《【書籍化&コミカライズ2本】異世界帰りのアラフォーリーマン、17歳の頃に戻って無雙する》3章:神ってにまみれたヤツ多いよな(4)
「ヤバイぞ、この神ってやつ」
オレの真剣な聲をけ、まだそのに殘る快にをよじらせながらも、由依が不安な顔を向けてきた。
「使用者の負擔が全く考慮されてないんだ。こんなもの使ってたら、數年待たずにの魔力回路がぼろぼろになって死ぬぞ」
どうりで、魔法が一般的ではない世界で作られたものの割に、出力が高いはずだ。
あちらの世界では呪いの武扱いされるレベルである。
「やっぱりね……」
自らの死刑宣告に対し、由依はさして驚いた風でもなかった。
「知ってたのか」
「うん……。この神、形は使用者に合わせて変わるんだけど、使用者はみんな短命なの。かなり強力な神なのに、おかしいなって思ってたんだ。やっぱり、神に殺されてたのね」
コアに強力なヴァリアントのの一部を使い、それと使用者の魔力を反応させて力を引き出している。
そして、にわか知識で無理矢理回路を作っていやがる。
完全にブラックボックスのまま、なんかくから使っとけってところか……。
どこの汎用人型決戦兵だよ。
こんなものを使ったら、新劇場版どころか、舊劇場版の完も見られるか怪しいぞ。
「しかし、由依は社長令嬢だろ? よく親がこんな危険な神の使用を許したな」
「その親が私に與えた使命なのよ」
「なんでそんな……」
由依はゆっくり首を左右に振った。
「父(あの男)は、対ヴァリアント組織との繋がりをしがった。でも、東アジアの組織とのそれは葉わなかった。だから、活資金に困っていた北歐系に目をつけたの」
「対ヴァリアント組織が裏から世界をってるとかそういうことか?」
「ってるってのは言い過ぎだけど、強い影響力があるのは間違いないみたい。マンガみたいな話だけどね。父の會社は兄が継ぐから大丈夫。神非適応でありながら適応者のを持つ兄は手にった。だから私は戦闘要員ということ」
「そんな……。でも、由依が死んだら、北歐系組織との繋がりが途絶えてしまうだろ」
由依の母は生きているようだが、次の世代にも繋がりを殘したいはずだ。
いや、母が生きているということは、必ずしも神に適応するとは限らないのか。
「神非適応の子供ができれば問題ないってことか。娘を犠牲にしてまで異形と戦ったという評判も得られる」
「ロジカル……というより、冷靜すぎるくらいの思考ね。なんだかカズがずっと年上に見えるわ」
さすがなじみ、スルドいな。
なんでそんな使命をけれたのかは……妹さんがヴァリアントにやられてるんだっんだな。
「父親に利用されているだけでは?」という言葉は飲み込んだ。
彼自もとっくにわかっていることだろう。
その妹さんが本當に存在していたかは、やはり調べておく必要がありそうだ。
結果を彼に言うかはまた別の問題だが。
「とりあえず、その神を改造してみるが、いいか?」
「できるの?」
「向こうの世界では、最終的に自分の武は自分で作ってたからな」
伝説級の武でも、オレの能力に耐えられなかったのだ。
「じゃあお願いするわ」
頷いたオレが再び由依の太ももに手をばすと、黒タイツから一瞬、魔力が迸った。
それと同じに、道場の口に強力な魔力が出現した。
なんだこの気配?
魔力は強くなったり弱くなったりを繰り返している。
オレと由依は、はっと顔を見合わせ、道場の口を見た。
ここまでお読み頂きありがとうございます。
続きもお楽しみに!
ブックマーク、高評価での応援をなにとぞ! なにとぞよろしくお願いいたします!
(この下にある★5をぽちっと)
【書籍化!】【最強ギフトで領地経営スローライフ】ハズレギフトと実家追放されましたが、『見るだけでどんな魔法でもコピー』できるので辺境開拓していたら…伝説の村が出來ていた~うちの村人、剣聖より強くね?~
舊タイトル:「え? 僕の部下がなにかやっちゃいました?」ハズレギフトだと実家を追放されたので、自由に辺境開拓していたら……伝説の村が出來ていた~父上、あなたが尻尾を巻いて逃げ帰った“剣聖”はただの村人ですよ? 【簡単なあらすじ】『ハズレギフト持ちと追放された少年が、”これは修行なんだ!”と勘違いして、最強ギフトで父の妨害を返り討ちにしながら領地を発展させていくお話』 【丁寧なあらすじ】 「メルキス、お前のようなハズレギフト持ちは我が一族に不要だ!」 15歳になると誰もが”ギフト”を授かる世界。 ロードベルグ伯爵家の長男であるメルキスは、神童と呼ばれていた。 しかし、メルキスが授かったのは【根源魔法】という誰も聞いたことのないギフト。 「よくもハズレギフトを授かりよって! お前は追放だ! 辺境の村の領地をくれてやるから、そこに引きこもっておれ」 こうしてメルキスは辺境の村へと追放された。 そして、そこで國の第4王女が強力なモンスターに襲われている場面に遭遇。 覚悟を決めてモンスターに立ち向かったとき、メルキスは【根源魔法】の真の力に覚醒する。【根源魔法】は、見たことのある魔法を、威力を爆発的に上げつつコピーすることができる最強のギフトだった。 【根源魔法】の力で、メルキスはモンスターを跡形もなく消し飛ばす。 「偉大な父上が、僕の【根源魔法】の力を見抜けなかったのはおかしい……そうか、父上は僕を1人前にするために僕を追放したんだ。これは試練なんだ!」 こうしてメルキスの勘違い領地経営が始まった。 一方、ロードベルグ伯爵家では「伯爵家が王家に気に入られていたのは、第四王女がメルキスに惚れていたから」という衝撃の事実が明らかになる。 「メルキスを連れ戻せなければ取りつぶす」と宣告された伯爵家は、メルキスの村を潰してメルキスを連れ戻そうと、様々な魔法を扱う刺客や超強力なモンスターを送り込む。 だが、「これも父上からの試練なんだな」と勘違いしたメルキスは片っ端から刺客を返り討ちにし、魔法をコピー。そして、その力で村をさらに発展させていくのだった。 こうしてロードベルグ伯爵家は破滅の道を、メルキスは栄光の道を歩んでいく……。 ※この作品は他サイト様でも掲載しております
8 102【書籍化】陰キャだった俺の青春リベンジ 天使すぎるあの娘と歩むReライフ
【第6回カクヨムWeb小説コンテストラブコメ部門大賞を受賞!】 (舊題:陰キャな人生を後悔しながら死んだブラック企業勤務の俺(30)が高校時代からやり直し!社畜力で青春リベンジして天使すぎるあの娘に今度こそ好きだと告げる!) 俺(30)は灰色の青春を過ごし、社畜生活の末に身體がボロボロになって死んだ。 だが目が覚めると俺は高校時代に時間遡行しており、全てをやり直す機會が與えられた。 この胸に宿る狂おしい人生の後悔、そしてブラック漬けで培った社畜力。 これらを原動力に青春にリベンジして、あの頃憧れ続けた少女に君が好きだと告げる……! ※現実世界戀愛日間ランキング1位!(20/12/20) ※現実世界戀愛週間ランキング1位!(20/12/22) ※現実世界戀愛月間ランキング1位!(21/1/4)
8 145スクールクエスト!
主人公、延永守恒が通う學園には変わった部活が存在する。 その名も、人事部。 この部活は県內入りたい部活ランキング20年連続第1位であり、入部條件はただ一つ、人を助ける覚悟を持った人。 そんな人事部に『姉の七光り』でうっかり副部長に抜擢された守恒は絶え間なく続くスクールクエストの中で何を想うのか!? 王道學園ラブコメディー!! バトルもあるよ!
8 83シュプレヒコール
理不盡な世界に勇敢に立ち向かい、勇気と覚悟と愛を持って闘っていった若者たちを描いた 現代アクション小説です。
8 149努力次第で異世界最強 ~喰えば喰うほど強くなる~
ある日突然異世界召喚されてしまった黒木レン。 そこは剣と魔法が存在するアイン・ヴァッハと呼ばれる世界だった。 クラスメイトはスキルもステータスもチートレベルなのに対して、レンのステータスは一般人よりも弱かった。 魔法が使えるわけでも剣で戦えるわけでもないただの一般人よりも弱かったのだ。 しかし、彼には謎のユニークスキルがあった。 効果も分からないしどうすれば発動するのかも分からない謎のユニークスキルを持っていたのだ。 そう【|喰種(グール)】というユニークスキルが。 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ 星雲は大の廚二好きです! 現実で出せない分ここで好きなだけ廚二病を発揮したいと思います!! たくさんの人に見ていただけると幸いです!
8 133最強家族のまったりライフ
目を開けると目の前には幼い容姿をした女神様がいた。女神様によると俺は死んだので転生するらしい。種族を決めて、チートなスキルを貰って、さあ!冒険の始まりだ! ……………と意気込んでいたのにまさかの0歳スタート!?しかも産まれたところは………何この人外魔境!俺って本當にチート!?(チートです) 小さな身體に苦労し、周り(メイドや家族)に振り回されながらも主人公は最強な家族に勝てる強さを求め、今日をまったり生きていく………… 初投稿です。シリアスはなしでほのぼのを書いていこうかと思います。
8 103