《快適なエルフ生活の過ごし方》03:まほうつかいはじめました
「當然でしょ、エルフなんだし。人間と違って魔力回路もあるしね」
ドライアドは平然と言い切った。魔力回路?
「この世界の人間には魔力回路が無いのよ。魔法を使うための力、マナは溢れてるんだけどね。だから普通の人間は魔力をじ取れないし、魔力で構されてる私みたいな存在も見えないの。まあ、たまーに見えるくらいなら出來る人が居るけどそれは昔の魔力回路を持った人間が居た頃の名殘ね」
でも、私はドライアドが見えてるし、會話も出來てる。という事は私には魔力回路があるということか!
「で、どうやったら使えるの?」
「魔法はね、イメージ。頭の中でこうなってしいってお願いするの。もちろんなんでもいい訳じゃなくて霊の力が必要なんだけど」
燃やしたいとか思ったら火の霊に頼めって事かな? まあ納得。
「ちょっとやってみれば? 例えば……飲み水出すとか」
実踐に勝る學習無しってことか。よし、やってみよう。
まずは水。まあコップ1杯分くらいでいいんじゃないかな。そんなにかわいてないし。あ、そうだよ、コップ。ガラス? なんでできてるんだっけ? なんかポッピンを吹くとか見たなあ。ぷくーっとやってパリン……って割れるわ! ならお茶碗にしよう。陶のお茶碗なら土で……あ、焼きだよね。確か高溫で焼かないと縄文土みたいに厚手で黒っぽくなるよね。焼きすぎると行けないから風を起こして冷まそう。ふーふーってイメージで……出來た!
「え? 今四大霊全部使ってなかった!?」
そこに出された湯のみにった水にドライアドは驚きを隠せない様子だった。
「いや、言われた通りにイメージしたんだけどなかなか上手くいかなくてね。々考えてたらこうなった」
「いや、四大霊全部を使役できるとかかなりな能なんだけど……さすがエルフよね。というかハイエルフってやつかしら。しらんけど」
どうやら割と私のスペックは異常らしい。でも魔法って便利だねえ。これでどこに行っても水の心配は……というか現代日本で暮らしてれば大水には困らないんだけど。あ、待てよ、という事は……
「ねえ、それじゃあ、この帳票片付けたいって思ったら?」
「うーん、その箱電気の霊とか居そうなんだけど……多分新しい子だから魔法と馴染まないかもねー」
「……つまり、地道に作業しろってことかあ」
無なお言葉にガックリと肩を落とした。どうやら仕事にはあまり使えないらしい。私のお仕事殆どオペレーティングだもんね。
「あ、グレムリンなら居るけど?」
私でもわかる。それはアカンやつ。
「それはいいかなー」
再び打ち込みの作業に戻った。カタカタ打ち込んで集中しているとあっという間にお晝になる。
「私はお晝ご飯食べてくるけどあなたはどうするの?」
「そのお水ちょうだい。魔力多くて味しそう」
なるほど、まあ植だしな。
「いいよ。じゃあそれ飲んでて。まだ要るなら出すし」
「これだけでいいよ、ありがと」
ドライアドを置いて外に出る……が、やはり耳は目立つだろうな。フードを被って近所の定食屋にる。
「いらっしゃい。おや、ひとみちゃんじゃないか。どうしたの、フードなんか」
いつも來てるのでおばちゃんが聲を掛けてくる。
「いやー、々ありまして……」
言葉を濁す。というか私もうまく説明できない。簡単に説明するなら「朝起きたらエルフになってた」で終わるし、それ以上の説明は難しい。ありのままに起こったことを話しても何を言ってるのか分からないと思う。
「ふうん。まあ銀行も大変みたいだからねえ。最近どこもここも騒で……」
「何かあったの?」
今日の日替わり定食はさば味噌煮だった。味しい。
「いやね、なんか貨船に航者が乗ってたらしいよ」
「へえ……」
この街は港灣都市でもあるので漁船の出りも多い。その中に紛れて大陸から渡ってくる人も居るとか。
「ごちそうさまでした。それじゃ、お仕事戻るね!」
濃いめの味付けが味しかった。満足した私は意気揚々と支店に戻った。いや、まあ、やる事なんて午前中と同じなんだけどね。
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西暦2040年の日本。 100人に1人の割合で超能力者が生まれるようになった時代。 ボッチな主人公は、戦闘系能力者にいじめられる日々を送っていた。 ある日、日本政府はとあるプロジェクトのために、日本中の超能力者を集めた。 そのタイミングで、主人公も超能力者であることが判明。 しかも能力は極めて有用性が高く、プロジェクトでは大活躍、學校でもヒーロー扱い。 一方で戦闘系能力者は、プロジェクトでは役に立たず、転落していく。 ※※ 著者紹介 ※※ 鏡銀鉢(かがみ・ぎんぱち) 2012年、『地球唯一の男』で第8回MF文庫Jライトノベル新人賞にて佳作を受賞、同作を『忘卻の軍神と裝甲戦姫』と改題しデビュー。 他の著作に、『獨立學園國家の召喚術科生』『俺たちは空気が読めない』『平社員は大金が欲しい』『無雙で無敵の規格外魔法使い』がある。
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