《【書籍化】Fランク冒険者のり上がり、俺だけができる『ステータス作』で最強へと至る【コミカライズ】》リーフキャット
「ニャーニャー」
「ニャーニャー」
目の前には二匹のモンスターが存在する。
緑の葉で全を覆っている、貓型モンスターの『リーフキャット』だ。
前腳の先には爪がびており、ひっかきによる攻撃は皮鎧を傷つけると言われている。
可らしい見た目をしているので、以前、ガーネットがホーンラビットに対し「可いです」と言い出して戦闘にならなかったことを思い出す。
低層沸くモンスターの中には玩のような見た目のものが多く存在する。
特に冒険者は可いもの好きが多いので、初見では脅威を察することができず不覚をとることが多い。
「フローネ、一匹倒せるか?」
俺は彼に戦闘の意志があるか確認をする。彼がリーフキャットに対して油斷していないか様子を見た。
「はい、お任せください。主人様」
ガーネットの時とは違い、フローネは臨戦態勢をとっていた。
ダガーを抜いており、いつでも飛びかかる準備をしている。
「左を任せる」
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俺はフローネに指示を出すと、自分は右のリーフキャットの前に立った。
「ニャーニャー」
リーフキャットは俺から距離をとると鳴き聲を上げて威嚇してくる。襲い掛かってこないのならこちらからくつもりはない。
俺は意識の半分をフローネに向けると、彼の戦闘を見守った。
「はぁっ! やっ! えいっ! くっ……」
フローネはリーフキャットとの距離を詰めると攻撃を仕掛ける。だが、リーフキャットは素早くその場から飛びのくと攻撃を躱し続けていた。
腳に力をため、飛び掛かると同時に爪を振るって攻撃している。フローネはその攻撃を見切ることができず、スカートやエプロンに爪の攻撃をけていた。
「落ち著いて、相手のきをよく見るんだ」
リーフキャットは飛び掛かる際、葉を広げたり閉じたりして緩急をつけている。
そのせいでフローネはタイミングをとれずにいるのだが、落ち著いてきを追えば見えるはずだ。
これまでの攻撃をけて、彼のメイド服が傷ついた様子はない。
彼のメイド服は『プロテクション』が付與されているので、リーフキャット程度の攻撃では傷がつかないのだ。
攻撃が當たらないフローネと、當たっても傷をつけられないリーフキャット。お互いに決め手がない膠著狀況になっていた。
「すぅ……はぁ……」
俺の言葉で冷靜さを取り戻したのか、彼は息を整えダガーを顔の前に構える。
先程からリーフキャットの攻撃をけていて、攻撃が段々と高い位置になっていることに気付いたらしい。
「ニャーーーーーーーーー!」
リーフキャットは大聲で鳴くと、これまでで最大の跳躍をして彼の顔面目掛けて飛び掛かった。
「今ですっ!」
そのきを読んでいたフローネは、リーフキャットが飛ぶと同時に自分も後ろに飛ぶ。
「やあっ!」
そして、リーフキャットの跳躍の頂點からやや下がるところを狙ってダガーを突き出した。
「ニャフン……」
彼の攻撃がリーフキャットの首筋を捉え、リーフキャットはそのまま地面をると倒れてしまう。
どうやら、フローネの急所攻撃が功したようだ。
「それでいい!」
高いジャンプには大きな隙ができる。彼はタイミングを合わせて後ろに飛ぶことで、リーフキャットの攻撃點を外し、自分が有利な間合いを確保したようだ。
いつまでも傷を負わせられないリーフキャットの焦りを読み切った素晴らしい一撃だった。
「主人様! 後ろにっ!」
聲を掛けられると同時にもう一匹のリーフキャットが飛び掛かってくる。
「問題ない」
ようやく襲い掛かってきてくれたリーフキャットの首をショートソードで斬る。二層程度のモンスターならばきを見切るのは容易い。
「流石ですね……」
目を大きく見開いたフローネは驚いた様子を見せていた。
「そうでもない。それにしてもフローネこそよく倒したな」
序盤こそ苦戦していたものの、冷靜さを取り戻してからはリーフキャットのきをよく見て仕掛けどころを探っていた。
しばらくして、俺が倒した方のリーフキャットからドロップアイテムが落ちる。出てきたのは二日酔いの薬だ。
「とりあえず、早速ドロップしたから目的は果たしたが、この周囲にあと何匹かいるみたいだし狩っていくとするか」
二日酔いの薬は城のパーティーなどに參加するというウイング氏もしがるだろうし、せっかくなので、もうしフローネにも戦わせてみたい。
「はい、大丈夫です」
彼もまだまだやる気のようなので、俺は地図を見ると、
「ならこっちだ」
次のモンスターがいる場所まで彼を連れて行くのだった。
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