《うちのダンナはぽっちゃり男子》63 シロさん飯とはなんぞや

はい。

それで、今回は前の話の翌日の朝のことです。

つまりオフ會明けの朝ご飯ね!

なんか朝も早よからキッチンでイソイソとなにか作っていたらしいダンナ。

日曜の朝とはいえ、大抵はトーストにハムやらキュウリやらはさんでコーヒーで済ませることの多い我が家ですが、今日はちがった。

たまにホットケーキを焼いてくれはることもあるんで、「今朝もそうかな~」とか思っていたら違いました。

生クリームをかちゃかちゃ泡立ててるし、いろんな材も準備されとる。

ホットケーキよりも薄いのんが、ぺろんぺろんと焼かれていっとる。

「あっ!」

見た瞬間、わかりました。

これはいわゆる「シロさん飯」や! ということが。

おわかりにならない方のためにちょびっと説明しますと、「シロさん」というのはよしながふみさんという漫畫家さんの「きのう何食べた?」という作品の主人公のひとりです。

ちなみに私自、もともとよしながさんのファンで、ほとんどのコミックスを持っております。いや、たぶんコンプリートしてると思うけど、どうだろう。にゃははは。

有名どころの作品としては、手塚治蟲文化賞漫畫大賞など數々の賞もとった男逆転大奧「大奧」や、ドラマ化された「西洋骨董洋菓子店」がありますが、初期の「フラワーオブライフ」とか、一連のここではいえない(笑)BL作品の數々もめっちゃクオリティが高くてハマるのでおすすめです。弁護士系のが好き。

フランス革命期のやたら怠惰な貴族とか描かせたら天下一品ですわよお姉さま(お兄様)がた!

って、まあそんなんはええねん。

で、「きのう何食べた?」。

ゲイであり弁護士さんでもあるシロさんは、人である容師のケンジと暮らしていて、完璧に家事をこなし家計をきりもりしている料理好き中年男子。

もともと人気のある作品であり、今回それがドラマ化されたこともあって、ときどきダンナと見てたんですな。

それで、これまでにもシャケご飯の回だとか、おうちパスタの回だとかのたびに「これ作って」「あれ作って」と言いまくってきて、しかも大作ってもらっていた私。(自分では意地でもつくらんとこがまたもうね……なんか人としてもうね……)

今回もなんの気なしに「これ食べてみたーい」って言ったらしいのです、たぶん。

で、けさのコレ。

そう、クレープでした~。

いやもうびっくり。

いつもは晝近くまで寢ているムスメすら、いそいそと起きてきて一緒にいただきました。

でも、三つも食べたらすぐにお腹いっぱいになっちゃって、生クリームもツノが見えなくなっちゃった! またあとで食べなくちゃです~。

という、そんなつづれ家の朝メシ、しかも「シロさん飯」回でした~。

ちゃんちゃん。

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