《【書籍化&コミカライズ】小系令嬢は氷の王子に溺される》7
ダニエル目線です
數日後、リリアーナ嬢とバッタリ遭遇。
「あら、ダニマッチョ様。ごきげんよう」
「いやいや、俺そんな名前じゃないですからね?」
「親しみを込めて『あだ名』を付けさせて頂きましたの」
「親しみでなくて憎しみを込められてる気がする」
目の前の彼(リリアーナ)は可らしく笑いながらも、ジッと俺の口元?を見つめているのに気が付いた。
「俺の顔に何かついてますか?」
不思議に思い聞いてみる。
「い、いえ。何でもありませんわ。
……おかしいわね、お祈りが足りないのかしら」
後半の臺詞(セリフ)も俺の耳は確(しっか)りと拾っていたが、意味がよく分からない。
何を祈るって?
多分聞いた所で答えてはくれないだろうけどな。
そんな事より優しい馴染の俺は、未だリリアーナ嬢をい出す事に功していないウィリアム(ヘタレ)の為に、一ぐとしますかね。
本當、俺って優しいよな。
「そうそう、珍しいお菓子を頂いたんで、後で殿下に持って行こうと思ってたんだけど、リリアーナ嬢も一緒にどうかな?」
「珍しいお菓子、ですか?」
殿下と聞いて警戒心をわにしながらも、珍しいお菓子に心惹かれているって所かな。
ふむ、あともう一押しか。
「ウィルは全く食べない訳じゃないけど、そんなに甘いものが好きなわけではないからね。
リリアーナ嬢が一緒にいてくれると、俺も遠慮せずに心置き無く食べられるんだけどな〜」
し迷う様な素振りを見せながらも、俺もいて殿下と二人きりでは無いという事もあってか、珍しいお菓子のに勝てなかったのだろう。
「分かりました。後程お伺い致しますわ」
こうして俺は、馴染の為にリリアーナ嬢をい出す事に功した。
◇◇◇
「コレ、初めて口にしましたけれど、とても味しいですわ」
「お気に召して頂けた様で何よりです」
ほんとこの令嬢(リリアーナ)、幸せそうな顔してよく食うよなぁ。
結構な量あったと思ったけど、テーブルの上に殘っているのはあと僅かだし。
マジで、この小さなのどこにっているのやら。
リリアーナ嬢が來る前にウィルにはあだ名以外にも一応釘さしておいたけど、しっかり見張っておかないとちょっと心配なんだよな。
普段は『氷の王子様』なウィルも、リリアーナ嬢が絡むと『暴走王子』になりやがる。
まあ、俺も自分の目で見るまでは信じられなかったけどな。
ウィル(こいつ)に全く自覚は無いみたいだが、に執著を見せるのは初めての事だ。
裏を返せば、やっとそんな相手が見つかったんだ。
馴染としても、臣下としても、そこは応援するしか無いだろ?
……まあ、暫くはウィルの暴走を止めるストッパー役に徹する事になりそうだけどな。
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