《最果ての世界で見る景》『プロローグ』
兄さんが仕事に出かけてから數日………。
私達は変わらずの日々を過ごしている。
「兄貴は何時ぐらいに戻るんだろうな?」
夕飯が終わり、後片付けをしていると
弟の『ヒー君』事、『ヒスイ』が
私達の育ての親でもあり兄でもある
『アキト』さんのスケジュールについて質問してきた。
基本、兄さんが居ない時は
部屋でダラダラしているだけのヒー君だけど
この日は、珍しく私の手伝いをしてくれている。
と、言っても私にとっては、無駄に仕事を
増やされているが拭えないんだけどね………。
「(ま~、そこも含めてヒー君らしいけど)」
そんなことを思いながら、私はカレンダーを
確認しながら、ヒー君の質問に答える。
「予定だと後2・3日は帰ってこないんじゃないかな?」
「そうか」
ヒー君が兄さんの帰りを待つ時は、
大が暇を持て余してるか
構ってしいかなんだけど………。
「どうかしたの?」
「いや、兄貴がいないと退屈だからさ………」
「そ~思うんなら、仕事してきたら良いじゃない?」
「だが斷る!」
「何を自信満々に………」
予想通りの答えに、いつも通り『仕事に行け』と促すものの
自信満々に拒否をしてくる………。
「(こ~言う所はめんどくさいな………)」
「兄貴、早く帰ってこないかな~」
「そうだね………」
相も変わらず私達は、兄の帰りを待つ………。
いつもの様に………。
それから更に數日経っても、兄は帰ってこなかった。
「流石に遅くね~か?」
「うん………」
兄さんに限って、萬が一があるとは思えないけど
流石に不安が募る………。
守義務の関係上、仕事容を教えてもらえない
可能の方が高いけど、経過報告だけでも教えてもらえないか
兄の職場に問い合わせをしようとした時
玄関をノックする音が聞こえてきた。
「兄貴か?」
「兄さんがノックする?」
今までも兄さんがノックしたことは無かった。
「取り敢えず、出てみるか」
「そうだね」
ヒー君と一緒に、玄関を出ると
そこには、見慣れない人達が居た。
「どちら様でしょうか?」
意を決して、先頭の人に問いかけてみると
「失禮致しました。アトラスの報部隊所屬の『ロバート』と言う者です」
先頭の人が差し出した名刺を確認すると
彼らは兄さんが働いている組織の諜報部隊に所屬している人達だった。
「あの………。ご用件はなんでしょうか?兄はまだ仕事中でして………」
兄さんに仕事の依頼がったのかもしれないけど
肝心の兄さんが今は仕事中で家にいない。
出直してもらおうと考えていると………。
「落ち著いて聞いてください。この度、任務に就かれておりました
『アキト=ハーヴェル』様の部隊が全滅。そのご報告に參りました」
「………え?すみません、今なんて………??」
「はい。『アキト=ハーヴェル』様の部隊が全滅。アキト様は戦死致しました」
この日、私の大切だった日常は………。
終わりを迎えた………。
初めて小説っぽいを執筆させていただいております。
々と手さぐりでやらせて頂いておりますので
至らぬ所も多々あると思いますが、よろしくお願いいたします。
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