《快適なエルフ生活の過ごし方》24:開戦前夜
ひとみんのスマイルの魅了効果はの霊の加護です。なんかこう後が指すようなじ?
と適當な事を書いてみましたが本當は筆者も決めてません(笑)
中村。27歳、獨。學生時代は生徒會で雑務、部活はバスケ部で補欠。人なとも居たことは無く年齢イコール彼いない歴。地元大學を無難に卒業し、今の會社に社。特に賞罰もなく今に至る。趣味は読書。本の傾向は冒険寄り。家族は祖母と両親、妹一人。妹の名前は楓ちゃん。これが澪が調べた相手のデータ。いや、名刺1枚から良くここまで調べたね!
「妹さんがたまたまうちの學校の子だったんですよ」
いや、それ以前なその「妹が同じ學校だった」のはどうやって調べたんだか……
「頑張りました。褒めてください、お姉様」
あー、はいはい。よしよーし。まあ話を聞く限りでは別に悪い人ではなさそうだ。なんか冴えないじだけど。
「ねえ澪ちゃん、この妹の楓……さん?に會ってみたいんだけど」
「浮気ですか!?」
「あのね……とりあえず妹さんから直接話聞きたいの」
「……私としてはあまりお姉様に近づいてしくないのですが。わかりました。今呼びますね」
「呼ぶ?」
懐からスマホを取り出してメールでも送ってるようだ。しばらくしてボブカットの明るいじの子が現れた。
「やっほー、水無月さん。この人?」
「そうよ」
「えー、うっそ、めっちゃ人じゃん! お兄には勿ないよー」
……何か誤解されているらしい。
「だから、お姉様では無くて別の方だと言ってるじゃないの」
「えー? だって『友達の話なんだけど』ってやつでしょ?」
「あのー、本當に私ではないの。お話聞かせていただけるかしら?」
埒が明かないのでニコッと笑って続きを促す。あれ? なんか顔赤くなってない?
「中村さん?」
「あ、は、はいっ、ごめんなさい。ちょっと見とれてました」
「ぐぬぬぬ……」
私の営業スマイルに魅了効果でもついてんのかしらホントに。
「それで、お兄さんのさんの事だけど」
「はい、お兄……兄は真面目だけが取り柄の人間です」
「いえ、私の先輩が何度か助けてもらったらしいんだけど、そういうことをする人なの?」
「うーん、正義とか別に強い訳じゃないと思います。優しいけど」
「子供好きなの?」
「あー、別にロリコンとかじゃないですよ? 私がよく迷子になってたからそういう子はほっとけないそうです」
なるほど。妹さんを通してしか見れないがいい人なのは間違いなさそうだ。
「それでね、ちょっと頼みがあるんだけど、お兄さんと會う約束取り付けられないかな?」
『ガタッ』お前じゃない、座ってろ。
「兄とお姉さんが、ですか?そもそもお姉さんって何者? 水無月さんのお姉様じゃないの?」
「強いて言うなら単なるおせっかいな人、なんでしょうね。それに私が、では無くて會わせたいのは別の人よ」
そう言って先輩の寫真を見せた。歓迎會の前に無理矢理撮らされたプリクラがこんな所で役立つとは……
「へー……なんか頭軽そうですね。そこそこ人ですが」
ハッキリ言うな! 見た目は頭軽そうだし、多分格も軽いけどいい人なのは間違いないよ! ……うん、褒めてないね、わかってる。
「なんとかもう一度きっかけ作ってあげたいんだよね。お願い出來るかな?」
ここぞとばかりにもう一度スマイル。
「わ、わかりました。お姉さ……んがそう言うなら。兄に休日に遊園地でも連れてってって言えば大丈夫と思います。妹には甘いですから」
「それなら私も先輩を休みの日に遊びにうわ。次の日曜でいいかな?」
「あ、はい。兄も日曜休みですからそれで」
スムーズに話が進んで良かった。澪ちゃんが「私ともデートしましょう!」って言ってたけどスルー。
次の日、先輩をって遊園地に行く約束をした。先輩は「オトコと行きなよー、ひとみんモテるんだからよりどりみどりでしょ?」って言われた。そんな人いないんだけどなあ。それでも先輩をおびき出すことには功したので良しとしよう。そして待ちに待った日曜がやって來た。
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