《無雙 ~仲間に裏切られた召喚師、魔族のになって【英霊召喚】で溺スローライフを送る【書籍化&コミカライズ】》第50話 、魔導研究所に行く
用商人には、金額の書かれた紙にサインをして、お金は経理課でけ取ってもらうようにお願いした。
「良い商談をありがとうございました。また是非、お困りごとがありましたら、我が商會へご相談ください」
そう言って深々と禮をして、彼は帰っていった。
さて、材料は揃った。
次は、必要な魔法を持つ者を選定しなければならない。
「まほうのふよ、ってできりゅひと、どこにいる……」
言いかけて、ハッとした。
ーー自分の部下にいるじゃない!
「まどうけんきゅうじょ……」
私は、魔王城の將軍。その配下には魔導研究所も含まれているのだ。そこは、研究専門の魔導師達や魔道専門技師などで構されている。
魔道技師なんて、まさに、魔石の能力を魔道という道の形に応用するプロフェッショナルだ。
付與師がいそうな気がした。
浮遊魔法はマーリンが出來るからいいとして。
「てんいまほう……」
これは、滅多に使える人がいないレアスキルと言えるだろう。
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「ベルゼブブ殿は隠が特技。すぐにお姿も消されますし、使っていらっしゃる可能があるのでは?」
マーリンがそこにフォローをくれた。
「たしかに、しょうね!」
と聖魔法はフェルマー、闇魔法はパズス、その他四大屬はマーリンが全部行使可能だ。
設計図となりつつある紙に、それぞれの名前を書き込む。
「うん! できしょうでしゅ!」
その紙を見て、私は満足してふんふんと鼻息を荒くする。
「マーリン、いくわよ! まどーけんきゅうじょに! だっこ!」
そう言って、マーリンに向けて両手をばす。
「マスター、魔石や人形といった素材を持っていかないと」
そう言って、マーリンがマジックバッグの中にそれらを仕舞い込み、私を抱き上げてくれた。
そして、二人で魔導研究所に向かうのだった。
「おや、リリス様。研究所においでとは珍しいですね」
魔王城の中の、騎士団や魔導師団が控える施設のさらに奧に、研究所は建っている。まるで高い塔のような形狀の建なので、研究塔と言ってもいいだろう。
そこに、虹彩認証で扉を開けると、扉のすぐ側にいた職員から聲がかかった。
彼は、白を著て、目の表を読み取るのもあやしいぐらいに分厚いレンズで出來た眼鏡をかけている。
「まどーぐを、つくりたいの。しょうだんにのってくれりゅひと、いないかしら?」
私は、來訪の目的であり、魔道造りを手伝ってくれる適任者がいないか尋ねてみた。
「どういった品か教えていただけますか? でしたら、適任の者をご紹介することも出來ましょう」
職員に尋ねられたので、私の書いた設計図を渡す。
「ほう、これは……。うん、なるほど。そうか、転移魔法と召喚魔法を掛け合わせると……! これは面白い!」
設計図を読んでいた職員は、読み進めるほどその呟き聲が熱を帯びていく。
そして、彼はり口にあるカウンターへ向かい、そこにあった赤いボタンを押す。
「全研究員、可能な者はBー1室へ集合!」
なんと、全塔放送で、研究員に集合をかけてしまった!
ーーえっと、なんか大ごとに……。
私が戸っていると、職員は、そんな私ににっこり笑ってみせる。
「リリス様。この素案は素晴らしいものです。し設計を変えれば、魔王城の防壁に設置する魔導砲として応用出來そうなのです!」
あれ、私の案にそんな価値があったのか、と、當人の私が首を捻ってしまう。
けれど、私が興気味の職員に呆気に取られていると、彼はテキパキと必要な者の手配をしてくれる。どうやって呼ぼうか悩んでいたベルゼブブも、連絡を取る道があるらしく、至急來るようにと連絡していた。
にしても、四天王を至急來いと呼び立てする職員ってなんなんだろう……。
そう思っていたら、彼がやっと思いついたように、私に向かい合いになって自己紹介を始めた。
「ああ、すっかり興してご挨拶が遅くなりました。私はここの研究所の所長をしております、ベリトと申します」
なんと、所長本人だった。
結局、ベリトに案してもらって、彼が指定したBー1室へ三人で移する。
なんと、この研究塔、昇降機という魔道で階段を使わなくても上下に移ができるらしい。
魔導研究所、恐るべし……。
そして、一番広い研究室だというその部屋に案されると、たくさんの職員に紛れてベルゼブブも既にその中に混ざっていた。
「急に呼び出されて何かと思えば、またお前事案か……」
片眉を上げて私を一瞥すると、溜息を吐くベルゼブブ。
その態度はないんじゃないの?
明日の朝用だったのに、間違えて投稿してしまった……_(-ㅅ-`_)⌒)_
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