《最果ての世界で見る景EPISODE 2 - 3

「了解しました!それでは、自己紹介からしますね!

私は『ヤヨイ・スメラギ』と言います。主な仕事は、『研究員兼サポート』となりますね」

最初に名乗ったのは、ボブカットの

予想通りここの研究員だったみたいだ。

「次は俺だな。名前は『エミリー・バレンタイン』。

同じく『研究員』で、この施設の『統括チーフ』をやってる」

「マジかよ………」

態度から察するに、

それなりの地位に居るとは思ってたが

まさかの統括チーフとは………。

こいつが上司とか、ここのスタッフが可哀想だ………。

「あ?なんか文句でもあるのか?」

「………無いです」

下手に絡まれると、話が進みそうに無いから

今はスルーしとくのが吉だな。

「最後は、ウチやな!名前は『朱音・バレンタイン』。

主に『戦闘擔當』やな」

「え?君が『戦闘擔當』??」

服裝から考えて何かしらの訓練生だと思ってたんだが

まさか、戦闘要員だったとは………。

「なんや?文句でもあるんか?」

「………」

さっきからじてたんだが

何でここの連中は、こうも威圧的なんだ?

こういう時は、スルーするのが無難だな。

俺もとっとと、自己紹介しとくか。

「次は俺だな。名前は………」

「知ってますよぉ。『アキト・ハーヴェル』さん………。ですよね?」

ヤヨイさんが人當たりの良い笑顔を浮かべながら、

俺が名乗るより先に『俺の名前』を呼んだ。

「………。俺の『事』を含めて、説明してくれるんだよな?」

朱音と名乗った、の子もそうだが

ここの連中は俺の事を知ってる節がある。

恐らく瀕死だった俺を助けてくれたんだろうが

それでも、今のこの狀況に関しては、話が別だ。

現狀把握も大事だが、別にこいつらに、こだわる必要はない。

が知れない………。

いっその事抜け出すか?

「順を追って説明しますので、し落ち著いてもらえませんか?」

戦闘態勢にったのを見越したのか、

ヤヨイさんが、困ったような顔を浮かべながら提案してきた。

エミリーとか言う不良研究者と

ヤヨイさんに関しては、恐らくだが

戦闘になった際は、問題なく制圧できるだろう………。が

自分の事を『戦闘要員』と紹介した、『朱音』に関しては

実力が未知數だ………。

仮にここを抜け出せたとしても

施設自の規模が分からない………。

流石に素手で如何こう出來ると思えるほど

俺は楽観視できない。

殘るも地獄。進むも地獄。

「(………腹をくくるか)」

まぁ、人の事を『蘇生』するだけしといて

『熱い掌返し』をすることは無いだろうという

打算のもとだが………。

深呼吸をして、高ぶっている気持ちを徐々に落ち著けていく。

初めて小説っぽいを執筆させていただいております。

々と手さぐりでやらせて頂いておりますので

至らぬ所も多々あると思いますが、よろしくお願いいたします。

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