《【WEB版】劣等賢者のケモノ魔法革命〜「獣人は魔法が使えない劣等種だ」と宮廷魔師から追放されたけど、弟子とFランク冒険者を満喫してたら、いつの間にか最強の魔法學院ができていた〜:書籍化+コミカライズ》25.賢者様、ついに薬草採取というザコ依頼を前に大はしゃぎ! もちろん依頼をけるよ!
「せんぱーい、やくそうって何ですか?」
「薬草? 薬草って傷を治したりする植でしょ。……あぁ、この依頼ね」
冒険者ギルドの依頼の張られた掲示板の前で、ライカが不思議そうな顔をしていたのには理由があった。
彼の視線の先には『近隣の森での初級薬草の採取 報酬:4500ゼニー』の文字があったのだ。
なるほど、薬草採取かぁ、しかも初級薬草だなんて!
まさにFランクにふさわしいクエストだよ。
正直言って、私は薬草の採取をしたことがない。
パーティで活していた時は高級な回復薬が使い放題だったし、そもそも回復魔法も使えるからだ。
しかし、思い返してみれば、薬草採取は大事な仕事だよね。
初級冒険者は薬草を原料にしたポーションを欠かさず持っているらしいし。
Fランクらしいザコい仕事ながら、人様の役に立てるなんて素晴らしいじゃないか!
「よぉし、今日はこの魔法にしてみようか!」
「薬草採取ですね! うふふ、アロエ魔法學院の初クエストです!」
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私が依頼を選ぶと、楽しそうにはしゃぐライカ。
まぁ、クエストなんて大仰なものではないと思うけどね。
要は草を引っこ抜けばいい簡単なお仕事なんだし。
とはいえ、分偽裝して以來の初依頼なのだ。
私は心ウキウキしながら、近隣の森へと向かうのだった。
◇
「ひえぇええええ」
森で私たちを待っていたのは、草、草、草の大繁だった。
今は雨が多くて、気溫の高い季節、草が繁するには最適な季節だ。
やたらめったら茂ってくれて、どれを採集すればいいのかよくわからない。
「お師匠様、私、薬草なんて見たことないんですけどぉ」
ライカは不安そうに聲をあげる。
確かにこの青々とした森で薬草だけを探すのは骨が折れそうだ。
「実をいうと私も……」
しかも、悪いことには私も初級薬草なるものを見たことがないのだ。
だってぇえ、所詮はFランク向けの簡単な依頼でしょ。
すぐに分かると思ったんだもの。
舐めてて申し訳ない。
でも、大丈夫。
私には魔法があるからね。
「真実の目、発!」
そんなわけで鑑定魔法を発。
私の視界にはどんどん植についての報がってくる。
メリムの樹、ドドド草、しゃくら花、雑蟲草、けもけもスイレン……etc
あわわわ。
ちょっと混するぐらいの大量の報である。
確かに森にはんな素材があるものだけど、私は別に名前を知りたいわけじゃない。
しょうがないので、魔法の度をちょっと落として、薬草か、そうじゃないかだけに焦點を絞る。
何も目にったものすべてを鑑定する必要はないのだ。
私たちがしいのは薬草なんだから。
「おぉっ、薬草発見!」
そして、草むらの一角に『薬草』の文字を発見する。
なんていうか、ツンツンしている緑の草である。
ふぅむ、なるほど庶民の皆さんはこれを薬草にしているのか。勉強になったよ。
「ライカ、これが薬草みたいだよ。頑張って集めようじゃないか!」
「お師匠様、これ、なんだかいい匂いがします! ……食べちゃってもいいですか?」
「ダメだよ? お腹壊すかもしれないし」
ライカがとんでもないことを言い出すので、とりあえず止める私。
薬草の分は毒として働くこともあるという。
迂闊に食べたりしてはいけないはず。
「ぐむぅう、なんだか本能をそそられるような気がするんですよぉお」
「だーめ。……あ、でも、ちょっとわかるかも」
私の制止に口をすぼめて悔しそうな顔をするライカ。
午前中にことさら本能なんてことを教えたためか、彼の中で何かが活化しているんだろうか。
まぁ、気持ちはわかるよ。
この薬草、どことなく食べたくなる佇まいをしているのだ。
「帰ったら、おいしいサラダ食べればいいじゃん。今は頑張るよ!」
「はいっ! 私、サラダチキン大好きです! やりまぁす!」
ライカは食べの話を持ち出すと、俄然やる気をだし始める。
サラダチキンはサラダじゃないけど、もはや何も言うまい。
そんなわけで私たちは手當たり次第に、ツンツンした植を刈り取るのだった。
どんどんどんどん膨らんでいく採集袋。
うふふ、なんだか楽しい!
しかし、私たちは知らなかった。
自分たちが何を刈り取っていたのかを。
この後、冒険者ギルドでけた鑑定結果に私たちは驚愕することになる。
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