《うちのダンナはぽっちゃり男子》45 レインシューズとはなんぞや

いや參りました。

何が參ったって、今回のこの豪雨です。

関西圏だけでなく、今回は西日本ほぼ全部と岐阜のほうまでの大雨。そして大災害。

みなさまご無事でいらっしゃいますか?

被災された皆さまには、心よりお見舞いを申し上げます。

雨の中、救助を待って屋の上でSNSに「助けてください」とツイートを流している人を見てはずっとどきどきしていました。

どんなにか怖い思い、不安な思いをなさったことかとお察しします。

災害は本當に怖い。ひとの無力をまざまざと見せつけられます。

我が家はどないやったかと言うと、7月5日、6日と警報のため學校が休みになり、ほぼ自的に私も休みになってムスメとうちにおりました。

高臺のこともあり、うち自は斜面のそばではないとはいえ、そういうお家も近所にたくさんある地域です。以前に山沿いのバス道に土砂が積もって通れなくなったこともあり、今回の大雨ではどうなることかとひやひやしていました。

問題はダンナ。

當然のように出勤です。警報発令、やがて避難勧告が出ても雨の中會社へ行く。

なぜ?

「いや、しゃあないやん」

その一言で出かけて行きました。

バスの窓から撮った、ごうごうと泥水が滝のように流れる近所の川の寫真を送ってくる。

マンションから外を見ていると、すさまじい豪雨の中、郵便配達らしいバイクが走っているのを見て慄然とする。

「ヤメテー! 牛屋さんが流されたニュース見てへんの? ヤメテー!」

って、ほんま思いました。

ほんまにやめてあげて。命あってのものだねやん。

「労災認定したるからええやん」とか、そういう問題とちゃうし。

この間の地震のときも思ったけど、ほんま日本の會社おかしいから。

そもそもいろんな路線がかなくなってんのに「出社してこい」てクレイジーやし。

こういう時はまず命を最優先して。

ほんまお願い。

一日會社が稼働しなかったら損失がウン千萬円とか何億とか、わからんこともないんですけどね。

でもお金は取り戻せても、命は決して取り戻せません。

「うちのダンナ(あるいはヨメ・子供)返してよ!」って言われて返せます?

返せませんよね?

だったら答えは見えてるやん。

二日目。

ダンナが出勤してから避難勧告が避難指示に変わり、近隣のバス道が崩れた斜面と電柱などでふさがれてバスが通れないという報がムスメの友達経由でってくる。こちらは以前崩れた道ではなく、幸いダンナの使う路線のほうでなかったのでまだ良かったのですが。

金曜の夜、ようよう帰って來たダンナを見るまでは安心できませんでした。

実はダンナ、會社にも履いていけるようなレインシューズを持っておりません。

それまで使っていたのは、私が若いころに母が勝手に買うてきて「はい、履き」ておしつけてきたやっすいレインシューズだったんですが、これがあいとる。

ご存知の方もあると思いますが、ダンナはもうすぐ誕生日です。

ということで、「誕プレこれや!」と思って早速林でぽちりました。

あ、宅配便の皆さんには申し訳ないです。

でも大丈夫、雨が上がってからのお屆けになるように考えたので。

いま、こちらはもうすっかり晴れています。

朝からツバメが嬉しそうに飛び、鳴き騒ぎ、蟬もみんみん鳴きました。

なんとなくみんな嬉しそうに思うのは人間の勝手なやけども。

ああ、今回はえらい長くなってしまいました!

しかも最初の方、微妙に関西弁やなかったし(笑)。

まあ真面目な話やから許してください。

みなさまも、とにかくお命最優先で。

これ以上の酷いことが起こらないよう、心からお祈りしております。

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