《【書籍化】盡くしたがりなうちの嫁についてデレてもいいか?》いちゃいちゃこばなし集1

本日『盡くしたがりなうちの嫁についてデレてもいいか?」の1巻がGA文庫より発売となったので、記念こばなし集をUPします。

書籍は書下ろし盛りだくさんなので、そちらもぜひよろしくお願いします。

専門店さんではSS付バージョンも販売中です。(SSは3種類あります)

【こばなし1 くちびるとハチミツ】

「りこ、それ何?」

「これ? これはリップバーム。指先ですくってにぬるの」

「へぇ。膏みたいなじかな。そろそろ乾燥する季節だもんね」

「うんうん。リップクリームより保効果が高いからオススメだよぉ。それにね、おいしそうな香りもするの」

「おいしそうな香り?」

「うん、えっとね」

にっこりと笑ったりこがリップバームを人差し指で掬う。

「湊人くん、しだけかないでいてね」

「えっ? ……って、りこ!?」

りこがこちらに向かって手をばしてくる。

的に固まると、彼の指先がそっと俺のれてきた。

まるで真綿でくすぐられているみたいに、を優しくでられる。

めちゃくちゃドキドキして、が苦しい。

リップバームを塗ることに集中しているりこは、俺のをじっと見つめていてそれがまた心臓に悪い。

しかも極めつけに……。

「うん、塗れた! 湊人くん、ハチミツの香りがするのわかる?」

「えっ、えっと……」

正直香りどころではない。

俺がしどろもどろしていると、さらに一歩踏み出して背びしたりこが、クンと可らしく匂いをかいできた。

「わぁ。湊人くん、おいしそうな匂い」

「……!!」

自分のを掌で覆った俺は、ついに堪えきれなくなり、その場にしゃがみ込んでしまった。

☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°

☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°

【こばなし2 嫁が手作りしてくれた獻立】

「あ! 湊人くん、ちょうどよかった。來月の獻立作ってみたの。もしよかったら意見もらえないかな?」

「獻立!? わっ、手作りなんだ!? 花とかとか書いてあって可いな」

「えへへ、なんか照れちゃうよぉ」

「メニューの容は……って、これ俺の好ばかりじゃないか……? それなのに容が偏ってないし、すごい健康に気を遣って考えてくれてるよね……」

「旦那様には毎日おいしいものを食べて、元気に過ごしてしいのです」

「……っ。そ、そっか。ありがと……。でも、作るの大変だったんじゃない? ここまで手が込んでたら時間ってめちゃくちゃかかっただろうし。あのさ、りこ。主婦業がんばってくれるのはうれしいけど、りこの時間はりこの好きなことに使っていいんだからね」

「うん? 私好きなことしてるよ? 湊人くんのために盡くすことが、私が一番やりたいことだもの」

「……! ああ、もう……なんでそんなこと言ってくれるんだよ……」

「湊人くん? 急にしゃがみ込んでどうしたの!? 合が悪いの!?」

「いや、元気。元気だけど……りこが尊すぎてつらい……」

「え!? ええっ!? そ、それどういう意味……!?」

「……緒デス」

「ええーっ!?」

☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°

☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°

【こばなし3 おはようのキスをしたい】

「湊人くん、起きて?」

「うー……」

「ふふっ、すごく気持ちよさそうに眠ってる。……本當はこのまま寢かせておいてあげたいけど、學校に遅刻しちゃうし……。湊人くーん? 起きてくださーい」

「うんー……」

「今日はいつもよりお寢坊さんですねえ」

「うんー……」

「うんって言ってるけど、絶対寢ぼけてるよね……。でも、そんな湊人くんも可くて好きだなあ」

「うんー……」

「……! …………湊人くん、好きだよ?」

「うんー……」

「……っ。わあああっ……。これは心臓に悪すぎるよぉ……。……だけど、あと1回だけ……。湊人くん、起きてくれないと、また奪っちゃうよ……?」

「う……。……うん? ………………。…………!? り、りこ今……なんて……」

「……!! もしかして、湊人くん、最後のだけ聞こえてたの……!?」

「最後かわからないけど……え、今の俺の夢……?」

「……夢じゃないです……。ごめんなさい。ほんの出來心で、寢ぼけてる湊人くんにキスしてもいいか聞いてしまいました……」

「……!!!!!」

「眠ってる人にキスしていいか聞くなんてだめだよね……。反省しました……。今度はちゃんと起きてるときにチャンスを狙うようにするね」

「……!!!!!」

とある朝の出來事でした。

☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°

☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°

【こばなし4 耳そうじ】

勝った側がみを一つ葉えてもらえる。

そんないつもの條件のもと、りことボードゲームをしたら――。

なんと前回、膝枕をしてもらった時に続いて今回もりこが勝者となった。

というわけで、またひとつりこのお願いを聞くことになったのだけれど……。

「ま、待った……。これ……、ぞわぞわする……っ」

「こーら、湊人くん。いたらためだよぉ。私に任せて湊人くんはじっとしていてね?」

「う、うん……」

「……ふうー……」

「ひあ!? りこ、今、耳に息を……!?」

「ふふっ。くすぐったい?」

「くすぐったいし、なんかやばい……!」

「もうし奧までしてもいい……?」

「……っ。だ、大丈夫……」

「湊人くん、張してるの?」

「それは、まあ……。りこは……うれしそう?」

「うん。すごくうれしい。だってね、ずっとしてみたくて夢みてたの」

「誰かにしたことないの?」

「もう、湊人くんったら。私の初めてはなんでも全部湊人くんだよ?」

「……っ」

何してるかって、耳そうじなんですけどね!

スクロールバーを下げていった先にある広告下の☆☆☆☆☆を、

『★★★★★』に変えて応援してくれるとうれしいです……!

想欄は楽しい気持ちで利用してほしいので、

見る人や私が悲しくなるような書き込みはご遠慮ください( *´꒳`*)੭⁾⁾

書籍版のイラストを掲載しているので、是非下まで見てください~!↓

    人が読んでいる<【書籍化】盡くしたがりなうちの嫁についてデレてもいいか?>
      クローズメッセージ
      あなたも好きかも
      以下のインストール済みアプリから「楽しむ小説」にアクセスできます
      サインアップのための5800コイン、毎日580コイン。
      最もホットな小説を時間内に更新してください! プッシュして読むために購読してください! 大規模な図書館からの正確な推薦!
      2 次にタップします【ホーム画面に追加】
      1クリックしてください