《最果ての世界で見る景》EPISODE 3 - 8
初めて小説っぽいを執筆させていただいております。
々と手さぐりでやらせて頂いておりますので
至らぬ所も多々あると思いますが、よろしくお願いいたします。
質問の意図がわからず、しばし考えてみたものの
軍事施設以外の答えが思い浮かばない………。
「どうもこうも、軍事施設以外の何なんだ??」
エミリーの奴が勿ぶっていることから、
ただの軍事施設ではないのだろうが、
流石に詳しい事は分からないので、
無難なけ答えをしてみる。
「そう、表向きはな……」
だから何でイチイチ、
キメ顔を俺に向けてくるんだ?
いい加減毆り飛ばしてやろうか………。
「表向き……?どう言うことだ??」
まぁ………。
正直な所、エミリーに付き合ってたら
時間がいくらあっても足りないので、
大人な俺はスルーして話を先に進める。
エミリーも察したようで、
舌打ちしつつも、話を元に戻す。
「まぁ、単純な話なんだが、
表向きは、ダアト直轄の軍事施設なんだが、
『宇宙開発施設』と言うのが実態だ」
「ん?何でそんな
まどろっこしい事をしてるんだ?」
軍事施設の分だけ
開発スペースが狹まってるので、
いっそうの事、軍事施設を解散した方が
開発スペーズが、
増えるて作業効率も上がりそうなものなんだが………。
その事を指摘してみると
至極當然の答えが返ってきた。
「アキトの言う通りなんだが、
ただその場合、他國に橫やりを
れられる恐れがあるからな。
表向きは、軍の訓練施設ってことにしとけば
ちょっかいを掛ける奴らも減るだろ?
現に今までに他國からの『監視』はあったが、
それ以上のことは無かったからな」
それが、今回は『襲撃』からの
『壊滅』になったわけか………。
「それにしても、そんな施設があるなんて初耳だぞ?」
朱音からの施設紹介でも
話題に上がらなかった位だ………。
もしかして、意図的に隠されたのかと思い
朱音の方に向いてみると、
朱音も初めて聞かされたようで
無言で左右に首を振っていた。
「當たり前だろ、トップシークレットだぞ?
知ってるのも、上層部の一部だけだ」
確かに………。
これだけ、大がかりな施設なら
報洩を防ぐ為にも
必要最低限に止めるのは分からなくはない。
「話は分かったけど、
今回の仕事と、どう関係するんだ?」
それでも、これだけの理由で
無謀な戦闘をするのは些か疑問に思う。
他に何か理由でもあるんだろうか??
「『ポイント:M-7』以外にも、
ポイント:『A-11』と『B-5』が襲撃されているんだが……。
どちらも、裏では我々の関連施設に該當する」
「もしかして……」
「そう、襲撃者の意図は測りかねるが、
明確に我々にケンカを売ってると言うことだな。
それにだ………。
このまま『ベフィモス』が進軍した場合、
ダアトが直接、狙われる可能が高い」
程………。
確かにダアト直轄の施設が
立て続けに襲われていれば
無視できない案件になるな。
「だから早いうちに叩き潰すって事か?」
「その通りだ」
戦う理由は分かった。
だが………、作戦もなく
ただ闇雲に戦わされるのは
免こうむりたい。
「なら、的にはどうするつもりだ?」
そこが、しっかりしていない事には
『YES』とは、答えられない。
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