《快適なエルフ生活の過ごし方》23:ラブ探偵ひとみ
とりあえずまだ登場人ないんですがもうちょい増えたらちゃんと人紹介とか設定とか作ろうと思います。いや、頭の中にはあるんですけどね。
「それはもう好きなんじゃないですか? その人のこと」
歯に著せずに言ってみた。
「な! す、す、好きって、そんなわけ……」
「違うんですか?」
「いや、違うって言い切るのもなんか違うって言うか……」
「えー……」
「だ、だってさ、そんな別にかっこよくないし」
「助けて貰っといて?」
「そりゃ助けてもらった時はドキッとしたし、カラオケボックスで來てくれた時はカッコイイと思ったよ」
「でも、毆られて倒れた。うっわー、カッコ悪いですね、確かに」
とりあえずわざと煽ってみる。いや確かに助けに來といて毆られて倒れるとかアホでしかないと思うんだけど。
「そんなことない!」
バンッという音がした。し機も揺れた。あのー、先輩、一応仕事中なんですが……
「確かに毆られて転がってんのはカッコ悪いよ。でもな、自分がやられるって分かってんのに、腕っぷしに自信もないのに、それでも助けようと頑張ってくれた、あの一瞬だけ庇ってくれた背中は大きかったし、かっこよかったよ!」
一気にノンブレスでそこまで言い切った。これがきっと本心なんだろうな。
「……やっぱり好きなんじゃないですか」
「あっ!」
そういったきり先輩は真っ赤になって俯いてしまった。何これ可い。失禮だとは分かってるけど寫真に撮って観賞用フォルダにぶち込みたい。
「あー、二人とも、客は居ないけどもうしトーンを落としてくれると嬉しいな」
副支店長がそう聲を掛けてきて改めて気づく。まだ仕事中だと。
「「すいませんでした」」
二人で副支店長に謝る。でもなんか聞いちゃったからには協力してあげたいよねえ。
「あ、そう言えばその人、彼さんとか居るんですかね?」
ピクリ、と先輩のがいた。
「………………え?」
「萬が一結婚とかしてたらあれですよね?」
「そ、そんな……こと、ないと、思う……けど、えっと、そんな話、した事もないし……」
だんだんと聲が小さくなっていく。これは地雷だったか。
「どんな話したんですか?」
「いや、名前と勤め先聞いたくらい。『なんかあったらここに連絡してください』って名刺渡されて……うん、別にあの人のせいじゃないのに々優しくて……」
あー、はい。とりあえずいい人そうなのは分かった。これはちょっと罪滅ぼしに私がいてみようかな。……興味本位であるということは否定出來ない。だって、日頃「マジウケルー」って言ってる先輩がこんなに乙なんだもん!
とりあえず、先輩から名刺をコピーさせてもらって作戦を立てねばならない。その日の仕事を終えて外に出る。
「お仕事お疲れ様です、お姉様」
ストーカー……もとい、「友人」がそこに居た。
「澪ちゃん、お疲れ様。……また來たの?」
「當たり前じゃないですか。おはようからおやすみまでお姉様の暮らしを見つめるのが私の使命ですから!」
どこの百獣の王だよ!
「まあいいや、今日はちょっと相談したいこともあったしね」
この子の報収集能力があればもっと詳しいことが分かるかもしれない。それでいつものジョイフルへ。……そろそろかき氷が味しくなる季節だよね。
「それで私に相談というのは?」
「うん、まあ話すと長くなるんだけどね」
忍法かくかくしかじかでここは省くが、先輩の事を話した。
「えー、男なんかのことを調べるんですか?」
あまり気乗りしないようで確かに申し訳ない。男に襲われたこともあったもんね。忌避が強いのかもしれない。さすがに無理はさせられないので私がなんとかしよう。
「あー、それなら私が一人でいてみ……」
「ダメです! お姉様にオトコを近づけるぐらいなら私が調べます!」
……ありがたいんだけど、なんだろう。今すごく考えてはいけないことが頭に浮かんだ。いや、結婚できるのかな、私? ちゃんと結婚願あるんだからね!
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