《【書籍化&コミカライズ】小系令嬢は氷の王子に溺される》4
「リリアーナは三人おります子供の中で唯一のの子でして。甘やかして育ててしまったせいか、些かのんびりといいますか、マイペースな子に育ちまして……」
『だから王太子妃は務まらないですよ』アピールをしてみるのだが、國王様と王妃様は全く気にする素振りを見せる事なく
「ウィリアムがカチカチの堅だから、マイペースなくらいの方が丁度良いのではないか?」
などと二人、楽しそうに話されている。
王妃様は王子ばかりで可いの子がしかったそうで、優しい笑みを浮かべてリリアーナを見ている。
「娘と一緒に買いしたりお灑落なカフェでお茶を楽しむのが夢だったのよ」
そんな風に言われ、どんどんと逃げ道を塞がれて逃げられない狀況に追い込まれていくリリアーナ。
國王様と王妃様がダメなら、ウィリアム殿下(當の本人)に撤回させるしか方法は無さそうだ。
リリアーナはどうにかして婚約者の座を他の令嬢に押し付……変更して頂こうと、ウィリアム殿下が來るのを待つしか無かった。
引き攣り笑いで顔面の筋が崩壊する前に、何とかウィリアム殿下が仕事を終えて部屋へとって來られた。
ニコリともしない顔は、整い過ぎている分余計に冷たい印象を與える様だ。
そして來たばかりのウィリアム殿下に向かって國王様が何を迷ったのか
「後は若い者同士で話をした方がいいだろう?ウィリアム、リリアーナ嬢をお前の部屋へ案してやるといい」
と言い出した。
この氷男と二人きりとか、どんな罰ですかっ?
……と一度は思ったものの、よくよく考えれば婚約相手の撤回を求める為には、その方が都合が良いのではないか。
うん、そうしよう。
その為にも
「それではウィリアム様、案お願い出來ますでしょうか?」
と、和かに笑顔で言えば、部屋の皆に聞こえる様に盛大に息を吐き出して。
「ついて來い」
偉そうな言いに、またまたこちらを見ずに部屋を出て行こうとしている。
慌てて國王様達に挨拶をし、ウィリアム殿下の後を小走りでついて行く。
本當は小走りなんてはしたない事は令嬢はしたらいけない事なのだが、この王子様、私の為に歩調を緩めちゃくれないんだもの。
普通、紳士なら、婦子の歩む速度に合わせてくれるものじゃあないんですかねっ?
……ふぅ、ちょっと息切れが。
歩み寄るっていう言葉をご存知?と言ってやりたいのを我慢して飲み込み、一生懸命ただ王子様の後をついて行った。
【書籍化&コミカライズ】勇者パーティーを追放された俺だが、俺から巣立ってくれたようで嬉しい。……なので大聖女、お前に追って來られては困るのだが?
【コミック第2巻、ノベル第5巻が2022/9/7同日に発売されます! コミックはくりもとぴんこ先生にガンガンONLINEで連載頂いてます! 小説のイラストは柴乃櫂人先生にご擔當頂いております! 小説・コミックともども宜しくー(o*。_。)oペコッ】 【無料試し読みだけでもどうぞ~】/ アリアケ・ミハマは全スキルが使用できるが、逆にそのことで勇者パーティーから『ユニーク・スキル非所持の無能』と侮蔑され、ついに追放されてしまう。 仕方なく田舎暮らしでもしようとするアリアケだったが、実は彼の≪全スキルが使用できるということ自體がユニーク・スキル≫であり、神により選ばれた≪真の賢者≫である証であった。 そうとは知らず愚かにも追放した勇者一行は、これまで楽勝だった低階層ダンジョンすら攻略できなくなり、王國で徐々に居場所を失い破滅して行く。 一方のアリアケは街をモンスターから救ったり、死にかけのドラゴンを助けて惚れられてしまったりと、いつの間にか種族を問わず人々から≪英雄≫と言われる存在になっていく。 これは目立ちたくない、英雄になどなりたくない男が、殘念ながら追いかけて來た大聖女や、拾ったドラゴン娘たちとスローライフ・ハーレム・無雙をしながら、なんだかんだで英雄になってしまう物語。 ※勇者パーティーが沒落していくのはだいたい第12話あたりからです。 ※カクヨム様でも連載しております。
8 125たとえ夜を明かすのに幾億の剣戟が必要だとしても【Web版】(書籍版タイトル:幾億もの剣戟が黎明を告げる)
【書籍版①発売中&②は6/25発売予定】【第8回オーバーラップ文庫大賞『銀賞』受賞】 夜で固定された世界。 陽光で魔力を生み出す人類は、宵闇で魔力を生み出す魔族との戦爭に敗北。 人類の生き殘りは城塞都市を建造し、そこに逃げ込んだ。 それからどれだけの時が流れたろう。 人工太陽によって魔力を生み出すことも出來ない人間は、壁の外に追放される時代。 ヤクモは五歳の時に放り出された。本來であれば、魔物に食われて終わり。 だが、ヤクモはそれから十年間も生き延びた。 自分を兄と慕う少女と共に戦い続けたヤクモに、ある日チャンスが降ってくる。 都市內で年に一度行われる大會に參加しないかという誘い。 優勝すれば、都市內で暮らせる。 兄妹は迷わず參加を決めた。自らの力で、幸福を摑もうと。 ※最高順位【アクション】日間1位、週間2位、月間3位※ ※カクヨムにも掲載※
8 193【書籍化】婚約者が明日、結婚するそうです。
王都から遠く離れた小さな村に住むラネは、五年前に出て行った婚約者のエイダ―が、聖女と結婚するという話を聞く。 もう諦めていたから、何とも思わない。 けれど王城から遣いがきて、彼は幼馴染たちを式に招待したいと言っているらしい。 婚約者と聖女との結婚式に參列なければならないなんて、と思ったが、王城からの招きを斷るわけにはいかない。 他の幼馴染たちと一緒に、ラネは王都に向かうことになった。 だが、暗い気持ちで出向いた王都である人と出會い、ラネの運命は大きく変わっていく。 ※書籍化が決定しました!
8 103異能がある世界で無能は最強を目指す!
異能がある世界で無能の少年は覚醒する
8 84俺、異世界でS級危険人物に認定されました
ある日の事、不慮の事故で死んでしまった主人公のハルは、神様から特別な力を授かる。 その力で、連れてこられた異世界、通稱セカンドワールドで、猛威を振るう。 だが、その力を恐れた異世界の住人は、ハルを危険視し、S級危険人物に!? 主人公最強系冒険物語!!
8 151能力しかないこの世界で
舞臺は現代日本に近い平和な國ショパン。その國では2種類の人間がいた。1つはある特殊能力を持つごく1部の人間、もう1つはその特殊能力を持たない多數の人間。特殊能力を持たない人間達(以後無能力者と言う)は特殊能力を持つ人間(以後有能力者と言う)を妬み迫害していた。そんな世界を変えるために主人公、柊和斗とその仲間達が戦う物語です。 ※初投稿になります。未熟な部分が多數ありますが、是非是非コメントでご指摘や感想などをしてくれるとありがたいです。一定の部分までは書いてあるのですぐ進むかも知れませんが、その先は不定期更新になってしまうことをお許しください。
8 152