無雙 ~仲間に裏切られた召喚師、魔族のになって【英霊召喚】で溺スローライフを送る【書籍化&コミカライズ】》第49話 用商人と會う

魔石の屬に闇屬を加えました。

この魔導兵を現実のものにするためには、必要な魔法を付與した魔石を準備して、そしてボディとするに埋め込まなければならない。

「まずはボディとませき……」

そう私が呟くと、掃除を終えたアリアが私の元へやってきた。

「あら? 何かご用ですか?」

アリアが用立てできるものがあれば、用商人を呼びましょうかと提案してくれた。

「なにか、かわいいものと、ませきがほしいのでしゅ」

アリアに、魔導兵の設計図(?)を見せて、材料二つを指さす。

「これだと、魔石を埋め込んだ何かかわいいものが、リリス様の周りをふわふわ浮くじになるんですかね?」

アリアは、うーん、といって目を瞑って想像しているようだ。

そして、パチリ、と瞳を開いた。

「任せてください! 魔石とかわいいものですね! 商人を呼んできましょう!」

何か、アリアの中で的なイメージができたようだ。

だったら、お任せしようかしら?

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と言うことで、用商人が翌日やって來た。

は、早いなぁ……。

私の部屋を訪ねてきた用商人は、裕福そうなスーツを著ている。

そして、革のアタッシュケースを持っている。

「本日は、極上の品ばかりを、たくさん集めましたので、ご期待ください!」

用商人は、自信満々といった様子だ。

「でも、もっているのは、しょの、カバンだけよね?」

私が不思議に思って尋ねると、ふふ、としてやったりという顔で用商人が笑う。

「ふふ、今にわかります。ご提案したいお品をお出ししてもよろしいですか?」

その言葉に、私が許可を出した。

すると、テーブルの上には、小ぶりながらも良質な魔石がずらりと並ぶ。

そして、圧巻なのは、床を埋め盡くすぬいぐるみや人形達。ボディ用の『かわいいもの』だろう。

「このカバンは、マジックバッグ仕様となっておりますので」

ふふ、と笑って、用商人が一禮する。

なるほど。だったら、見た目と容量なんて比例しないというわけね。

それはそうと。

「うわぁ〜!」

私はその可らしい人形達に激する。

どうも最近自分がであることの自覚というか諦観が出來てきて、かわいいものはかわいい、でれるようになって來ている。

夜寢る時も、抱っこして寢るぬいぐるみさんがいる。

と、私の事は置いといて……。

まずは、魔石選びかな。

ぬいぐるみの海をって歩いて、テーブルに辿り著く。

「サモン、だいけんじゃ、マーリン」

アリアもいるけれど、魔石は彼に選別を手伝ってしいので、マーリンを喚ぶ。

「マスター、何か用で……、っと、うわっ」

床に埋め盡くされたぬいぐるみを踏まないようにしたために、マーリンがのバランスを崩しそうになる。

「これは……、壯観ですな」

そう言ってなんとか立つ位置を確保して苦笑いをする。

「ねえ、どのませきが、よいかしら?」

「ふむ。いずれも甲乙つけ難い品を揃えておりますなあ……」

嘆するマーリンに、用商人は我が意を得たりとでもいうように、上機嫌である。

「そうでしょう、そうでしょう! 私の商人としての力を存分にって、リリス様のために集めた逸品ばかりでございますから! ぜひ、お國のためにお役立てくださいませ!」

お國のため。

ーーいや、私魔王陛下倒そうと思ってるんだけどな〜(真顔)。

まあ、いいや。

自分の背丈だと機の上があまり良く見えなかったので、マーリンに椅子の上に立たせてもらう。

「マーリン、どれがよさそうでしゅか?」

そう言いながらも自分で探すと、一つ、珍しい品があった。

「ひかりとせいなる、ませき……」

なんと、激レアなと聖屬の魔石が一つずつだけあったのだ。

そもそもや聖屬の魔なんてほとんどいないから、滅多に出回らないのだ。

猟? ……まさかね。

「リリス様! さすがお目が高い! それらは、長きにわたり私共の店でお譲りする方をお待ちしていた品。お値段はし……お高めなのですが、逃すとなかなか手にする機會はないかと……」

用商人は、さっと値段を書いたメモを私に見せる。

うん、高い。めっちゃ高い。

ーーだけど、四天王で將軍の私のお給與ってそれなりに高いのよね。

しかも、ニーちゃんを捕獲したときに、報奨金もいただいている。

そして、ドレスも靴も、しいものはアドラメレクが一通り揃えて使う予定はなくて、お給料は全て財務課が兼務している預金口座に預けっぱなしなのである。

買えるなあ。

の攻撃は、魔王陛下にとっては、きっと痛いよね(くすす)。

聖屬は、夜中にお化け(レイス)が出ても、自分で倒せるようになるはずよ!

そんな夢想をしていると、殘りの屬、火、水、風、土、闇の屬の魔石をマーリンが選んでくれた。

「この、ななこを、いただくわ! ……それと、ボディにする子は……」

うん決めた、この子達!

こうして、まず私は素材を手にれたのだった。

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