《【書籍化】萬能スキルの劣等聖 〜用すぎるので貧乏にはなりませんでした》新境地
氷の王ケルフィテレサとの戦い――仲間たちは私の圧勝だったと言ってくれています。
しかし、私にとってあの戦いは危機を煽るのに十分でした。
あの戦いはケルフィテレサの慢心を逆手に取り奇襲を仕掛け……彼にこちらが優位だと思い込ませて揺してるスキに一気に勝負を決めるしか無かったのです。
実際、ケルフィテレサが私たちから距離を取り、グランアイスニードルを連発していれば、こちらはジリ貧で敗濃厚だったでしょう。
それに、エリスの話によれば彼は多彩なを扱ったそうです。
最初から本気で遊びなく全力で殺しにかかってくれば私は今、こうしていることは出來なかったかもしれません。
さて、前置きが長くなりました。
私の弱點である火力不足。勇者ゼノンのパーティーにいた頃は火力が多不足していても補助に徹することで役割を果たしているつもりでした。
しかし、今回……大聖の稱號という過分な名譽をけた私は世界中のありとあらゆる難関ダンジョンや、強力な魔王の部下との戦いにパーティーリーダーとして挑まなくてはならなくなります。
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――このままだと、力不足により仲間たちの命が守れないかもしれません。
ですから、私は才能と能力の限界に挑んだのです。
足りないものは努力で補う。これは私が聖となってからもずっと信じて抜いた真理なのでした。
これまでに編み出した技は“百閃煉魔”という、スピードに特化した突き技です。
急所を狙って秒間に百回突くという技なのですが、これを使うと腕が筋痛になってしまい三日は能力に著しく影響が出てしまいます。
そこで、今度は私の能力全の引き上げについて何とかならないかと考えるようにしてみました。
「速度強化《ギガアクセル》、力強化(ギガパワー)、防強化(ギガバリア)、魔力強化(ギガマジカル)、特防強化(ギガウォール)、これらは強化系の補助魔法」
殆どの魔法は修得するのはそれほど難しくないのでBランクスキルとして扱われていますが、仲間や自分の力を底上げ出來るので、私は好んでよく使います。
「そして、一流の武家や戦士たちが自らの機能を高めるためにに纏う闘気(オーラ)というAランクスキル」
自らのを鉄以上の度にしたり、風のように疾くけるようにしたり、機能を著しく上昇させることができるのが、この闘気(オーラ)という技です。
ロレンスやジンも使えるようになっており、技の効果を跳ね上げることに功していました。
「どちらも機能を引き上げることが出來る技ですが、それでもSランクスキルに対抗するには全然足りません」
たとえ、強化魔法と闘気の両方を使っても、効果はイマイチでした。
魔法と闘気の質が全く違うので効果があくまでも加點方式でしか能力の上乗せが出來なかったからです。
「ですが、強化魔法と闘気をブレンドして互いの良いところのみを出し――強調! 強化魔法と闘気を同時に発現させるイメージで――」
――魔闘(シルバードレス)。
銀に輝く全ての強化魔法と闘気をブレンドした私の研鑽が生み出した新しい強化技です。
イメージ通りなら、全ての力がパワーアップしているはず。
「まずは魔法から使ってみましょう。火炎弾魔法(ファイアボール)ッ!」
軽く手をかざして火球を放つと、いつもは拳くらいの大きさだった火の玉が、今は両手を広げたくらいの大きさになって放たれます。
魔法の威力もかなり上乗せされているみたいですね……。
「それでは、次は剣でも試してみましょうか――」
私はバスタードソードを上段に構えて、一気に振り下ろします。
すると、轟音と共に地面が割れ――底が一切見えない巨大な地割れが起きてしまいました。
ちょっとだけ、やり過ぎたかもしれません。
しかし、これなら仲間を守りつつ援護も出來ます。
大聖という肩書に相応しくなるようにこれからも進しなくては――。
私はしだけ自信を手にれて修行を終えました。
◆ ◆ ◆
「ソアラ殿、丁度良いところに來られた。拙僧らに新たな依頼が來たのだ」
ジルベルタ王宮に用意された私たちのパーティー用の共用スペース。
ここでは作戦會議などをしたりするのですが、私が修行を終えてそこに戻るとジンが新たな依頼を貰ったと報告しました。
「新たな依頼ですか。見せてもらっても?」
私はジンから依頼書をけ取ります。
なるほど、今度の依頼はある意味では氷の魔城を攻略するよりも難題ですね。
『魔王軍の主力戦力と総力戦を行う。各國の主戦力チームはエデルジア王國にある大聖堂へ集合。幹部クラスとの戦闘に備えよ』
下手をすると魔王軍の幹部クラスと連戦もあり得る危険な依頼。
大聖のパーティーとして認知された私たちが欠席することは許されないでしょう。
出來れば、新しい技はもっと試運転してから、と思っていたのですが、そうも言っていられません。
どんなに激闘になろうと仲間を必ずや守ってみせる。私はそう誓いました――。
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