心に、半徑五メートルの範囲で外からの攻撃行を遮斷する結界を構築する。
結界の耐久値は、予め杖に込められたエネルギーと同値。
このスキルの所有者は、自の生命力を杖に予め込めておくことができるようになる。
HP1に付き充填されるエネルギーは1で、チャージには24時間のクールタイムが存在する。
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最大値は所有者の最大HP-1。
◆◆◆◆◆◆◆◆
この説明からするに、対象となった私を中心とした結界が張られるものだとてっきり思っていた。
けれど、そうじゃないみたい。半徑五メートルの範囲を結界構築対象として、そのそれぞれのを薄く覆うじで結界が張られている。
恐らくだけど、耐久値は共通だろう。
そうならそうと最初からわかりやすく書いてほしいところだけれど。
長々とウィンドウに書くわけには行かないし、一回使えばわかるだろうとかそういうことかな。
まあ、今回に限っては嬉しい誤算。これなら結界部からの攻撃がどうなるのかとか、そういうことは一切気にせず戦闘ができる。
シンプルに8000ほどのダメージを二人合わせて肩代わりしてもらえるって認識で良さそうだね!
それならば、私達の強みは特化した瞬間火力。被ダメージが8,000を超えるか、相手をぶち倒すのが先か。勝利條件は非常にわかりやすい。
私も火力を発揮するために、【充填】を開始した。
「てえええいっ!」
同じことを考えたのだろう。トウカちゃんがリスクを恐れず飛び込み、橫薙ぎの一撃を振るう。
ドガアアン! という轟音が鳴り響き、ミスリルゴーレムのが揺らいだ。
続けて左手に振り抜いていたハンマーを幹で抑え込み、そこからねじれを解放するように、返す刀……いや、返す槌で毆りつける。
下から右上に向けて跳ね上げるような強烈な一撃が、かの巨を襲った。
大きく仰け反らせることに功したトウカちゃんだったが、向こうもやられっぱなしであるはずがない。
渾のカウンターを決めようと、右腕を引き絞るようにしているのが見えた。
「っ! トウカちゃん!」
「わかって、ますっ!!」
ここで彼は驚くべき選択をした。
回避行は間に合わないと踏んだか、振り切った勢いのままその場に踏ん張り、上段に構え直す。
「はああああっ!!」
そして、襲い來る拳にも構わず、渾の力で振り下ろした。
凄まじいほどの衝撃に、震える大気。
そして一瞬遅れて、超質量の右ストレートがトウカちゃんのに直撃した。
まるで全力で打たれたピンポン玉のように、彼のが吹き飛んでいく。
相當の距離を宙に舞って、ドサリと落下した。
「トウカちゃんっ!?」
「大丈夫、です! ただ、すみません、結界がっ!」
あまりにあまりなぶっ飛ばされ方をしたから心配したけど、確かに結界がダメージ自は吸ってくれたみたい。
ちょっとよろめきながらもだけど、トウカちゃんは直ぐに立ち上がった。
結界の殘り數値は……あと3000ちょっとっ!?
い、いくらクリティカルヒットとしか言いようのない打撃が直撃したとはいえ、そこまでの威力を叩き出されるものなのか。
単純計算で、威力5000程度。流石の超格上ボスと言ったところだろうか。
けれど、こちらの攻撃も予想を遙かに越えて通っている。
あれかな。外見的に、防にかなり寄ったステータスでHPはそこまでってじなのかな?
それを押し切れるトウカちゃんの火力だよね。ほんと凄い。
けど、私だって負けてはいない。
「こっちも撃つから、その間に戻って!」
「はいっ!」
こちらに走って戻ってきて、前線に戻るまで10秒ちょっとってとこかな?
無理かもしれないけど、できる限りタイミングは合わせたい……!
ドシドシと歩み寄ってくるミスリルゴーレム。
接敵までは7秒? 5,4,3,2,……よし。発!
白い線がゴーレムの右足を捉え、その姿勢を大きく崩す。
奴が鈍いきで姿勢を起こそうとした隙。後方から小さな影が飛び出した。
「一気に決めますっ! 【雷神の槌( トールハンマー)】っ!」
ただでさえ巨大だったハンマーが、更に一回り二回りも大化する。
バチバチッと雷を帯びはじめたそれを、両手で高々と掲げて。
「終わり、だああああっ!!」
勢を立て直しかけていたその顔面に、致命の一撃が突き刺さった。
衝突部からとてつもない勢いの放電が発生し、トウカちゃんごとミスリルゴーレムに突き刺さっていく。
攻撃の前に半分以上は殘っていたはずのHPが、消し飛んだ。
「って、トウカちゃんっ!?」
「えへへ、結界、助かる……!」
自にポーションを使用してから、トウカちゃんのもとに駆け寄る。
スキルの反でけないのもあるかもしれない。
ストンとその場に座り込んだ彼が、にへらっと笑みを浮かべた。
結界の耐久値があと1,500位しかないんだけど、どれだけ強い稲妻なんだ……
──ッ!?
「伏せてっ!」
「!」
渾の一撃をけ、崩れ落ちていたミスリルゴーレム。
その目が、鈍くった。
強烈な悪寒にを任せて、トウカちゃんの前に立ち塞がる。
その瞬間、まばゆいばかりのが、私の視界を埋め盡くした。
凄まじい熱量が襲いかかり、パリンという音が響き渡る。
みるみるに減していくHPバーには、祈るしか無い。
70%、50%、30、20……
──止まったっ!
HPを842殘して、減が止まる。
それと同時に、最期の力を使い切ったらしいミスリムゴーレムのが、に包まれて消滅した。
『ミスリムゴーレムの討伐に功しました』
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