「では次に、『今いる場所』につていの紹介にりたいと思いますが………。

アキトさんは、ここが何処だかお分かりですか？」

そう言われて、し考えてみる。

そもそも『アンドロイド』と言う存在を俺は聞いたことがない。

容から考えると『強化人間』の概念に近い気がする。

もしそうなら、その技の先進國は『ティファレト』だから

俺が居るのは『ティファレト』の施設となるのだが………。

ただ、俺が聞いた『強化人間』の技は、

『』に何かしらの『裝置』を埋め込む手をするはずなので、

割合としては、『生7』に対して『機械化が3』だったはずだ。

今の俺みたいに、『生1』に対して『機械化が9』なのは違う気がする。

次に可能が高いとすると、『自立無人兵』を保有する『マルクト』だな。

あそこの國は、生活から軍事と言った、ほぼ全ての分野で『機械』が支流となっている。

中でも『完全自立型兵』は、何処の戦場でも主力となっていた。

ただ、主に機を制しているのが『ＡＩ』だったはずなので、

何かしらの新兵開発の一環で、『ＡＩ』を『人間の脳』に変更したとしても

不思議ではない！気がする………。

「（いや………。まてよ？）」

さっきヤヨイさんは、何て言っていた？

『ここまで破損が酷いと蘇生が出來ない』と言っていなかったか？？

もし、『の再生』も可能だとすれば、『ケテル』と言う線も浮上する。

『ケテル』は『マルクト』と違って、主だった技が『生培養』だった。

『生培養』で生み出された生は、『生兵』として運用されている。

厄介なのが、『レベル』に応じて、『強さ』が変わっていくのが特徴で

過去に対峙した事がある、『レベル2』には大分手こずらされたな。

『ケテル』に関しては、純度100％で『生が10』だから

やっぱり、今の俺の狀態とは違う………のか？

考えれば、考えるほど分からなくなっていくな。

「大分迷われていますが、答えは出ましたか？」

ついには、頭を抱えて考え出した俺にヤヨイさんから催促が出る。

まぁ、間違ったところでペナルティーがある訳ではないので

取り敢えず、可能が高い『マルクト』と答えた。

「『マルクト』ですか。因みに、理由を聞いてもよろしいですか？」

「そもそも俺は、『アンドロイド』と言う存在を聞いたことがない。

だけど、『ほぼ機械化』している所から考えて、

一番『機械の運用』に長けている『マルクト』が、

俺の中では決め手になったな」

「程です」

俺が『マルクト』を選んだ理由を聞いて

納得したのか、ふむふむと首を縦に振っているヤヨイさんだったが………。

「そのじですと、他の國の特徴もご存じだと思いますので

説明を省きますが、結論から言いますと

今、アキトさんが考えられている、どの國とも

私達が所屬している『ここ』は違います」

「何処とも違う？」

それはおかしい………。

確かにある程度、権力を持った奴が作った

獨自の小さな國家モドキみたいなはあったが

それでも、三國家の派生型みたいなものだった。

ここみたいに、『新しい概念』を持ち

それを『形にするだけの力』がある國を

俺は他に知らない。

「じゃ、一ここは何処なんだ？」

初めて小説っぽいを執筆させていただいております。

々と手さぐりでやらせて頂いておりますので

至らぬ所も多々あると思いますが、よろしくお願いいたします。