《12ハロンの閑話道【書籍化】》どうして彼は走るのか -ダイランドウ-
ウルトラポエム
この狀況がいやだった。
狹くて暗い箱の中。
外に出てもすぐ戻されるし、夜は仲間(ヒト)がなくなる。
呼びかけてみてもまたすぐどこかへ行ってしまってつまらない。
前に居た場所は良かった。
仲間(ウマ)が一杯居て、箱の中に居る時間もしだけだった。
どうしてこんな場所にいなくちゃいけないのか。
最悪なのはたまに連れて行かれるあの場所だ。
凄い音がして、なんだか分からないぐらい見慣れない仲間がいて、妙に殺気だった仲間と走る。背中の友達はどうも一番になりたいみたいで。
すごく疲れるけど、あの場所で走るのはとっても楽しい。だけどあの場所は嫌だ。うるさいし怖い。
だからなるべく速く帰れるようにしよう。きっと速く走ればそれだけ速く帰れるはずだから。
やってみたらやっぱりそうだった。今度また連れて來られたらそうしよう。
よく分からないけど友達や仲間はご機嫌だった。褒められたし。
箱の友達は増えたり居なくなったりする。
道の仲間とはあんまりお話できない。
箱の仲間は夜になると殆どいなくなる。
背中の友達は道に出るときにしか會えない。
もっと仲間と遊びたい。もっと友達と遊びたい。さみしい。
凄い音がしている。雨と風の音。怖い。
呼びかけても誰も來てくれない。寂しい。怖い。
誰か來た。仲間だ。最近來た綺麗なした仲間。
どうして外にいるの? 出てきた? すごいね。
また凄い音がしてきた。怖い。君は平気なの? 余裕? すごいね。
え、なに? 頭? 合わせるの? こう?
あ、凄いね。怖くないね。
仲間に友達が出來た。僕等はとっても仲がいい。
道で競走したこともあったけど、今日はあの場所で一緒だ。
今日は急いで帰らなくてもいいや。彼が居る。寂しくない。
楽しい。沢山走ると追いつけなくなるけど、追いかけっこが楽しい。
変な箱にれられた。揺れてる。狹い。怖い。
けど彼も一緒だ。
知らない場所だ。
寒かったはずなのに、なんだか暖かい。
知らない仲間がいっぱいいる。
知らない道を何回か走った。彼と一緒だから楽しかった。
仲間がたくさん居る、あの場所みたいなところにつれてこられた。
今日はここで走るのかな。
怖いな。
でも、彼も一緒だ。
速く走って、早く帰ろう。
だから背中の友達の言う事を聞こう。
たぶん、それが一番速く帰れるから。
ついでに、一番になっちゃおうかな。
みんなが褒めてくれるから。
翻訳かこうかと思いましたがまあ別に投げっぱなしでもいいだろう
本當はこういう空気で書こうと思っていたのにクリスはどうしてああなったのか
ぽえむで薄っすられてますが、たぶん次はドバイの話
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