《12ハロンの閑話道【書籍化】》証明
12月25日に書籍の方発売します!
アマゾンのほうでも予約始まってますので、よかったら予約して僕に馬券代恵んでください
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4824000661
立ち読みも公開されているのでよかったらどんなじか見てみてください
今話で散々名前が出ているクリストフ・ユミルくんですが、諸般の事で書籍ではユリス・ユミルに名前が変更となっています。橫田も縦川になっていますが、あっちは相変わらずトモさんってことで一つ・・・!
https://over-lap.co.jp/Form/Product/ProductDetail.aspx?shop=0&pid=9784824000668&vid=&cat=NVL&swrd=
時は流れる。どん底だった瞬間も、最高だった瞬間も、共通規格の時間という単位で等間隔に過ぎていく。一人稱か三人稱かによって時間のじ方は変わるかもしれないが、社會や世界といった視線で見れば1秒は1秒だし、1日は1日だ。
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そういう數え方で言えば、私の夢が続いたあの日から60日ほど過ぎた。
私の夢とはサタンマルッコでありネジュセルクルだ。彼と共に凱旋門賞を勝ち取ったあの日で世界は終わらず、その後の日々も私は過ごしているわけだ。ありがたいことに変わらず、騎手として。
騎手としての私の評判は今の所微妙なものだ。なにせ一度リタイヤしたことでブランクがある。カムバックした人間に対して世間は寛容であるし業界的にも好意的にけ止められているとは代理人の談だが、それはそれとして長期間のブランクを持つ私の騎乗技に対してプロフェッショナルが向ける眼差しは厳しいということだ。
セルクルに乗っていた頃と比較すると騎乗依頼は明らかにない。今の所殆どがセルゲイさんのところの馬に乗っている。契約こそしていないがほぼセルゲイ廄舎専屬みたいなものだ。
とはいえそれ以外の仕事もあるにはある。昨日はイングランドに飛んでいたし、再來週に行われる香港國際競爭で日本の馬に乗る。まああまり忙しくしてこなかったのは事実なのだが。
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そんな私だからつい通いなれたシャンティイを訪れてしまう。だいたいがセルゲイさんのところの馬にる日々だ。騎手は馬の上にいてこそである。今日も調教で何度か乗ったその帰りのことだった。
「あ、クリスさん」
フランスには珍しい金髪碧眼。北方をルーツにもつ家系であるらしい、ミーシャ・ロンデリー嬢だ。獣醫師資格を目指す彼は現在勉強中である。年明けには試験が行われるらしいと聞いている。私にも原因の一端はあるが一時期は暗く塞ぎこんでいたらしい。私と同じく夢の続きを見たことでかつての明るく気立ての良い彼を取り戻したようだ。私も世話になった分だから思うが、あの丸い白斑の彼は神に良く効く。ホースセラピーに懐疑的だったが今ではすっかり信奉者だ。ともあれ
無事に合格していい仕事仲間になれるといいと思う。
「やあミーシャ。今日はどうしたんだ?」
「うん。學校の研修で。もう終わったところだよ。あ、クリスさんこの後時間ある? ご飯でもどう?」
「特に用事は無いな。喜んでわれよう」
「やった。じゃあ行こう!」
無邪気に喜ぶ彼に連れられ私は食事へ赴いた。
シャンティイのお膝元で悪さするつもりはないが、私も一応男なのだからもうし立ち振る舞いには気をつけるべきだと思う。
◆
「それじゃあ卒業後の進路に迷っているのか」
「うん。牧場の仕事っていうのはずっと手伝ってきたから一通り問題ないし、実家じゃない環境……できれば外國で自分を磨いてみたいなって思ってて」
食事のついで、というより食事は相談事のついでであったらしい。
相席分の補正を抜いてもそれほど味ではなかった食事を片付けると、ミーシャから卒業し無事獣醫師資格を手にれた後の進路についての相談が始まった。
私が彼の意思を聞いた第一印象は好意的なものだった。確かに若いうちに他國の馬産に対する見識を深めるのは良いことであるように思ったからだ。故に素直にその旨を口に出し、ありがちなお節介を焼こうと決意した。
「いい考えだと思う。行き先の希はあるのか?」
「うん。日本に行ってみたいと思ってて」
日本。それはまた遠い國を選んだものだ。英國や米國あたりを選ぶのかと思っていた。
「日本か。いい考えだと思うが隨分遠い場所だな。やっぱりマルッコがいるからか?」
「それもあるけど、先週行った日本の競馬がすごく盛り上がってて、あんな場所で仕事してみたいなって思って」
ミーシャはマルッコのレースを見に日本に行っていた。ジャパンカップだ。結果は惜しくも二著だったが、その時の様子で何かじるものがあったらしい。
確かに日本の競馬はある種特異な環境だ。平場の條件戦ですら萬単位の客がつくのは世界的に見ても日本だけだろう。馬産が中心のEU圏ではありえない景だ。ましてや客りの多いジャパンカップの盛り上がりを目の當たりにしたとなれば、ミーシャがそのような思いを抱いたとしても不思議ではない。
「いい考えであるとは思うが、越えるべきハードルは多いな。まず就職先。付隨して言語。最後に君自の技だ」
「就職先はヨシザワさんっていう人のところの牧場に來ないかってわれてて、そこにしてみようかなって思ってる。お父さんの繋がりだけど、そういうところで変に意地は張らなくていいかなって」
それは結構太いコネなのだがミーシャに自覚はないらしい。
「そうだな。そういう部分では素直になっておいたほうがいいと思う。じゃあ言葉はどうするつもりだ? こっちの言葉はまず通じないし、英語での意思疎通も難しいぞ。そもそも日本語が難しい」
「言葉かぁ。ケイコさんが普通に話してたけど、そういえばそれ以外は困ってたや。うーん、がんばる。スシ? テンプラ? マルッコ? クリスさん教えてよ」
「日本語の練習に付き合うのは構わないが、君と俺の予定が合う時間なんてそれ程多くないだろう。素直に塾に通うべきなんじゃないかな。それかケイコさんに師事するのが早そうだけど」
「あっ! それいいね、こんど相談してみよ」
無邪気に喜ぶミーシャ。日本語とフランス語に堪能で馬産にも詳しい近なというのは結構貴重なコネなのだが、やはり彼に自覚はないらしい。
「あとはスキルの問題だな。君が職に値するか。まあこれはやってみないと分からないし、牧場育ちの君に馬の乗り方や世話の仕方を心配するのは無駄かもね」
「うん。それはあんまり心配してないかな」
「じゃあ最後だ。君は今話した容で父親を説得しなければならない。それはどうかな?」
「う」
娘煩悩なところのある牧場主の姿が思い浮かぶ。あの父親がこれまで実家で育った娘に突然遠い異國で就職するなどと言われて素直に納得するとは思えない。まずは近場で、できればうちでもう一度働いてみてから……などと言い出すに決まっている。
「それは…………がんばる」
「ああ。がんばるといい。助言としては、君が獨りでもやっていけると父親に安心させることが重要だ。意思疎通に困るようではスタートラインにすら立てていないとじる可能は高い。言語の學習は今すぐにでも始めるべきだよ」
「うん。わかった。ありがとうクリスさん!」
彼の素晴らしいところはフランスのであるのに素直なことであると思う。そんな彼であるから良縁に恵まれているのかもしれない。
「クリスさんも再來週香港カップだったよね? 頑張ってね。なんて馬にのるの?」
「ナイトアデイという日本の馬だよ」
「へえ。勝てそう?」
「さあ、どうだろうね。こればっかりは幸運に恵まれないといけないからね。當日になって見ないとわからないよ」
薄っぺらい言葉で濁した。
事前の報では日本國でそれほど績の良い馬でないことは知っている。マルッコやそのライバル達の壁を破れていない馬、そんな印象だ。だがそれは今伝えるべき報ではないし、私自意味のある報ではないとじる。
何故なら戦う相手はマルッコでも、マルッコが破れたというスティールソードでも、世代で一番と評されていたストームライダーでもないのだから。
必要なのは彼自がタフかどうか。そして、私自が勝利に値するかどうか。
なんだ。偉そうなことを言っておきながら私もミーシャと変わりがない。
我々は常に試されている。それが職にあるということなのだ。
だからそこに在り続けた先達に尊敬を。最大限の敬意を以って勝利を奪い取ることが私の、俺のすべき仕事だ。
◆
ゲートが開く瞬間までが調教師の仕事。彼らは最高の仕事をした。下の相棒は住み慣れた土地を離れたにも拘らず元気一杯だ。
そしてゲートが開いてからが我々の仕事だ。スタートは五分。事前の打ち合わせでは前目につけて押し切る作戦。無難であるが、馬場が重く直線が長くは無いシャティン競馬場では直線にって後ろの馬は基本的にノーチャンスだ。初経験の舞臺であることを踏まえても、この馬が持つ勝ちパターンにはめ込むのは正しい選択であるようにじた。
枠が外目立ったので包まれることも無くすんなりと前列の外目につけることが出來た。相棒も変に張しておらず、力み過ぎてもいない。いい狀態だ。そして改めてじるが、いい馬だ。
1000m通過のペースは平均よりやや遅いもの。前目につけている分単純に有利であるのでこのまま進んでしいがそうはならない。中団の馬がペースを上げて突き始めているし、それに合わせて先頭を行く馬もギアを上げ始めている。このまま行けば殘り1000mを加速し続けるタフな展開になるだろう。そしてこれも予想されていた展開だった。
ナイトアデイ。この馬の良いところは流れたペースの中でも自分を見失わないこと。勝負どころである直線目掛けて呼吸を管理することを知っている馬だ。
先頭の馬はもうだめだろう。コーナーの途中でレースが終わると誤解して腳を消費しつくしている。その點この馬は賢い。曲がりきった先でこそ本當の競い合いが待っており、その先を先頭で駆け抜けることを求められていると分かっている。
だから馬なりだ。徐々にあがっていくペースにを任せる。コーナー出口。一瞬緩むその瞬間まで流れとして統一されていた。だからこそ、それをこなせているからこそ、前に居るという単純な事実が強烈な武裝となる。
俺達は萬全だ。直線を向く。ここだぞ相棒。
鞭を打つ。引き絞られた弓から放たれた矢の如くナイトアデイは駆け抜けた。そして彼は初めてのトロフィーを手にれた。
いい気持ちだ。俺は騎手に値すると世界に証明できたのだから。
今日は阪神JFだし香港國際競爭だしでお金がいっぱい減る日ですね!
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