《【書籍化&コミカライズ】追放悪役令嬢、只今監視中!【WEB版】》266:に殉じる者たち②
盥回しの末に、私の世話は何故かミズーリ嬢という事になった。いや、本當に何故……王都で結婚式の準備中だったはずでは。
「モモ様がお目覚めになるまでは、ここにいたいとセイ様が仰るもので。ならば私も付き添わない理由はないでしょう、妻として」
「は、はあ……左様ですか」
他の攻略対象はどうか知らないけど、セイ様はまだモモに未練があるらしい。そう言えば格がアレでも構わないって言ってたっけ。
「で、では、お手數おかけしますが……」
「お任せくださいな。これでも重病人の看病の経験はあります」
ニコッと笑ってを叩くその雰囲気は、本當にモモそっくりで。格闘ゲームの2Pキャラとでも言おうか……まあ瓜二つという訳でもなく、あくまで寄せているだけなのだけれど。
ミズーリ嬢に関しては、ゲームでも現実でもそれほど関わりはなかった。セイルートにおいてもクロエは邪魔してくるが、別にミズーリと手を組んでとかそういう経緯はない。だから本當に、最低限の報しかないのよね。ウォーター伯爵家は商人からり上がった叩き上げの貴族で、彼も大人しそうに見えて商人としての矜持と信念には譲れないところがある……というキャラ設定しか。
「そう言えば、ミズーリ嬢はイエラオ殿下から『ゲーム』について聞かされていたのですか?」
あの戦いで、自らを『悪役令嬢』と呼んでいたのを思い出し、気になって聞いてみる。賭けの容もゲームとは違っていたし、もしかしたらと思ったのだ。
「ええ、詳しくはご本人に伺っていただきたいですが、私だけでなく各主要キャラに関わりのある方にお聲がけをなさっていたようですよ」
そこまでいていたのか……さすがの前世持ちも、悪役令嬢+お助けキャラ全員が反逆したともなれば太刀打ちできないだろう。
「それではセイ様を止めたのも、ゲームデータを使って?」
「報として參考にはさせていただきましたが、まあ……最後は力業でしたけどね」
フフ……と不敵に笑うミズーリ嬢。確か、賭けに負けたからセイ様は結婚をけれたのよね? 彼の苦笑いが思い起こされる。遊び人のセイ様が一見従順で大人しそうな婚約者にまんまとしてやられたのだから、相當プライドが圧し折られたのだろう。
(結婚は人生の墓場……なんて言ってたのは、誰だったかしら)
セイルートのバッドエンドでは二人は結婚していたけれど、むしろこれからが戦いの始まりかもしれなかった。
さて、気を取り直してミズーリ嬢にを支えてもらえながら、階段を下りていく。そして一階まで下り切ったところで――
ガチャン、パリーン!
何かが割れる音と、怒鳴り合う聲。
私たちは顔を見合わせると、すぐそばの酒場まで様子を見に行った。
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※書籍報は活報告にて隨時更新していきます。
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