《【書籍化】『ライフでけてライフで毆る』これぞ私の必勝法》終わり際の雑談タイム
トウカちゃんはいつでもどこでもげんきいっぱい。
??「なんなら凄サマよりよっぽど聖っぽい」
『只今の戦闘経験によりレベルが50に上がりました』
「お、上がった!」
「お」
「おめでとうございますー!」
「えへへー、ありがとう!」
試練の祠。
トウカちゃんが見つけた新ダンジョンに、私達は再度潛り込んでいた。
目的は、いままさに達した事柄。レベルだ。
「これで、ユキも50到達やな」
「うん!」
敵のレベルがいいじにちょっと上なのもあって、ここは経験値の実りがとても良い。
私の50と、トウカちゃんのレベル45を目標としたレベリングはとても順調だった。
「わたしも、頑張らないとっ!」
「ペースで言えば、トウカこそ大概やけどな」
「たしかに、最初1週間くらい差があったもんね」
私が初めてトウカちゃんのことを聞いたのが、たしかゴブリン砦の確認に行った時。
……そう、例の咆哮事故の日だ。
あの時すでに、私はキングボアへのリベンジを済ませていた。
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それに対して、トウカちゃんはたしかキングスライムへ挑戦中。
あの時點での進行合を考えると、彼のびはとんでもないと言えるだろう。
わたしも、かーなりがんばってるつもりではあるんだけどね!!
「さて。目標も達したことやし、そろそろ切り上げるか?」
結構いい時間やしな。とカナが付け足す。
言われてみれば、たしかに時刻は夜の八時を回っていた。
「そうだね。そろそろ晩飯もあるし」
「あ、わたしも!!」
「おっけー。じゃあここで解散にするか」
「は~い」
そうと決まればということで、ダンジョンから撤退。
適當に敵を蹴散らしながら、街へと戻った。
またね、お疲れ様、と言い合って、別れる。
適當な場所に移してから、改めてカメラに向き直った。
「は~い。今日はごめんね。ほとんどコメント拾えなくて」
『おつつ』
『ええんやで』
『もともとそういうスタイルだからね』
『コラボはそっち優先』
『會話聞いてるだけで楽しいからおけ』
『三姉妹てえてえ』
「ありがとう。助かる~
……って、三姉妹??」
『長カナ、次ユキ、末娘トウカ』
『なるほどなwww』
『俺はユキが長派』
『割とわかる』
『ちょっと抜けてる上を、下が突っ込みれる関係なw』
『あーーー』
『は?? カナが上だが??』
『よろしい ならば戦爭だ』
『ほう。いいのか? 私に本気をださせて』
「まとめて聖魔砲すればいい?」
『ひい』
『ひえ』
『ごめんなさい』
『ヘイワ、イチバン』
『草』
「まったくもう。すーぐ調子にのるんだから。
もっと、落ち著きを持つべきなんだよ。わたしみたいに!」
『は?』
『は??』
『は?』
『は?』
「な、なんだよー!」
『つ鏡』
『つ鏡』
『咆哮事故』
『凄』
「うぐ」
『がおー連打』
『神殿連行』
『砦破壊』
『初日フィールドボス特攻』
「ぐぬぬぬぬ!!」
『一瞬でやり返されてるの笑う』
『コメ欄の連攜よw』
『イキるから……w』
ちょっと。ちょーっとだけ調子に乗っただけじゃないか!
……まぁ、この容赦のなさこそ、視聴者さんたちってじがするけども。
「むー……。
それにしても、なんだかしっかりコメント読むの久しぶりな気がする」
『そう?』
『わかるきもする』
『時間で言えば、配信冒頭では読んでたけどね』
『せやね』
『まあ、昨日も今日も濃かったからなぁ』
「そうだね~。昨日はイベントで、今日は窟探検。
たった二日とは思えない濃度だった」
『もともと、けっこー度濃いけどな』
『サービス初日にフィールドボス突撃した娘だからな』
『まあ、チャンネル登録者はまたびしたね』
『もはやリアラン2桁は當たり前。1桁見えるくらいになってる』
「うぐ。初日の遭遇に関しては、ほんっとに偶然だもん!
そだね~。視聴者さんたくさん増えてて、怖いくらい」
リアランって言うのは、リアルタイムランキングの略。
その瞬間に何人が同時に放送を視聴しているのかという數字を『同接數』って言うんだけど、それが勝手に集計されるんだ。
1桁って、有名な人でもそうそう拝めないくらいの數字だ……っていうのは前にカナが言っていたこと。
それだけ、インクリというゲームが今とんでもない勢いを誇っているってことなんだろうね。
「まあでも、それもこれもこうして観に來て、コメントしてくれるみんなのおかげだからね~。
これでもほんっと謝してるんだよ」
『お?』
『おお??』
『デレた』
『デレ期きた』
『これはもっと煽っていいということですか』
『がおー?』
『もっとがおるの?』
「どうしてそうなる!
しかも、それとがおーとは関係ないでしょ!」
『www』
『がおる は草』
『新しい詞を作らないで』
『ところで、グリフォンはリベンジするん?』
『↑キマイラな』
『なんでグリフォンwww』
「グリフォンかー。たしかに、そういうのも出てきそう。
ヒュドラとか、テュポーンとかもギリシア神話だっけ?」
『せやな』
『カリュプディスとかメデューサとかもだね』
『メデューサって言うか、ゴルゴン?』
『ミノタウロスやらエキドナやら』
『ギリシア神話はわからんがその名前は全部書いたことあるな』
『わかるw』
『まぁ、昔からソシャゲとかでめっちゃ使われてるからね』
『神話題材は王道』
『そうねー』
ソーシャルゲーム。
一昔前から発的に流行りだしているジャンルだね。
スマートフォンの普及に伴い市場が広がったとかで、日本中世界中と気軽に通信して遊べるようになったのもこのころだったとか。
私が産まれたときにはもう、全世界がつながっているような今の狀況だったから。
このあたりの話は、あんまりピンとは來ないんだけどね。
「ファンタジー世界の大として、古代の神々とか怪って確かに使いやすそうだもんね~」
神話かぁ。世界史の範囲で、多れたね。
あとはエジプトとか、北歐とかも題材にしやすそうかな?
……おっと、またかなり線してるね。
「さて。だいぶ逸れちゃったけど、そろそろ終わろうと思うよ」
『お』
『せやね』
『もともとそのつもりで解散してるもんなw』
『晩飯か』
『やめないで』
『↑おいw』
「ごめんね~。そう言ってもらえるのはとても嬉しいんだけど、私も落ちなきゃ。
晩飯つくって食べないといけないし、あとは諸々用事もあるしね」
『せやね』
『リアル優先してもろて』
『そもそも6時間くらいぶっ通しで配信してるんだよなぁ……』
『そっかもうそんなもんか』
『あっという間ね』
『【悲報】ワイ、これから20連夜勤目』
『!!??』
『夜勤の人www』
『夜勤の人生きてた!?』
「に、20連!? この前たしか7だったよね。
そっかあれからもう二週間……じゃなくて! 大丈夫なの!?」
『大丈夫。死んでる』
『草』
『それは大丈夫と言わんのよ』
『夜勤の人強く生きて』
『そもそも「このまえ」が存在するのか』
「あ、えーっと。それはねぇ」
『説明しよう。あれはサービス三日目、まだユキが純粋……では既になかったか。
まぁともかく、そのぐらいの時期の話』
『ふとした話題から、夜勤7連目明けだというコメント主が現れ、我々は彼のことを夜勤の人と呼び始めた』
『それ以來音沙汰はなかったが、彼は無事、(ではないきもするが)夜連勤を続けていたということだ』
『乙』
『解説乙w』
『あ、あんたらは……まさか!』
『ジェットストリーム解説ニキ!?』
「生きて……いたのかっ!?」
『ww』
『ノリ良くて草』
『どういうことなのw』
『線が止まらねえwww』
「ふふ。なんだか懐かしい気分になっちゃった。そんなに日數は経っていないんだけどね。
さて。さすがにそろそろ切り上げるよ!」
『おけ』
『キリないもんな』
『せやね』
『もう30分くらいたってるw』
「おわ、ほんとだー! 急いで晩飯作らなきゃ!
じゃあまた明日ね! ありがとうございましたっ」
『おつ』
『おつー』
『おつつー』
『がおつー』
『がおつー』
『がおつー』
ばいばーいと手を振って、配信を終了。
そのまま、ログアウトする。
うん。今日もとても楽しかった。
明日は何をしよっかな~!
解説の三連星と夜勤の人は重要キャラです(大噓
めちゃめちゃ遅くなって申し訳なかった!!
最低でも二週間に一本は投稿したいんだけれども、先週は間に合わなかった~。
スローペースで大変申し訳ないけれど、今後ともよろしくお願いいたします。
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【カドカワBOOKS様から4巻まで発売中。コミックスは2巻まで発売中です】 私はデイジー・フォン・プレスラリア。優秀な魔導師を輩出する子爵家生まれなのに、家族の中で唯一、不遇職とされる「錬金術師」の職業を與えられてしまった。 こうなったら、コツコツ勉強して立派に錬金術師として獨り立ちしてみせましょう! そう決心した五歳の少女が、試行錯誤して作りはじめたポーションは、密かに持っていた【鑑定】スキルのおかげで、不遇どころか、他にはない高品質なものに仕上がるのだった……! 薬草栽培したり、研究に耽ったり、採取をしに行ったり、お店を開いたり。 色んな人(人以外も)に助けられながら、ひとりの錬金術師がのんびりたまに激しく生きていく物語です。 【追記】タイトル通り、アトリエも開店しました!広い世界にも飛び出します!新たな仲間も加わって、ますます盛り上がっていきます!応援よろしくお願いします! ✳︎本編完結済み✳︎ © 2020 yocco ※無斷転載・無斷翻訳を禁止します。 The author, yocco, reserves all rights, both national and international. The translation, publication or distribution of any work or partial work is expressly prohibited without the written consent of the author.
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