《快適なエルフ生活の過ごし方》40:放たれた虎
まあ虎がどっちの事かは置いといて……拷問シーンは基本的に見せるつもりはないので省略しますが、もし希があれば書きます(笑)
さてと、敵は定まった訳だがどういう風に出てくるのかはまだ見當もつかない。最悪澪ちゃんの家に泊まらせてもらった方がいいのかもしれない。て、登下校見張る。でも、私も仕事があるんだよなあ……ハルなら四六時中暇そうだけど。二三日なら學校も休めるだろうけどそういう訳にもいかない。私が仕事休むのも違う気がするし長くは無理。私が探索者向けな探偵とかの職業だったら良かったのかもだけど。仕事辭めてもなんとかなるだろうって? 嫌だよ、私は平穏で無事な生活をしたいの!
「召喚魔法は失敗したよねえ」
「というか本當に出來るかどうか分からないじゃない」
「じゃあ使役とかは?」
「んー、やってみようと思ったけど渉とかあまり出來なかった。眠いとかお腹空いたばっかりでさ」
どうしたもんかと考えている。メイドさんとか執事さんを強化することも考えたが魔法の事は広めたくない。となると澪ちゃんがある程度逃げれるような方策にした方がいい。
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「ちょっとじっとしててね」
「お姉様?」
澪ちゃんの肩に手を置いて魔力を澪ちゃんのの周りに展開する。このままだと単に魔力を流しただけだから薄く霊に張り付かせる。水の霊だ。これでの屈折を利用してその場所にいるけど位置がズレてる狀態にする。そうすればないだろうけど最悪狙撃とかでも防げるし、摑みかかられても逃げる時間は稼げる。その間に子飼いの人たちも來るだろうし、どうにもならなくても私が著けばいい。
「すごいですわ……」
私の説明を聞いて澪ちゃんは目を丸くしていた。
「ディストーションフィールドかあ……でも原理は難しくないね」
ふと見ると澪ちゃんがをふるわせてる。
「どうしたの? 寒い? 日は普通に通してるし外気溫との差も無いようにしてるけど……」
「ああ、ああ、これがお姉様の溫もり……お姉様に包まれてますのね、私……」
恍惚の表を浮かべていた。うん、歪みねえなあ。
「そんじゃあ私は資金面から追い詰めていくために準備しとくよー」
と言ってハルはタブレットを取り出した。大この端末で作することも出來る。口座の殘高には凄い數のゼロが並んでいたので見るのはやめといた。うん、職業倫理的にね。ともあれ準備は整ったのであとは向こうの出方待ちである。
次の日。私はいつもの様に會社に來て、いつもの様にご飯を食べ、いつもの様にドライアドとおしゃべりし、いつもの様に先輩のノロケに砂糖を吐いていた。まあ登校時は問題ないと思ってた。學校に遅刻すれば目立つし理由を詮索されるかもしれない。だからくなら下校時だと。そしてその予想はビンゴだった。昨日の今日だからいてこない可能はあったが、向こうさんはやたらとせっかちだったようだ。水の霊魔法が解かれた様なじがしたのでその場所まで一気に移する。あ、會社はちゃんと退勤したよ。とにかく急いでその場所に著いたら二三人の屈強な男に周りで倒れてる人達。うーん、こりゃこっちは全部やられたかな? そして、相手をにらみつけてる澪ちゃん。
「この卑怯者! お兄様はどこですか?」
「なんの事だ? 俺たちはただお前さんが金持ちの娘だから代金がしいだけだよ」
「そうそう、そんな高貴な方は知らんな。早く車に乗ってもらおうか?」
「ハイエースに乗るにはちょっと年齢高いけどな」
最後の奴は間違いない。ロリコンだ。
「お斷りです」
毅然と澪ちゃんは言い放った。
「それに私のにれようとしたからお姉様がこっちに向かって來てくれてるはずです。だから私は怖くないですわ!」
「いや、そこまで言われちゃ助けない訳には行かないよねー。アースバインド」
足元の地面が突如せり上がってそいつらのに絡みついた。いや、石膏細工のように固められたと言った方が正確かもしれない。
「お姉様!」
「ごめんなさい。遅くなったわね」
「いえ、來て下さるって信じてました」
そして私はくるりとチンピラの方を向く。見た目は単なるチンピラだけどきっと武闘派のやつに違いない。用心したからこんな風に固めたのだ。
「さて、じゃあ洗いざらい吐いて貰いましょうか?」
という訳でそこからしばらく拷問の時間が繰り広げられていた。あー、スッキリした!
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