《最果ての世界で見る景》EPISODE 3 - 4
こうして俺のダアト散策は、一先ず終了することにした。
散策が終わり、エリア4へ戻ってきた
俺と朱音だったが………。
「さて。これから、どうしたものか………」
思いのほか、スムーズに散策が
終わったのは良かったが、
またヒマになってしまった。
「これから、どうするんや?」
「ん~。正直、何をしようか悩んでるな」
「良かったら、ウチが
『とっておきの場所』に招待したろうか?」
次は何をしようかと考えていた所、
朱音から思いもよらない提案が上がった。
「じゃ、お言葉に甘えさせて貰おうかな」
「よっし!決まりやな!」
こうして、再び移を開始する。
しばらく、朱音に付いて行くと
どうやら目的地に到著したようで、
小走りで中央まで走って行った。
MAPで場所を確認した所、
エリア5の大分端っこみたいだった。
「これは………。スゴイな………!」
「せやろ?」
朱音に続き、ゲートを潛るのと同時、
目の前に飛び込んで來た、風景に想わずため息が出る。
一見すると何の変哲もない、小さな公園だったが、
見渡す限りの彩鮮やかな、天然の『草花』が咲きれていた。
「これだけの『天然』の『自然』は、
ここでも、珍しいんじゃないのか?」
「せやな……。他にも公園はあるけど、
そこにあるのは、全部作りもんの
『人工樹』ばっかりやからな………」
そういうと、朱音は1本の樹に向かうと
唐突に、その樹に上りだした。
の數秒で、樹の天辺に著くと
今度は、枝に実っていた果を2個、捥ぎ取った。
何をしているのかと見守っていると
そのの1個を俺に投げて寄こす。
慌てて、け取った果を見てみると
『リンゴ』のような果だった。
自信が無いのは、俺が知ってる『リンゴ』は、
干乾びていて、食べても砂を齧ってるような
気になる代だったから。
だから、ここまで瑞々しいは見た事が無い。
手の中の果をどうしたものかと弄んでいると、
樹の上から飛び降りた朱音が、
こちらに戻ってきつつ、自分用に捥ぎ取った分を齧りだした。
「ん~~~。何時食べても味いな!」
凄く幸せそうな顔を浮かべて
リンゴを食べている朱音を見て、
俺も意を決して、リンゴを齧る。
「ん!」
一口齧るごとに、仄かな酸味と甘みが
口の中、一杯に広がる。
夢中になって、リンゴを食べる俺を見て
楽しそうに笑いながら、朱音も殘りのリンゴを食べる。
食べてる時は、あまりの味さに
つい夢中になってしまったが、
そもそも、勝手に食べても良かったのか………?
し不安になってきたので、
その事を朱音に聞いてみたが、
「ここの公園にあるは全部
『ケテル』の人達が、研究の息抜きに作った所なんや。
さっき食べた奴も『好きな時に食べてええよ』って
言われてるから、気にせんでも大丈夫やで」
「それなら、良いけど………」
そういつつ、もう一度辺りを見渡してみる。
場所が場所なだけに、今は俺と朱音しか居ない。
「靜かで良い場所だな」
地下空間なのに、『疑似太』のおかげで
まるで『外の世界』に居るような気がしてくる。
「あそこで、し話でもせんか?」
そう言って、朱音が2人掛けのベンチが
並んでる場所を指差した。
「あぁ。良いぜ」
特に斷る理由もなかったので、
それに頷きつつ、並んで歩く。
ベンチに腰かけて、暫くしても
中々朱音が話してこない………。
何となく、中央にあった
溜池を1人で眺めていると、
意を決したのか、朱音が話題を振ってきた。
初めて小説っぽいを執筆させていただいております。
々と手さぐりでやらせて頂いておりますので
至らぬ所も多々あると思いますが、よろしくお願いいたします。
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