《【書籍化】生贄になった俺が、なぜか邪神を滅ぼしてしまった件【コミカライズ】》分証明書
「……なるほど。『他國に行きたい』ね?」
手紙を書き終えた俺とセレナは乗合馬車組合を訪れた。
「はい、イルクーツ王國にどうしても行かなければならないんです」
「しかも分を証明するものを持っていないだと。そっちのエルフのお嬢ちゃんもだな?」
「ずっと森にいたんだもの。そんなもの持っていないわよ」
憮然とした態度でセレナが答える。
「何か不味いことでもあるんでしょうか?」
係員が眉を寄せて難しい顔をしたので、俺は聞いてみることにした。
「國外に出るには分証明書が必要になるんだよ」
「それはどうしてですか?」
「どこの國でもそうだが、國境を超える場所には関所が設けられている。そこを通るさいに賞罰の有無の確認と所屬國をはっきりさせる必要がある」
詳しく説明を聞いてみると、所屬不明の人間がそれぞれの國で悪事を働くことがあるので、外國に行く國民には分証明書が必要になるらしい。
これはどうやら各國の取り決めらしいのだが、街育ちで外國に縁がない一般人には馴染みがない話だ。
冒険者や商人など、國をいで商売する人間にとっては常識らしいが。
「私はこの國の森の奧で育ったのだけど、そうなると外國に行けないというの?」
セレナが焦った様子を見せる。係員の人はそんなセレナにたいし説明をしてくれた。
「他國に渡るために必要なが2つある。1つはギルドランクだな。冒険者ギルドでも商人ギルドでも構わないが、いずれかのギルドに所屬してある程度のランクを上げること」
これは信頼の問題らしく、未な人間が他國にった後で路頭に迷い、強盜を働いたり詐欺をした事件があったらしい。
そうなると元を保証している國とその國で問題を解決しなければならない。
そうならないために、ある程度実績があるベテランでなければ分証明書を発行しないようになったのだ。
「もう1つは金だな。分証を発行するには1人につき12萬ビル掛かる」
先日泊まった宿屋が2人で1泊4000ビルなのでほぼ1月分の宿泊費同等だ。
「た、高くない!?」
セレナが驚きの聲を上げると……。
「あまり安くすると悪さをする人間が気軽に他國に行っちまうからな。國としても苦渋の選択なんだよ」
確かに、分証明書さえ発行してもらえれば良いと考えている人間なら外國に渡って悪事を働くこともありえる。保証をする以上ある程度の保険は必要ということだろう。
「仮にギルドでランクを上げたとして、分証明書はここで発行できるんですか?」
ここでごねても時間の無駄だ。俺は係員に確認をする。
「いや、それもここじゃできない」
「どこでならできるんですか?」
その問いかけに係員は答えた。
「王都の役所だな。そこでしか分証明書は発行できない」
どうやら故郷に帰るにはまだ準備をしなければならないようだった……。
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