《最果ての世界で見る景》EPISODE 1 - 3
ルリが提案してくれたので、小休憩することにする。
「そうするか」
ルリが持ってた、大きなバケットも
気になってたしな………。
「今日は何が出るんだい?」
そうルリに尋ねると
「へっへっへ!」と
笑いながら、バケットの中を漁る。
しばらく、ゴソゴソして取り出したものは
明な袋にった、きつねに焼けた
四角い食べ………。
「(これは……、まさか!!)」
その昔、仕事先で一度だけ
口にしたことのある食べ………。
それは………。
「素敵・クッキーか!」
目を見開いて驚愕の聲を上げる俺。
「素敵・クッキー!!」
俺につられて、ヒスイも驚愕の聲を上げる。
「ところで兄貴………。それは、何だ!?」
あ………。分かって、なかったのね………。
「一言でいうと………。「とってもうまい食べ」だ!!」
「!!」
そう、ルリが手に持っていたは
今のご時世では、口にするどころか
見る事さえ中々出來ない「お菓子」と呼ばれるもの。
ヒスイにそう言うと、目を點にして
ルリの顔とルリの手の中のを
互に見ていた………。
ちょっと、面白いな。
「ルリ。そのクッキーは、どうしたんだ?」
もし買うとなると、どれだけ金が掛かるか分かったものではない。
多余裕が、あると言っても
贅沢が出來るほど、上流階級ではないからな………。
そんな思いで、聞いてみると
「この前、買いに行った時なんだけど………」
話によると、
買いに行ったときに、行き付けのお店で
たまたま、小麥と砂糖が荷していたのを発見。
前々から、お菓子作りがしたかたルリは
店の店主と、さっそく渉………。
渉の結果、量の小麥と砂糖を無事にGET
何を作るか悩んだ末作ってみたのが………。
「クッキーなのだよ!」
そう話を締めくくり、
クッキーを袋から出して、
お皿に移すルリ。
「さぁ、召し上がれ!」
クッキーの乗った、皿を俺に差し出す。
クッキーを一枚摘み上げ、
口に放り込み、
二度三度と咀嚼する。
「……。どう、兄さん?味しい??」
不安そうな表でルリが、質問してきたので
満面の笑みで、「うまいよ」と頭をなでてやる。
「やめてよ兄さん!髪がボサボサになっちゃうよ!!」
それでも、言葉とは裏腹に顔は笑顔なんだよな。
「(何だかんだで、ルリもまだまだ子供だな………)」
「(キャー!兄さんに、頭なでられてるよ!!)」
それぞれの、思いを乗せて緩やかに時間は過ぎていく。
まぁ、何か忘れている気がするのだが………。
「(この「素敵・クッキー」が、味いので大抵のことはどうでも良いか………)」
そう!クッキーが、味いのがいけない!!
二枚目、三枚目と食べ進んでいると、
「忘れられていた者」が聲をかけてきた。
「あの………。ルリさん?俺の分は??」
そうヒスイだった!
いや!忘れてないよ!!気が付かなかっただけでね!!
俺が心の中で弁解していると
「あ~………。ヒー君?まだ居たの??もう、帰ったのかと思ちゃたよぉ」
と、すごい笑顔でそんな事を言い出した。
「ふざけんなよ!良いから、俺にもその「素敵・クッキー」を食わせろよ!!」
クッキーの乗っている皿に手をばした瞬間、
ものすごい勢いで、ルリがその手を弾いた。
「こら!これは、兄さんの分でしょ!!だからヒー君は食べちゃダメ!!!」
「なん……だと………」
呆然としながら、払われた手とクッキーの乗っている
皿を互に見ていたヒスイが、ブルブル震えだした途端………。
「ルリ………。お前に決闘を申し込む!!
俺が勝った暁には、そのクッキーこそぎ食ってやる!!」
そんなことを言い出した。
初めて小説っぽいを執筆させていただいております。
々と手さぐりでやらせて頂いておりますので
至らぬ所も多々あると思いますが、よろしくお願いいたします。
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