《最果ての世界で見る景EPISODE 1 - 7

「アキト!今回の裝備は、どうするんだ?」

ドックに著くと、専任の整備員である

アレックスが、今回のラインナップを聞いて來た。

「そうだな………。

今回は、未確定の要素が多いから。

高純度セラミックナイフ2本。

アサルトライフル2丁。バックに70口徑ガトリングと

後は、お守りにパイルバンカーだな」

「分かった!30分で用意してやるから、

先に搭乗しといてくれ!!」

「あいよ」

『強化外骨格』

通稱「EXOスーツ」………。

終焉戦爭初期の頃は、

『戦車』や『戦闘機』等が

戦場の主要兵だった。

それが、中期にる頃

何処の誰が作ったのか、

初めて、その姿が確認された。

特徴としては、全長が約3m程で

人の形をしたその機は、誰が見ても

戦場では異質の存在を放っていた。

所屬不明の、そんな『』が放置されるはずもなく

各陣営から集中砲火をけることとなる………。

誰が考えても、ネジ一つ殘ることなく

スクラップになると思われた………。

が………。

結果は大きく裏切られることとなる。

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戦闘機よりも優れた『飛行能力』と『旋回能力』

戦車よりも優れた『運能』と『機力』

戦況に応じて、に武の切り替えが出來る。

その機が、戦爭の中心に立つのにそう時間は掛らなかった。

多くの國家が、戦場で集めた目撃例と戦闘パターンから

獨自に『人型兵裝』、通稱『強化外骨格』の開発に取り組む。

ただ、これが一癖も二癖もあったらしく

最初期に作られた『強化外骨格』では、出力が高すぎて

殆どの人間が縦できなかったらしい。

「(當時そこまでしても、オリジナルの『人型兵裝』の

足元にも及ばなかったらしいから、

オリジナルに関しては、

恐れを通り越して、呆れるしかないな………)」

ま~それは置いといて、

最大出力を1/10まで落とした『第二世代』でも

並みの人間では、長時間の運用が困難なものだった。

だけど………。

その戦闘力は一騎當千とでも言うのか、

戦爭終盤では、『戦車』や『戦闘機』はサブ的な運用となる中

『強化外骨格』は、その數を増やしていった。

暫くすると「どんな人間でも安定して運用できる」ようになった

第三世代『強化外骨格』が登場するようになり

戦爭は激化の一途を辿っていく。

を洗う悲慘なものにり果てる中、

最終的に、泥沼化した戦爭は、

全てを呑み込む謎の大発を持って終焉。

これが「終焉戦爭」の概要だが………、

実は続きがあって、何処かのバカが、

その時に使われていた、

『強化外骨格』の一部を持ち帰り、再開発されたのが、

この第四世代『強化外骨格』だ。

第四世代と言われているが、

正直、資料にある第三世代と比べると

裝備できる武の種類が大分限られている。

「(ま~、俺のは特別製だから、

スペック上では、第三世代並みのはずだけどな………)」

それでも、高火力の兵を、運用できる上

誰でも使えるので、俺達傭兵にも必需品になっている。

「(まったく………。どっかのバカか知らないが、謝だな)」

この『強化外骨格』のおで、

俺も飯を食えている訳だが、

今の國家間の小競り合いも、

主力は、この『強化外骨格』なんだよな。

「人は過ちを繰り返す生き」だと、

何かの書で読んだことがあったが

本當にその通りだと、思う。

「準備出來たぞ!チェックしてくれ!!」

「ああ!」

思いにふけっていたら、何時の間にか準備が終わっていた。

「システムチェック開始……。

ジェネレーター及び、ラジエーターともに問題なし。

システム………。オールグリーン。

各部駆系、作チェック終了………。問題なしだ!!」

「おう!頑張ってこいよ!!」

「行ってくる!!」

各種チェックを終えた俺は、アレックスに別れを告げ、輸送ポートに向かう。

初めて小説っぽいを執筆させていただいております。

々と手さぐりでやらせて頂いておりますので

至らぬ所も多々あると思いますが、よろしくお願いいたします。

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